農学・エネルギー専攻修士が大手エネルギー・インフラ企業を選ぶまで

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LabBase Media 編集部

農学・エネルギー専攻修士が大手エネルギー・インフラ企業を選ぶまで

「研究は楽しいけれど、これをどう社会に繋げればいいのだろう」 理系学生なら一度は抱くそんな葛藤を、等身大の努力で突破した学生がいます。地方国立大学で、山間地の未利用木材を農業に再活用する「循環型社会」の研究に没頭していたSさん。 研究室と実験室を往復する多忙な日々の中、彼はどのようにして「第一志望」と出会い、研究と就活の両立という荒波を乗り越えたのでしょうか。 早期内定という形で見事に納得のいく終止符を打ったSさんの、泥臭くも戦略的な1年間の軌跡を辿ります。 【この記事でわかること】 ・研究と就活を両立させるための「時間管理」と「優先順位」のリアル ・自分の専門性を正当に評価してくれる企業と出会うためのスカウトサービス活用術 ・インターンシップから早期選考、そして納得の内定へ至る意思決定のプロセス

学生プロフィール

項目内容
名前Sさん
大学院名地方国立大学大学院
専攻・分野自然科学研究科(農学・エネルギー系)
研究テーマ山間地における未利用木材の農業的・循環的利用に関する研究
志望業界エネルギー、インフラ
内定状況大手エネルギー・インフラ企業


就活タイムライン

時期就活の動き研究・学業の状況
M1 4-5月就活を意識。LabBase就職に登録。2年間の研究計画を策定。文献調査に没頭。
M1 6-8月カジュアル面談、インターン応募(3社)。基礎データを取るためのプレ実験を開始。
M1 8-9月夏季インターンシップ参加(2社)。毎日研究室に通い、繰り返し実験を行う。
M1 10-12月早期選考開始。ES提出、面接が重なる。実験データの検証と計画の練り直し。多忙を極める。
M1 1-2月最終面接。第一志望から内定。就活終了。データの解析、中間発表の準備。


「研究を1年で終わらせるのはもったいない」


──Sさんの研究について教えてください。「山間地の木材を農業に活用する」という非常に興味深いテーマですが、具体的にはどのようなことをされているのですか?


Sさん:大きく分けて二つの軸があります。一つは、農業用ハウスの暖房燃料として未利用木材を使うためのシミュレーション。もう一つは、燃やした後に残る残渣を利用するための研究です。 現状、農業は化石燃料や輸入肥料に強く依存していますが、これを国内の資源で循環させることで、再生可能エネルギーへの転換と自給率の向上を目指しています。


──社会的な意義がとても大きいですね。そもそも、修士課程に進まれたのは研究を深めるためだったのでしょうか。


Sさん:そうですね。学部の4年生で研究を終わりにするのはもったいないと感じたんです。 3年間しっかり研究に取り組んでから社会に出るほうが、知識もスキルも身につき、自分にとって良いステップになると考えました。


きっかけは一通のスカウト。「まずは全部聞いてみる」から始まった


──就活を意識し始めた時期と、当時の心境を教えてください。


Sさん:意識したのは修士1年の5月末ごろです。 浪人時代の友人が1学年上にいて、「LabBase就職に登録しておくといいよ」と勧めてくれたのがきっかけでした。 ただ、当時は研究と就活をどう両立させればいいのか、知識も全くない状態で不安しかありませんでしたね。


──具体的にはどのように動き出したのですか?


Sさん:まずはLabBase就職にプロフィールを登録しました。 最初に声をかけてくれたのが今の内定先なのですが、4月の終わりごろにスカウトをいただいたんです。 「まずは話が来たところは全部聞いてみよう」というスタンスで、説明会やカジュアル面談に参加し始めました。


──最初から業界を絞っていたわけではなかったのですね。


Sさん:右も左もわからなかったので(笑)。でも、大学のキャリアセンターや就活エージェント、そしてLabBase就職などを交互に活用しながら、少しずつ情報をキャッチアップしていきました。


LabBase就職という近道。研究を読み込んだスカウトの価値


──様々なサービスを併用する中で、LabBase就職を使ってみていかがでしたか?


Sさん:一番感じたのは、企業の方々が「自分の研究内容を本当にしっかり読んでくれている」という安心感です。 自由記述の研究概要欄を隅々まで読み、私のやりたいことを汲み取った上でスカウトを送ってくれているのが文面から伝わってきました。 だからこそ、こちらも「この会社についてしっかり調べよう」という前向きな気持ちになれました。


スカウトをきっかけにカジュアル面談をセットしていただき、そこからインターンシップ、そして早期選考へとスムーズに進むことができました。 特に内定をいただいた企業は、自分の専門分野である再生可能エネルギーと事業内容が完全にマッチしており、最初から手応えを感じることができました。


──他のスカウトサービスとの違いはどこにありましたか?


Sさん:他サイトに比べて、届く企業のレベルが非常に高いと感じました。 誰もが知る大手企業から、自分の研究をピンポイントで必要としてくれる企業まで、挑戦する機会を数多くいただけたのが大きかったです。


限界を超えそうだった11月。研究と選考の「泥臭い」両立


──研究との両立で苦労されたことはありますか?


Sさん:11月、12月が一番きつかったです。 ちょうどプレ実験のデータが出始めて解析に追われる時期に、早期選考の面接、本選考の説明会、ESの締め切りが一気に押し寄せてきたので、体調を崩しかけるほど忙しかったなと思います。


──その忙しさはどう乗り越えたのですか?


Sさん:まずは研究室の先生に正直に話し、一時的に研究のペースを落とさせてもらいました。 就活はタイミングを逃すと取り返しがつかないので、その時期は就活を優先させてもらった形です。 同時に、受ける企業を徹底的に吟味して絞り込みました。 全てに手を広げて対策が疎かになるより、第一志望群にエネルギーを集中させたほうが、結果として研究時間も確保できると考えたからです。


──「一点集中」が、多忙な修士1年における戦略だったのですね。


Sさん:はい。毎日研究室に行って、実験が終わったら就活をするというサイクルを崩さず、地道に、でも効率を求めて動き続けました。


「再エネをビジネスとして社会に届ける」決断の軸


──最終的に、内定先を第一志望に決めた決め手は何だったのでしょうか。


Sさん:自分の研究テーマである「再生可能エネルギー」を、ビジネスとして社会に役立てていく道が明確に見えたからです。 アカデミックな世界で研究を突き詰めるのも魅力的ですが、私は自分が関わったエネルギーが実際に地域や社会を動かす現場に身を置きたいと考えました。 インターンシップで社員の方々の目的意識や働き方を目の当たりにし、「ここなら自分のやりたいことが実現できる」と確信しました。


──納得のいく形で就活を終えられたのですね。現在の心境はいかがですか。


Sさん:早期に決めることができたので、今は肩の荷が下りた気分です。 これで来年度は、一切の迷いなく研究に没頭できます。 早めに動き出し、集中して取り組んで本当に良かったです。


後輩へのメッセージ


Sさん:修士1年生は、おそらく人生で一番忙しい時期の一つです。だからこそ、「早めに動くこと」が、後から自分を助ける唯一の近道になります。


自分の研究を社会でどう活かすか悩んでいるなら、まずはLabBase就職のような、専門性を正当に評価してくれる場所で声を待ってみてください。 そこで得られる一通のスカウトや一回の面談が、思わぬ形で研究とキャリアを繋げてくれるはずです。毎日気を抜かずに一歩ずつ進めば、必ず納得できる結果がついてきます。頑張ってください!


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編集後記


インタビューを通じて印象的だったのは、Sさんの「誠実さ」と「客観性」です。 研究の社会的意義を熱く語る一方で、自分のキャパシティを見極め、時には先生に相談してペースを調整する。 この「自分をコントロールする力」こそが、難関企業からの評価に繋がったのだと感じました。


理系学生にとって、研究はアイデンティティそのもの。それを「就活のために犠牲にする」のではなく、「研究を深めるために、戦略的に就活を早く終わらせる」というSさんの姿勢は、多くの悩める学生にとって一つの理想的なモデルになるはずです。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


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ライター
LabBase 編集部
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