三井海洋開発株式会社
- 従業員数
- 194
- 事業とミッション
- 当社の主たる事業は、FPSOをはじめとする浮体式海洋石油生産設備の設計・建造・据付、販売、リースおよびオペレーションサービスです。
◆FPSO (Floating Production, Storage and Offloading system: 浮体式海洋石油生産貯蔵積出設備)
海底に眠る石油を取り出し、その石油と一緒に産出される水やガス、不純物を分離して製品となる原油を生産し、生産した原油を設備内のタンクに貯蔵して、輸送タンカーへの積出を行う設備です。陸地から離れた油田や大水深に位置する油田の開発が可能であるというメリットからさまざまな海域で使用されており、浮体式の海洋石油生産設備全体の約50%を占めています。現在、世界で約200基のFPSOが稼動しているほか、今後更に需要が見込まれるなど、安定的な成長が期待できる事業です。
◆オペレーション&メンテナンス
当社はFPSOの設計・建造に留まらず、オペレーション&メンテナンスサービス、即ち安全に「石油とガスを生産するというサービス」を顧客に提供することもコアビジネスとしております。
近年、FPSOのオペレーション期間は20年間以上にも及びます。複雑で大規模な設備を長年操業し続ける上ではさまざまな障害を避けて通ることはできません。
我々には顧客に対して24時間365日安定して石油を生産するという責任があり、一時も生産を止めることはできないため、障害に対する即時対応を求められます。
油田の性状が変化しても、顧客の期待を超えるレベルで「石油とガスを生産するというサービス」を提供し続けるためには、FPSOのメンテナンスや、大規模な修復・改良を行う必要があります。
また、生産を止めずに洋上で修理をするとなれば、陸上と比較して、難易度・コストともに跳ね上がります。
様々な制約条件の中で決断を迫られることには、大変な苦労を伴いますが、直面したトラブルを解決する度に蓄積される貴重な経験やデータは我々の設計・建造領域にフィードバックされ、それらを活かして技術力を向上させることにより、当社の競争力はさらに強化されていきます。
- メンバーと環境
- 【少数精鋭で国家規模プロジェクトに立ち向かう 世界を舞台にした海洋資源開発】
◆七つの海をまたにかけて
私たちは、はるか昔から海とともに生きてきました。地球の7割を占める広大な自然は、私たちの生活に数多くの恵みを与えてくれますが、もちろんエネルギー資源もその1つです。特に人類の発展にとって不可欠な石油の開発は陸から海へとシフトするなど、海はいまや資源開発の中心になりつつあります。
エネルギー開発の舞台が海洋へと拡大していくなか、当社は海洋石油開発事業における浮体式生産設備という分野で独自の地位を築き、この分野では世界トップクラス、また日本唯一の企業として、世界の人々の生活に貢献しています。
◆日本企業では稀有なグローバルな環境
当社は、お客様も事業のフィールドもほぼ100%海外、従業員もグループ全体のなかで日本人は1割にも満たないという、珍しい会社です。特にエンジニアであれば、入社直後や本当に若いときから長期間海外に行って仕事をすることが当たり前の会社です。当社は地球全体を1つの舞台として、そのときの状況に応じた全体最適を考えながら、プロジェクトの各ファンクションを配置していきます。そのため、メンバー構成はもちろんのこと、働く人の国籍や働く地域も、さらには建造場所さえも、プロジェクトごとに異なります。必然的に社員が海外で働く機会は多く、日本という枠に捉われずグローバルに活躍しています。
◆少数精鋭で大型プロジェクトに立ち向かう
1980年代、インドネシアの石油開発プロジェクトへの参画によりFPSO関連事業をスタートした当社は、アジア・中南米・オセアニア・アフリカ・北海といった世界中の海を舞台に、飽くなき挑戦を続けています。近年はプロジェクトの大型化が進み、1件あたりの規模は1,000億円を超えるまでになっています。お客様は国営石油会社など、世界を代表する企業ばかりです。こうした名だたる企業と対等に渡り合いながら、受注した大型プロジェクトを完遂しなければなりません。わずか200名弱の当社社員が、ときには専門分野に深く切り込み、ときにはプロジェクト全体に渡る高度な判断を行い、数千人にもおよぶ関係者を動かしながら、大きな仕事をやり遂げているのです。非常にタフな環境ですが、一人ひとりが「長い間壊れずに石油・ガスを生産し続けられる、いいモノをつくりたい」という強い思いのもと、常に自分がプロジェクトの主役であるという気概を持って、仕事に取り組んでいます。
- PRリンク
- https://www.modec.com/jp/recruit/newgrad...