ITER機構

エネルギー

27年28年29年30年就職:本採用
研究開発職

<ポスドク分野紹介(博士)> プラズマ対向材料・トリチウム/ダスト管理

海外
募集職種
研究開発職
対象資格
2027年、2028年、2029年、2030年修了見込みの方 博士
対象専攻
総合理工 / 応用物理学・量子ビーム科学 数物系科学 / 物理学・プラズマ科学
勤務予定地
海外
備考
南フランス(サン・ポール・レ・デュランス)
面接予定地
オンライン面接
備考
書類選考通過者に対し、ITER機構によるオンライン面接が実施されます(次回公募:2028年)。
選考フロー・応募後の流れ
まずは「スカウトへの承諾」or「イベント(個別面談・説明会)への応募」をお願いします。 その後、個別面談やセミナーにて応募方法などの詳細をお伝えいたします。
仕事内容
Postdoctoral Fellowshipの中で、「プラズマ対向材料・トリチウム/ダスト管理」の分野に属するジョブをご紹介します。 ※ITERの分野を理解いただく目的で紹介しており、タイミングによっては現在公募中でない場合もあります。  (詳細はHPまたはカジュアル面談にてご確認ください) ※2026年公募時の情報 ━━━━━━━━━━━━━ ジョブ例1:ITERにおけるトリチウムインベントリ管理のためのモデリング枠組み高度化 ━━━━━━━━━━━━━ ITERの安全実証において、真空容器内トリチウム(T)インベントリを正確に把握することは不可欠です。ITER研究計画の初期段階では、水素(H)・重水素(D)プラズマから開始し、将来的にT運転へ移行しながら、プラズマ対向材との燃料交換、インベントリ蓄積、回収戦略を実験的に調べます。これを、プラズマ対向材中のH同位体輸送モデリングで補完し、T回収戦略の策定に必要な入力を提供します。最近、FESTIMコードに基づくモデリング枠組みが整備され、プラズマ境界シミュレーションから得た表面フラックスと、侵食・移行コード予測に整合する材料特性を用いて、プラズマ対向面の複数領域を表す一次元材料ビンのHインベントリ時間発展を計算します。新ベースラインでは、主壁にタングステン(W)装甲を採用し、Wの酸素ゲッタリング不足に伴う運転リスク低減のため薄いボロン被覆を導入します。本研究の目的は、ITERにおける水素同位体インベントリと回収の予測能力を高めることです。まずSRO期に計画されるD→H運転移行を対象に、イオンサイクロトロン壁コンディショニング、グロー放電コンディショニング、トカマクプラズマシナリオの最適シーケンスを提案し、制御されたD除去を目指します。これらの結果は、放電分光、残留ガス分析、クライオポンプインベントリ測定、レーザー誘起脱離など、同位体組成診断の評価にも重要な入力を与えます。次に、DT-1キャンペーンFPO-1の最初の1か月T運転を対象に同様の解析を行い、Tの蓄積と、その後のD運転やベーキングによる除去可能性を評価します。最後に、FPO-2のD–Tフェーズでの初期インベントリ管理戦略を導き、将来の実験測定とモデルインベントリを整合させる方法も検討します。 <必要な専門性> ・コード開発・数値計算・データ処理のための強いプログラミング能力(Python等) ・数値手法・データ解析の習熟、およびHPC環境での経験 ・プラズマ対向材中のH同位体輸送モデリング経験(FESTIM等。核融合条件での経験が望ましい) ・ガスバランス/同位体交換実験と関連診断の理解があると望ましい。侵食・移行・堆積などPWIプロセスの知識は強み ・技術報告書・査読論文など高品質な成果を出し、国際環境で効果的にコミュニケーションできること ━━━━━━━━━━━━━ ジョブ例2:ITERにおけるダスト・侵食・トリチウム評価のための統合診断とデータ融合 ━━━━━━━━━━━━━ ITERにおけるダスト生成、侵食、トリチウム保持の正確な評価は、運用安全、規制遵守、機器保護の観点から極めて重要です。タングステン系プラズマ対向機器への移行により、従来のベリリウム条件と比べてダスト生成率が大幅に低下すると予想され、測定感度を条件に合わせて再較正する必要があります。既存の診断(ダストモニタ、侵食モニタ、サンプル、トリチウムモニタ、IVVS、ARTツール等)は、局所的・システム固有のデータを提供しますが、カバレッジ、感度、不確かさに限界があります。本ポスドクは、これらの診断データを統合・較正して全体評価へつなげる総合的手法を開発し、①タングステン条件でのダスト蓄積/生成率推定(既存結果の利用または新規モデリング)、②第一壁・ダイバータの侵食パターン評価と局所測定からの全体外挿の較正、③ダスト輸送・トリチウム保持モデルの評価・検証と必要に応じた新規開発(手動較正概念や公開実験データとのベンチマーク統合)、④データ融合・不確かさ定量化・運用意思決定支援のためのツール「DETECT(Dust, Erosion, and Tritium Evaluation and Correlation Tool)」の設計・実装、⑤現行装置チームとの協働による診断戦略・較正技術・モデリング手法の導入、を目指します。診断、遠隔保守、安全チームと協力して較正手順やサンプリング戦略を定義し、ITERのSROおよびDT-1フェーズへの準備、安全知識獲得プログラムや規制文書作成を直接支援します。 <必要な専門性> ・複雑な技術環境での実験または計算研究の経験(診断・計測系・データ解析など) ・高品質な研究成果、技術報告書、査読論文を作成できる能力
優遇特典
その他
備考
「スカウト承諾」「応募」をいただき、面談やセミナーを通じてご興味を持っていただけた方には、 学生プレエントリー後、国際機関特有の英文レジュメ(CV)の無料添削や英語面接トレーニングなど、 日本国内機関による手厚いサポートもご用意しております。
求める経験、スキル、資格など
■ 応募条件: 「主な職務と責任」で示された分野のいずれかで、科学または工学研究の実績があること 柔軟な発想や適応力があること 情報源を特定・評価するために、科学者・エンジニアと協働してパートナーシップを築けること 明確な技術文書の作成や、技術的・科学的レポートの発表経験があること ■ 望ましい経験・能力: ・語学力:多国籍環境において、英語での業務遂行とコミュニケーションが可能なこと(公式スコアは不問)。 ・異文化環境や社会的意義の大きい国際プロジェクトへの強い関心と適応力 ・計算手法を用いた物理・工学解析の経験 ・FORTRAN、Cなど一般的な科学計算言語の使用経験 ・組織内の複雑な規程、プロセス、人間関係を理解し円滑に動けること ・新しい課題に挑戦する際、成功・失敗から学びながら俊敏に習得する能力 ■ 学歴・条件: ITERプロジェクトに関連する分野を専門とした、科学・技術・工学分野の博士号(PhD)保持者 2025年1月1日以降に博士号を取得済み、またはフェローシップ開始前に博士号を取得予定であること
関連する研究キーワード
数値シミュレーション プラズマ壁相互作用 トリチウムインベントリ管理 水素同位体輸送モデリング ダスト生成評価 診断データ融合 侵食・堆積解析

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