この記事でわかること
- ー研究を活かした就職では、夏インターンの参加有無より研究への取り組みとその言語化が重視されること
- ー秋まで研究に打ち込んだ人が技術面接で差別化できる具体的な理由
- ー研究に忙しい人が今やっておくべきたった1つのアクション
夏インターンに行けなかった=出遅れ?研究を活かした就職なら答えはNo
結論から言うと、研究を活かした就職を目指す場合、夏インターンに行けなかったからといって不利にはなりません。
もちろん、サマーインターンは業界や企業を知る貴重な機会であり、LabBaseのアンケートでも約93%の理系院生が参加しています。この数字を見ると「自分だけ取り残されている」と感じるかもしれません。
しかし、研究開発職・技術職の採用においては、インターンに参加したかどうかよりも、「研究にどう向き合ってきたか」が評価の中心です。企業が研究者を採用する背景には、技術革新や新規事業創出のために、研究開発そのものが企業の競争力の源泉になっているという事情があります。だからこそ、採用担当者は「インターンに来た回数」ではなく、「この人は研究者として活躍できるか」を見ています。
秋冬インターンや本選考からでも十分に挽回可能です。まずは焦らず、目の前の研究に集中することが、実は最も理にかなった就職戦略です。
企業が研究を活かせる人材の採用で本当に見ているポイントとは?
企業の研究採用において、選考で重視されるのはインターン経験ではありません。数百人の研究者選考を見てきた採用担当者によると、入社後に活躍する研究者には4つの共通点があります。
注目すべきは、この4つのどれもが「インターンに参加したかどうか」とは無関係だということです。企業が欲しいのは、専門性を身につけた経験、戦略的な思考、自律的な行動力を兼ね備えた人材です。そしてこれらの力が最も磨かれる場所こそ、日々の研究室での活動にほかなりません。
つまり、企業は「インターンに来たか」ではなく、「研究を通じてどんな力を身につけ、それを自分の言葉で語れるか」を見ています。研究で忙しい今の時間は、選考に向けた準備そのものでもあるのです。
企業が研究者に求める3つの力
行動力
秋まで研究に打ち込んだ人が、技術面接で差別化できる理由
研究を活かした就職の選考では、秋冬インターンや本選考で技術面接(研究発表面接)が実施されるケースが多くあります。ここでは、研究の深さと語れる力が直接問われます。
夏の間、就活に時間を割いていた学生と、研究に没頭して成果を積み上げてきた学生——技術面接の場で、どちらがより説得力のある発表ができるかは明らかです。
秋冬の選考で差別化できる3つのポイント
研究開発費ランキングTOP100の日本企業の2/3がLabBase就職を利用しているように、研究開発に力を入れる企業ほど、研究者としての素養を正面から評価する傾向があります。夏に研究を頑張った経験は、秋冬の選考でそのまま武器になります。
実際に、国際学会への参加と就活を並行させ、学会での質疑応答の経験がそのまま面接力につながったという先輩もいます。詳しくは「研究への没頭と学会経験で"面接無双"できた光工学系院生の体験談」をご覧ください。
また、夏インターンの選考で不採用が続いたものの、秋以降にFA業界という自分だけの軸を見つけて内定を獲得した先輩もいます(「夏インターン不採用からFA業界という軸を見つけた機械工学系院生の体験談」)。
研究を活かした就職を目指すなら、今やるべきは「就活」ではなく「研究」
今の時期にやるべきことは、就活サイトを巡回したりESを量産することではありません。まずは目の前の研究に本気で向き合うこと——それが、研究を活かした就職における最大のキャリア戦略です。
就活のためのアピール作りではなく、研究そのものに没頭すること。その姿勢が結果的に、選考で最も評価されるポイントになります。
ただし、研究をやりっぱなしにしないことが大切です。日々の研究の中で、以下のような問いを少しずつ意識してみてください。
これは就活のために無理に言語化するということではありません。研究に真剣に取り組んでいれば、自然とこうした問いに向き合う場面が出てきます。学会発表の準備やゼミでの議論も、立派な「言語化」の機会です。
採用担当が活躍する研究者の共通点として挙げる「自分の研究の意義を、専門外の人にも語れる」という力は、まさにこの振り返りの積み重ねから生まれます。研究に打ち込みながら、折に触れて自分の研究を振り返る。このサイクルが回っている人は、選考の場で自然と説得力のある話ができるようになります。
毎日夜中まで実験を続けながらも、研究で培った戦略的な動き方で最終面接を突破した先輩の事例もあります(「研究との両立を「早めの戦略」で制し、医療機器メーカーの内定を掴んだ生物系院生の体験談」)。
研究に忙しい人こそ、LabBase就職が有利に働く3つの理由
LabBase就職は、「研究を頑張る理系学生のための就職活動サービス」です。理系院生の2人に1人が利用しており、研究に忙しい方にとって非常に大きなメリットがあります。
1プロフィールを書くだけで、企業からスカウトが届く
自分から企業を探しに行く時間がなくても大丈夫です。研究内容や専攻をプロフィールに登録しておけば、あなたの専門性に興味を持った企業から直接スカウトが届きます。研究室にいながら、就活の選択肢が広がる仕組みです。
実際に、3ヶ月間の海外調査中でもスカウト経由で企業と接点を持ち、大手メーカーの内定を獲得した先輩もいます。
2研究内容がそのままアピールになる
一般的な就活サービスではガクチカや課外活動が重視されがちですが、LabBase就職では研究内容こそが最大の武器になります。日々取り組んでいる研究をそのまま書くだけで、その専門性を正当に評価してくれる企業と出会えます。
3選考優遇つきのスカウトで、限られた時間を有効活用できる
インターンの選考免除や早期選考の案内など、優遇つきのスカウトが届くことがあります。書類選考や一次面接をスキップできれば、研究と就活の両立がぐっと楽になります。秋冬インターンや本選考に向けて、効率よく動きたい方にこそアドバンテージの大きい仕組みです。
機械系の院生が選考免除スカウトを活用し、研究時間を確保しながら納得のいく内定を得た事例もあります。
今すぐできるアクション:プロフィールに研究内容を書いておこう
今すぐ就活を本格始動する必要はありません。ただ、1つだけやっておいてほしいことがあります。
それは、LabBase就職のプロフィールに研究内容を書いておくことです。
プロフィールに書いておきたいこと
- •研究テーマの概要
- •使っている手法や技術
- •取り組んでいる課題
今の段階で書けることで構いません。完璧な文章でなくても大丈夫です。
すでにLabBase就職に登録している方は、プロフィールを更新して研究内容を充実させましょう。プロフィールを書いておくことで、秋以降の就活シーズンに企業があなたを見つけられる状態になります。研究を続けながら、就活の準備が自然と進んでいく——LabBase就職はそういう使い方ができるサービスです。
研究開発費TOP100の日本企業の2/3がLabBase就職を利用しています。あなたの研究に興味を持つ企業が、すでにLabBase就職で学生を探しているかもしれません。
研究を活かした就職のスケジュール感
夏(今)
| 秋〜冬
| 冬〜春
|
まとめ
- •研究を活かした就職では、夏インターンの参加有無より研究への取り組みとその言語化が重視される
- •企業が見ているのは、研究が好きであること、研究の意義を語れること、「なぜ」を突き詰める姿勢――いずれも研究室でこそ磨かれる力
- •秋まで研究に打ち込んだ人ほど、技術面接で差別化できる
- •研究をやりっぱなしにせず、動機やプロセスを振り返って言語化する習慣が選考で活きる
- •今やるべきことは、LabBase就職のプロフィールに研究内容を書いておくこと
就活の成功がゴールではなく、内定は研究者としてのキャリアのスタート地点です。今、研究に打ち込んでいる時間は、あなたのキャリアを切り拓く最大の武器になります。まずはプロフィールに研究内容を書くことから、一歩踏み出してみてください。
