学生プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お名前 | Sさん |
| 大学院名 | 山形大学大学院 |
| 専攻・分野 | 理工学研究科 化学専攻 |
| 研究テーマ | 界面活性剤を用いた汚染物質の吸着に関する研究 |
| 志望業界 | 化学メーカー、放送業界、IT |
| 内定状況 | キー局、総合化学メーカー、大手消費財メーカー、化学メーカー、IT・コンサルティング企業の計5社 |
就活タイムライン
| 時期 | 就活の動き | 研究・学業の状況 |
|---|---|---|
| M1 5月 | SNSで合同説明会の広告を見て焦りを感じ、就活を開始 | 大学院の授業と研究の並行期間 |
| M1 6-8月 | 大学内のOBセミナーに参加。自己分析や情報収集を継続 | 9月までの「研究完結」を目指し、実験にフルコミット |
| M1 9月 | 冬インターンの応募準備、LabBase就職でのスカウト対応開始 | 学会に出場。以降、研究を一時休止し就活へシフト |
| M1 10-12月 | キー局のインターンに参加 | 研究のアドバンテージを活かし、就活に専念 |
| M1 1-2月 | 本選考ピーク。10社の選考を並行し、計5社から内定 | 毎日スタバに通い、ES作成と面接対策に没頭 |
| M1 3月 | キー局への入社を承諾し、就活終了 | 納得のいく形で研究へ復帰 |
「スペックが全て」だと思っていた、焦りの5月
──就活を始めた当初、どのような不安を抱えていましたか?
Sさん:修士1年の5月頃、SNSで有名企業のロゴが並んだ合同説明会の広告が流れてきて、「やらなきゃまずい」と唐突に焦りを感じたのが始まりでした。 当時は、TOEICの高得点や留学経験、輝かしい学歴といった「スペック」がないと、良い企業には入れないと思い込んでいたんです。 自分には特筆すべき資格もなかったので、漠然とした大きな不安だけがありました。
──研究の方はどのような状況でしたか?
Sさん:界面活性剤の研究をしていて、将来は化学メーカーの道に進むのだろうと、なんとなく考えていました。 でも、研究室に毎日目を輝かせて実験に没頭する仲間がいる一方で、自分はそこまで研究が好きになれなかった。 社会に出た時に彼らと戦っていけるのかと考えた時に、「今のうちに視野を広げなければならない」という危機感が芽生えました。
「研究が最大の就活対策」になる戦略的スケジュール
──そこからどのように動きを変えていったのですか?
Sさん:大きな転機は、6月に大学の事務室前の掲示板で見つけたOBセミナーでした。 総合化学メーカーに内定した先輩に対して質問したところ、「特別なスキルがなくても、研究に対する思いを言語化できれば内定はもらえる」と気づいたんです。 そこで「研究を本気でやること自体が、就活のためになる」と気づき、独自のプランを立てました。
──そのプランとは?
Sさん:5月から9月の学会までは、就活をほぼ休止して研究に100%ベットする。 その代わり、9月以降は研究をストップして、空いた時間を全て就活に充てるという「先行逃げ切り型」の戦略です。 夏インターンをあえて見送るというリスクを取りましたが、そのおかげで秋以降の早期選考に全力で臨むことができました。
LabBase就職が切り拓いた「大手への特別ルート」
──LabBase就職を使い始めたきっかけや、感じたメリットを教えてください。
Sさん:最初は「とりあえず登録してみよう」という軽い気持ちでしたが、秋口から誰もが知るような大手企業からスカウトが届き始めたんです。 驚いたのは、化学メーカーだけでなく、全く想定していなかったキー局(テレビ局)からも声がかかったことでした。 自分で探しているだけでは絶対に出会えなかった業界だったので、世界が一気に広がりました。
──選考において、LabBase就職の存在が助けになったと感じる場面はありましたか?
Sさん:間違いなくありましたね。LabBase就職のプロフィールに書いた研究内容や強みを評価してスカウトをくれるので、実質的に「書類選考を半分パスしている」ような感覚でした。 企業側も「この学生なら自社に合う」と判断した上で送ってくれているので、そのプロフィールをESに流用するだけで、驚くほどスムーズに選考が進みました。 研究に時間を割かなければならない理系院生にとって、この「効率的な特別ルート」は非常に強力なサポーターだと実感しました。
研究で貯金を作ったからこそ、就活に専念できた
──1月から2月の選考ピーク時は、どのような生活でしたか?
Sさん:毎日カフェに通い、面接対策を繰り返していました。 10社の選考が同時並行で進んでいたので、スケジュール管理は本当に過酷でしたね。 でも、9月までに研究で結果を出していたおかげで、教授も就活に専念させてくれました。 研究と就活のバランスに苦しむ理系学生は多いですが、私の場合は「研究で貯金を作った」ことが、精神的な支えになりました。
──面接で苦戦したことや、そこからの学びは?
Sさん:初期の選考では、自分の弱みである「保守的な面」をそのまま伝えてしまい、落ちたことがありました。 その時、企業のホームページやIRを徹底的に読み込み、企業が求める人物像と自分のエピソードを「マッチング」させる重要性に気づきました。 研究で失敗を分析して次に活かす習慣があったからこそ、就活の不採用も一つのデータとして冷静に改善できたのだと思います。
スピード感と「誰かのために」という実感を求めて
──最終的に、キー局を選んだ決め手は何でしたか?
Sさん:研究職を志望する中で感じていた、「成果が社会に届くまでのスピードが遅すぎる」という葛藤が解消されたからです。 テレビ局の仕事は、自分が携わったものがすぐに世の中へ届き、誰かのためになっていることを実感しやすい。 インターンで出会った社員の方々が、少数精鋭で一丸となって高い目標に向かう姿勢にも強く惹かれました。
──内定後の社長面談では、かなり踏み込んだ質問をされたとか。
Sさん:はい、「社長から見たこの会社の“らしさ”とは何ですか?」とぶつけました。 すると、「“らしさ”なんて自分で言うものじゃない、他人が決めるものだ」と冗談混じりに怒られて(笑)。 でも、その気さくなやり取りを通じて、若手でも意見を求められる社風だと確信し、迷いなく承諾を決めました。
後輩へのメッセージ
──最後に、これから就活を始める28卒の学生へ、アドバイスをお願いします。
Sさん:就活は「周りがやっているから自分もやらなきゃ」と焦りがちですが、大切なのは「自分なりのペースと納得感」です。 理系だからといって、専門分野だけに縛られる必要はありません。 研究で培った「失敗を分析して次に繋げる力」や「一つのことに打ち込む熱量」は、どんな業界でも通用する最強の強みになります。 環境のせいにせず、自分と向き合う時間を大切にしてください。納得のいくまでやり抜いた経験は、必ず将来の自信に繋がります。
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編集後記
Sさんのインタビューを通じて最も印象的だったのは、その圧倒的な「客観視する力」です。 自身の研究に対する情熱を仲間と比較して冷静に評価し、早期に別業界へ舵を切った決断。そして、不採用の原因を企業分析の不足と結びつけ即座に修正した柔軟性。 それらは決して研究を「捨てた」のではなく、研究で培った論理的思考を「就活というフィールドで最大限に発揮した」結果だと言えます。 理系院生というアイデンティティを戦略的に使いこなし、放送業界という憧れの舞台を勝ち取った彼の姿は、多くの理系学生に新たな希望を与えることでしょう。
こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。
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