株式会社INPEX
- 従業員数
- 3531
- 事業とミッション
- ------------------<INPEXの使命>------------------------
私たちINPEXは、日本最大規模のエネルギー開発企業として、これまで石油や天然ガスの探鉱・開発・生産という上流事業を中核として発展してきました。今後も増加する国内外のエネルギー需要に応えるため、石油・天然ガス事業の徹底したクリーン化を進めながら安定供給の責任を果たしていきます。さらに昨今の気候変動問題や低炭素化に対応し、2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けて、CCS・水素・アンモニアを中心とした低炭素化ソリューションや、再生可能エネルギー、電力事業など、新たな技術分野への取り組みをより加速させていきます。
------------------<ネットゼロカーボン社会に向けた取り組み>------------------------
INPEXでは2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けて、2025年2月に新たにINPEX Vision 2035 「責任あるエネルギー・トランジション」の実現を策定し、より低炭素なエネルギーの安定的な供給と、持続可能で地球環境に配慮した「責任あるエネルギー・トランジション」のため、以下の3つの成長軸を掲げています。
1. 天然ガス/LNG事業の拡大
2. CCS/水素をコア技術とした低炭素ソリューションの提供
3. INPEX「ならでは」の強みを活かしたエネルギー・資源分野での新たな挑戦
エネルギーの安定供給においては、石油・天然ガスの上流事業を基盤事業として、天然ガスシフトを進めて国内外におけるグローバルガスバリューチェーンの拡大、さらにはCCSを通じた国内外でのクリーン水素/アンモニア供給の事業化などを推進していきます。
詳細はこちら https://www.inpex.com/assets/documents/c...
------------------<技術力の強化>------------------------
【石油・天然ガス開発の技術を活かす】
今までの石油・天然ガスの探鉱・開発事業で培われたコア技術をさらに得意技術に育てていきます。そして既存事業で現在直面している技術課題や、未来の多様化するエネルギー社会を見据えた新技術分野にチャレンジする事で、総合的な技術力の強化を図っていきます。そこには機械工学・電気工学・化学工学など様々な理学・工学バックグランドを持った社内外の技術者と協働してプロジェクトを進めていく必要があります。
開発計画段階では、生産施設の概念検討・設計、基本設計において設計方針を定め、安全面に配慮しながら最適な施設の設計作業を実施・管理します。開発段階では、EPCコントラクターに外注し、詳細設計・調達・建設の各業務について、作業内容の確認やスケジュール管理などを行いながらプラントを建設します。石油・天然ガスは、砂漠や大水深地域で発見されるケースも多く、その性状も各々で異なるため、地域環境や石油・天然ガスの性状に合わせた生産施設を設計・建設していきます。また今後は地熱や洋上風力など再エネ事業に必要な施設や気候変動に対応した施設の設計や建設も行っていく予定です。
生産段階では、安全な操業に加えて稼動率向上(故障の最小化)・設備寿命の延長のための保守作業を行います。また、必要に応じて既存生産施設の増強・改造を計画・実行します。最終的には生産の終了した生産設備の撤去を行います。
さらに、今後はCO2EORによる回収率向上などの技術をコア技術に、また洋上風力発電などの再生可能エネルギーやCCS、CCUSも新たな課題とし、コア技術にすべく取り組んでいきます。
EOR(Enhanced Oil Recovery):原油増進回収法
CCS(Carbon Dioxide Capture and Storage):二酸化炭素の分離回収・貯留
CCUS(Carbon Dioxide Capture, Utilization and Storage):二酸化炭素の分離回収・利用・貯留
【クリーンエネルギー技術の開発と高度化への取り組み】
INPEXでは「長期戦略と中期経営計画(INPEX Vision@2022)」に基づき、技術分野の基盤整備として技術研究所内にクリーンエネルギー技術の開発・高度化に関わるネットワーク拠点として「INPEX Research Hub for Energy Transformation」、通常I-RHEX(アイレックス)を発足しました。
I-RHEXでは、石油・天然ガス開発技術のクリーンエネルギー技術(CCUSや低コスト水素製造、二酸化炭素の回収・利用など)への応用や先進技術の研究・開発を行います。INPEXの技術や人材を活用することに加え、広く企業・大学・研究機関等との連携や協働を通じて広く社会のEX(Energy Transformation)に貢献できる拠点となることを目指しています。
紹介記事はこちら
https://rikejocafe.jp/blog/inpex/795
https://rikejocafe.jp/blog/inpex/804
- メンバーと環境
- ------------------<INPEXの技術者>------------------------
【4つの分野】
INPEXでは専門とする技術を大きく4つの分野に分類しています。まず一つ目はジオサイエンスと言って、地質と物理探査を専門とする人たちです。二つ目はサブサーフェスといって、掘削と貯留層を専門とする人たち。3つ目はエネルギートランスフォーメーション/HSEといって、電気や機械、土木といった地上の施設や生産、HSE(Health, Safety, Environment)を専門とする人たちです。そして4つ目はI-RHEXにおける研究職です。
INPEXでは大卒・大学院卒の技術系総合職がおよそ600名在籍しています。専門ごとにその内訳を見てみると、約3割がエネルギートランスフォーメーション/HSE、約4割がサブサーフェス、残り3割がジオサイエンスとなっています。またダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の考え方に基づき、社員の属性や価値観にかかわらず、すべての社員が十分に力を発揮できる環境整備に積極的に取り組んでいます。各分野ともに女性技術者の割合はまだまだ低いですが、近年では技術総合職新入社員の約3割が女性となっており、徐々にその割合は増えてきています。
【ジオサイエンス】 地質・物理探査
地質技術者は、地質データをもとに、対象鉱区が油ガス田成立の地質条件を備えているかを検討します。また、油ガス田発見後は地下のモデルを作成し、埋蔵量の評価や分析を行います。物理探査技術者は物理探査技術を用いて地下構造の可視化をすることで、油ガス田の構造把握や性状の評価をおこないます。
【サブサーフェス】 掘削・貯留層
掘削技術者は、地上から地下にアクセスするために井戸を掘ります。掘削リグと呼ばれる装置を用いて、地下数千メートルまで掘削を行います。その際の井戸のデザインや、掘削資機材を扱う業者、掘削作業を請け負う業者との調整、やり取りも行います。最近ではこれらの技術を応用し、地熱開発の井戸も当社で掘削しております。貯留層技術者は、発見した油ガス田を評価し、適切な開発計画の立案を行います。そのためにしばしば地下の流動シミュレーションをおこないます。近年では二酸化炭素を地下に貯留するCCSという技術にも取り組んでいます。
【エネルギートランスフォーメーション/HSE】 生産・施設・HSE
施設系の技術者は、プラントなどの生産施設の設計、建設、保守管理などを行います。生産技術者は、油ガス田から効率的、かつ、最大限生産するために、井戸から出荷設備までの生産ネットワーク全体を管理します。それには井戸の補修の計画や、プラントの改造計画立案なども含まれます。HSE技術者は石油・天然ガスの持続可能な開発のため従業員や周辺住民等関係者全員の健康や安全に配慮し、クリーンなエネルギー開発をするために有害要因の洗い出し、リスク評価等をおこない、プロジェクト遂行のサポートをします。
【技術研究所(I-RHEX)研究職】
I-RHEX(INPEX Research Hub for Energy Transformation) では、これまで当社が石油天然ガス開発事業を通じて培ってきた技術のクリーンエネルギー技術への応用や先進技術(CCUS、低コスト水素製造等)の研究・開発を推進しています。また、企業、大学、研究機関等との連携、協働を通じて、当社の Energy Transformation(EX)への対応を進めるとともに、社会の EX に貢献できる拠点(ハブ)となることを目指しています。
社員インタビュー記事 https://www.inpex-recruit.com/people/sta...
------------------<働く環境>------------------------
INPEXでは、既成概念に縛られず自由闊達に意見を出しあい、新たなことに挑戦し続け、イノベーションを起こせる組織文化を目指し、グローバルレベルでの「最高に働きがいのある会社 “Employer of Choice”」を実現します。
【勤務地】
INPEXでは、東京本社や国内のオフィスや現場での勤務に加えて、海外勤務のチャンスもあります。入社1年目にはINPEXの事業に関わる幅広い技術に関する座学や実習等の技術研修を行ったのち、最初は東京または国内現場(新潟)のオフィスが初期配属となり、先輩社員にのサポートを得ながら業務を行っていきます。全員に機会がある海外現場実習を経て、その時々のプロジェクトの状況によりますが、最初の異動により入社後3~4年目頃から徐々に海外駐在となる社員が増えてきます。だいたい入社10年前後くらいで、同期入社メンバーのうちほぼ全員が海外駐在を1度ないしは複数回経験している状況となります。
また、海外駐在時の家族帯同/単身赴任については、各ご家庭の状況やタイミングにより様々です。社員自身がご家族とよく相談のうえ決定し、いずれの場合であっても会社から必要なサポートを受けられるように制度整備されています。
【勤務時間】
平日の6時から21時までの勤務時間の中で、社員自身が日々の始業・終業時刻を決めて働くことができる、スーパーフレックス(コアタイムのないフレックスタイム制度)制度を導入しています。1か月を通じて働くべき時間の合計(1日の所定労働時間7:25×平日日数)を満たすよう、社員それぞれで計画を立てて勤務することができます。また、在宅勤務制度も合わせて活用することで、仕事やプライベートの様々な都合に合わせた柔軟な働き方をすることが可能です。平均残業時間は20時間程度です。様々な制度を活用しながら、社員一人ひとりがメリハリをもって働き、理想と考えるワークライフバランスを実現しています。
【住宅支援制度】
自宅通勤ができない単身の若手社員を対象に、築浅の社員寮(東京・梅ヶ丘)に入居することができます。また、自宅通勤の若手社員には住宅補助が、世帯持ちの若手社員には別途社宅制度が適用されます。
【カフェテリアプラン】
選択式の福利厚生制度で、毎年一定金額分のポイントが付与され、福利厚生の多様なラインナップの中から好きな項目を選んで利用できます。例えば、プライベートの旅行にかかった交通・宿泊費用や映画館・美術館等の観覧チケット、健康のために通うジムの会費やスポーツ用品代、お子さんの習い事費用、ペットのカット代、家事代行の利用料、デジタルコンテンツを含む書籍の購入等に利用できます。
【技術者育成支援】
入社時点では多くの新入社員が石油・天然ガスの知識は持っていません。そのため、基礎知識から理論、現場作業まで基礎を一から学ぶ新入社員研修があります。次に当社独自の若手育成システム「スキルマップ」を使って、だいたい入社後6年目までを目標に業務を通じて1人前の技術者に成長できるためのアドバイスやサポートを、ベテラン社員が定期的な面談を通じて行います。そのほか、留学制度もあります。当社のビジネスにおける各分野の高度な技術力・専門知識を身につけ、当社事業に貢献する人材を育てることを目的としており、希望する社員は申請することができます。社内の審査が通れば、会社負担で留学することができます。
INPEXを最高に働きがいのある会社へ https://www.inpex-recruit.com/womens_car...
INPEXの働く環境と制度について https://www.inpex-recruit.com/environmen...
------------------<選考に関する情報>------------------------
【選考フロー】
INPEXでは、エントリーシート提出の段階で「ジオサイエンス」、「サブサーフェス」、「エネルギートランスフォーメーション/HSE」、「I-RHEX研究職」の4つの中から1つ分野を選択していただきます。エントリーシートとあわせて適性検査の受検並びに履修履歴データの提出をお願いします。また、面接は1次面接、2次面接、最終面接と3段階を予定しています。面接では主に研究内容・勉学の取り組み、学生時代の活動などを伺います。
【求める人物像】
INPEXでは一丸となって働くための共通の基盤として5つの項目からなる「INPEXバリュー」を定めています。
■Safety 安全第一
安全第一で考え、行動し、安全文化を深化させること
■Integrity 誠実
常に高い倫理観を持ち、実直で、周囲から信頼される行動をとること
■Diversity 多様性
多種多様な人材が活躍できるよう性別、年齢、国籍、文化、習慣等の違いを受け入れ、尊重すること
■Ingenuity 創意工夫
現状に満足せず、新しい視点や発想からより良いものを追求すること
■Collaboration 協働
チームワークを大切にし、社内及び地域社会を含めた社外の関係者と協力すること
一つ一つのプロジェクトが10年単位の長期間かつ大規模となる石油・天然ガスプロジェクトを推進するのは常にリスクと向き合うことが必要です。さらに、水素や再生可能エネルギー事業への参入の加速をするうえで、エネルギーの安定供給という使命に共感し、覚悟を持って物事に取り組める人材が必要です。多様でクリーンなエネルギーを安定的に届け続けるために、目標に向かって挑戦し、全力で働いていく仲間がINPEXにはいます。
こちらもご覧ください https://www.inpex.com/company/philosophy...
- PRリンク
- https://www.inpex-recruit.com/