地熱技術開発株式会社
- 従業員数
- 45
- 事業とミッション
- 【事業】
〈具体的な事業内容〉
①NEDO・JOGMEC等の研究開発プロジェクトの実施
②既存技術による地熱発電所等でのコンサルタント調査業務
③業界への地熱に係る技術情報の提供(地熱技術誌の発行、地熱研究会の開催)
〈プロジェクト事例・サービス事例〉
【研究開発業務の事例】
■カーボンリサイクルCO2プロジェクト:回収したCO2を超臨界状態にて熱を有する貯留構
造を持つ地下へ注入し、CO2の炭酸塩化による固定とともに、再生産による熱回収・発電
を目指した研究開発。2050年の実用化に向け、2021年度より研究を実施中。
当社は委託先として、主に超臨界CO2を利用した貯留層造成技術、CO2注入によるスケール・
腐食解析に係る研究開発を推進しています。
■IoT-AI技術による既存地熱発電所の利用率向上化プロジェクト:発電所側の取得データと
地下貯留層・生産側のデータを一元化し、かつ、IoT技術にて新規に取得したデータなどを
活用し、AI技術により井戸の生産停止などを予測・回避するなどで、発電出力の向上と利
用率の工場を目指す研究を実施中。当社は委託先として、機械学習による地熱貯留層
シミュレーション結果の活用性向上、IoTによるリスク回避に係る研究開発を推進しています。
【コンサルタント業務の事例】
■新規有望地域における地表探査業務(MT法による地下比抵抗構造のモデル化)
Metronix社製のMT法装置を使用し、国内を中心とした地下の比抵抗構造解析を実施して
います。
■地化学調査
後述する井戸を利用した噴気試験での地化学サンプルの採取・分析・解析を通じて、
流体性状・起源・地域の温泉とのつながり等の評価を行い、地熱貯留層モデルへの
反映を行います。また、温泉におけるモニタリング調査(地熱開発による影響)を
実施します。
■掘削坑井に対する検層業務の実施
掘削された生産井・還元井に対する蒸気・熱水の温度・圧力・流速調査。坑内流体の原位置
での採取を実施。生産井・還元井の亀裂位置の確認や透水層での浸透率・層厚積の解析など、
貯留層評価に必要な基本的なパラメータの解析を実施します。
■有望井を利用した蒸気噴気試験の実施
生産井から実際に蒸気・熱水を噴気させるための試験プラントの設置、および奮起試験を
実施します。噴気試験により、坑井からの蒸気生産量や時間的な生産量の変化、坑口圧力
を変化させた場合の蒸気量の変化など、発電所規模を決定する上での重要なデータを取得
します。
■貯留層評価シミュレーション
地表探査データ、検層、噴気試験等で得られた情報を統合し、当該地域の貯留層シミュレー
ションモデルを構築します。このモデルを使用し、蒸気生産量に応じた地下への影響や将来
にわたる継続性などを評価し、現実的な生産量を決定するとともに、事業性評価の基礎資料
を作成します。
〈今後の事業展開〉
地球温暖化等の地球環境問題が顕在化し、エネルギー問題が逼迫化する中で、地熱エネルギー
は環境に優しいクリーンな再生可能エネルギーとして、その開発・利用促進が期待されています。
このような状況の中で当社は、地熱発電をはじめ、他分野の発展にも貢献できる技術の開発・
普及を目指して社員は日々業務に励んでいます。
- メンバーと環境
- 【メンバー】
■社員紹介
当社では比較的毎年若手社員の採用を継続しています。資源系や物理探査系の
学生さんが多いですが、電気や化学、生物などのバックグランドを持たれて
いる社員の方もいらっしゃいます。地熱開発には様々な分野の技術を総合的に
使っていく必要がありますので、異分野の技術でも積極的に挑戦できる方の
ご入社を期待しています。
■インタビュー記事
当社のホームページに若手社員のインタビュー記事を掲載しています
のでご参照ください。
https://www2.gerd.co.jp/recruit/voice/
【働く環境】
■勤務地/勤務時間 東京/9:00-17:40 昼休憩50分
■給料 修士卒:240,000円、学部卒:226,000円、高専卒:203,000円
■福利厚生
休業・休暇制度 育児休業、介護休業、介護休暇、子の看護休暇
資格取得奨励金(区分により、10万円、5万円、2万円)
学会賞受賞奨励金(区分により、10万円、5万円) 福利厚生倶楽部 会員
レクリクレーション補助制度
借上社宅貸与規定
教育補助金制度(通信教育・語学教育等の教育受講の補助)
■キャリアステップ
社員⇒主任⇒サブマネージャー⇒マネージャー⇒部長代理⇒部長⇒役員
【選考に関する情報】
■選考フロー
一次選考(書類審査)⇒二次選考(オンライン面接+適性検査)⇒ 最終選考
(役員面接・対面)
■求める人物像
地熱開発は様々な分野を横断しているため、幅広い分野をカバーしなければ
なりません。特定の分野を深く究めると同時に、地熱全体についても知見を
広めていく必要があります。当社では、地熱開発に興味・関心を持って、
「自ら現場でデータを採取し、その解析まで一貫して実施したい!」
「海外の最先端技術に触れ、率先して自らの能力を向上させたい!」
そんな皆さんと一緒に仕事をしていきたいと考えています。