多くの理系学生が直面するこの高いハードルを、「ゴールからの逆算スケジュール」と「LabBase就職をはじめとするスカウトサービスの活用」で克服し、年内に第一志望企業の内々定を獲得した27卒の先輩・Sさん。
今回は、Sさんが実践した就活プロセスと成功のポイントを時系列で詳しく解説します!
1. 【就活スタート&準備期:4〜5月】「全体スケジュールの戦略立て」と「できるタスクの先回り」
本格的な就活の動き出しは修士1年の4月上旬。まずは友人の招待キャンペーンをきっかけに「LabBase就職」などの就活サービスに登録し、就活サービスに触れるところから始めました。
その中で早期に取り組みんだのが、研究室の先輩に相談しながら「いつまでに何をすべきか」という就活全体のスケジュール感を把握し、戦略を立てることでした。
後から研究やES提出で忙しくなるということを見越していたため、4〜5月の準備期間を「先に進められるタスクを前倒しで進めておく期間」と位置づけ、次のようなスケジュールを描いてアクションを起こしていきました。
Sさんが描いた就活の全体スケジュール案
| 時期 | 区分 | 内容 |
|---|---|---|
| 4〜5月 | 準備期 | 業界・企業理解、自己分析、Webテスト対策などの基礎固めを完了させる |
| 6〜7月 | 繁忙期 | 研究のピーク(国際学会・中間発表)を乗り切りつつ、夏インターンのES提出に集中 |
| 8〜9月 | 集中期 | 研究を一時中断し、夏インターンシップ参加に集中して「志望軸」を固める |
| 10〜12月 | 早期選考期 | 志望企業を厳選して本選考に臨み、年内の第一志望内定・就活終了を目指す |
💡 先回りして進めたアクション
LabBase就職主催の各種説明会や合同説明会に積極的に参加し、早い段階から企業理解を深めた。
参考書を1周して基礎(主にSPI・玉手箱)を固めた。夏インターン選考でテストセンター等の受験回数を重ね、手応えを得た結果をストックした。その結果を本選考・早期選考へ使い回すことで、後半の選考負荷を軽減させた。
小学校〜大学までの「頑張ったこと」「楽しかったこと」「苦労したこと」を書き出し、そこからの成長や原動力を抽出した。共通点を整理したことで強みの理解やガクチカの軸が完成した。面接で過去の体験や関連するエピソードを思わぬ角度から深掘りされても、整理できていたおかげで迷わず答えられた。
友人同士で他自己分析を行い、自分では当たり前だと思っていた強みを再発見できた。面接の定番質問である「周囲からどんな人と言われるか」にも、具体的かつ説得力を持って答えられるように備えた。
就活ピーク時の負荷を減らすため、研究活動自体を前倒しで進行した。
💡 早期スカウトが就活の「アドバンテージ」に
4月上旬に「LabBase就職」へ登録した直後、早くも最初のスカウト(外資系IT大手など)を受けることができました。周囲の理系学生より一足早くスカウトを引き寄せられたのは、プロフ充実度60%以上・興味あり5社といった最低限の情報を即座に登録し、企業の検索に引っかかる状態を作れていたこと、そして本格的に動き出す学生が少ない4月頭から動き始めていたからかもしれません。
さらに、時間に余裕がある4〜5月の段階でスカウトが届いたからこそ、ただ通知を待つだけでなく、自発的な行動へとつなげることができました。届いた企業は1社ずつHPやIR情報を深く読み込んで事業内容や年収などの条件を精査したほか、スカウト企業が開催する説明会やワークショップにも積極的に参加しました。早期から実際の社員の雰囲気や仕事内容といった「生の情報」に触れられたことで、自分に合いそうな企業や就活で重視したい基準を、早い段階から自然と掴んでいくことができました。
2. 【ESラッシュと研究ピーク:6〜7月】国際学会と重なる極限状態を「時間管理」と「ES改善」で克服
6月は「国際学会の準備・参加」と「夏インターンのES提出ラッシュ」が同時に押し寄せ、最も忙しい時期となりましたが、徹底した時間管理で乗り切りました。
💡 スケジュール例
💡 苦戦から掴んだES改善のコツ
当初は選考に落ち続け、焦りもありましたが、他者の通過ESを読み込んで学んだり、生成AIを活用してESの質を向上させていきました。
- • 選考通過ESを読み込み「文章構成と展開」を分析
先輩のESが展開されている就活サイトを活用し、志望業界・企業の通過ESを徹底的に読み込みました。内定者の文章から「どのような構成で書かれているのか」「どの程度の具体度・エピソードで伝えているのか」を分析し、自分の書き方に反映させていきました。
- • 生成AIを「面接官役」として客観フィードバックに活用
自作の文章を生成AIに入力し、「自身の役割」や「課題克服プロセス」といった必須要素が伝わる文章になっているかをチェック。面接官の視点から見て、わかりにくい点はあるかなど客観的なフィードバックをもらうことで、文章の解像度を高めてブラッシュアップしていきました。
3. 【夏インターン期:8〜9月】研究を一時中断し、スカウトをきっかけに「第一志望」が確定
7月の中間発表、8月の論文執筆を終えた後、「年内に納得のいく内定を得て早く就活を終え、その後研究へ集中する」という逆算計画に基づき、8月中旬〜9月末は研究を一時お休みして就活に集中しました。
💡 スカウト経由で掴んだインターンと特別ルート
夏は5daysインターン3社(大手電機メーカー、大手SIerなど)、1dayインターン約10社に参加。大手SIerはスカウトサービスからの「ES免除」特典で参加決定し、大手IT子会社もLabBase就職のスカウトをきっかけに夏インターンへ参加しました。
💡 第一志望との出会い
夏インターンで実際の業務ワークを体験する中で、「技術の理解を深めるだけでなく、顧客や社会の課題解決というビジネス視点も両立できる環境」が自分に適していると実感し、SIerに絞っていき、その中で第一志望となる企業と出会いました。
特に心を惹かれたのは、最先端の技術を活用して生活の利便性を高め、「新たな社会の当たり前を作る大規模な事業構想」です。単にシステムを構築するだけでなく、自分の手がけた仕事が社会全体のインフラや人々の暮らしを根本から変えていくスケールの大きさに、強い高揚感を覚えました。
自分の専門領域と完全に一致していたわけではありませんでしたが、自身の技術的知見を活かせそうだと感じられたこと、そして何より「この事業を自分の手で実現したい」「これなら熱意を持って働き続けられる」と心から思えたことが、志望軸を確定させる一番の決め手となりました。
4. 【早期選考・秋インターン期:10〜12月】戦略的アプローチで目標の「年内内定」達成!
秋には夏に参加できなかった企業の3daysインターンに2社参加しつつ、本選考を進める企業を厳選した3社に絞り込んで早期選考に臨みました。
本選考・早期選考のタイムライン
| 時期 | 選考状況 |
|---|---|
| 9月下旬〜 | LabBase就職のスカウト経由で夏インターンに参加したIT子会社の早期選考が開始。早期に選考経験を積み、自信をつける。 |
| 10〜11月 | 秋インターン(3days×2社)に参加しつつ、早期選考を進行。 |
| 11月上旬 | IT子会社より内々定獲得! |
| 11月末 | 第一志望である大手電機メーカーより内々定獲得! |
| 12月中旬 | スカウト経由で出会った大手SIerより内々定獲得! |
目標通り、年内に第一志望を含む納得の内定を獲得し、早期に就活を締めくくることができました。
5. 就活全体を振り返って:成功の要因と後輩へのアドバイス
Sさんが年内内定を達成できた要因は、「戦略的なスケジュール管理」と「スカウトサービス活用による企業接点の拡大」の2つです。研究室の先輩や同僚と予定を可視化・共有したことで、早い段階でゴールまでの流れを把握できました。
💡 スカウトサービス活用がもたらした最大のメリット
- 知らなかった企業を知り、出会いが増えた
自分1人では知ることができなかった優良企業をスカウトで知り、そこからインターン参加や内定獲得へつながり、就活の選択肢を大きく広げることができた。
- 難関企業の書類選考免除
ES通過が難しい難関企業でも、スカウト特典(ES免除や特別案内)によって有利なスタートを切ることができた。
- 多忙期の精神的支え
研究の忙しさや選考落ちで精神的に大変な時期も、「自分を見てくれている企業からスカウトが届く」という事実が大きな安心感と自信になった。
🎓 28卒の後輩へのエール
- 「いつまでにどうなりたいか」目標を明確にする
就活と研究の両立は大変で不安や焦りもあると思いますが、目標さえ決めておけば焦る必要はありません!
- 研究の忙しい時期を考慮して逆算計画を立てる
インターンなどで実際に足を運び、「自分にとって本当に大切なものは何か」という軸を見極めてみてください。スカウト機能も賢く頼るのがおすすめです。
- 専門性と想いを信じて一歩ずつ進める
自分の専門性や想いを信じて進めば、きっと納得のいく最高の未来や素敵な企業との縁を引き寄せられるはずです。応援しています!
