原子燃料工業株式会社
- 従業員数
- 570
- 事業とミッション
- ~安全で豊かなエネルギーをつくり出す!未来を切り開く原子力関連エンジニアリング企業~
原子燃料工業は、商業用原子力発電所で使用する燃料の設計・開発・製造を行うメーカであり、同時に原子力関連のエンジニアリング事業を幅広く実施するエンジニアリング会社でもあります。
1972年の設立以来、品質・設計面で一切の妥協を許さず取り組んできました。
原子燃料を国内で製造しているメーカーは3社のみ。加圧水型軽水炉(PWR)・沸騰水型軽水炉(BWR)の両燃料を研究開発する国内唯一の企業です。
その中でも原子燃料工業の強みは、燃料以外の事業にも大きな力を注ぎ、原子力関連のエンジニアリング事業全般を幅広く展開しています。
例えば、燃料を検査する装置の開発・設計、原子炉の特性値を解析・評価する炉心管理、発電所内にある設備や機器の劣化診断、さらには原子力発電所の廃止措置に関係する業務をおこなっています。
◆理念・ビジョン◆
~日本が豊かでありつづけるためにも、柔軟なエネルギー戦略が重要~
東日本大震災以降、日本の原子力発電を取り巻く状況は大きく変化しました。
しかし、日本はエネルギー資源が乏しい国です。温暖化問題等、環境問題への取り組みが緊急かつ重要となっていることを踏まえると、温室効果ガスの抑制の観点からも化石燃料だけには頼れません。この豊かな日本を維持していくためには、多様なエネルギー源をオプションとして維持し、最適に組み合わせて使っていく、柔軟なエネルギー戦略が必要になると考えます。
~高品質なモノづくりとエンジニアリング技術で躍進~
当社の強みは、燃料製造事業に加え、エンジニアリング事業を事業の柱として持っていることです。
例えば、再処理された使用済み燃料から取り出されるプルトニウムを利用して、これを原子燃料として再利用する「燃料サイクル」にも関与していますが、この仕事にはPWRとBWRの燃料製造技術とともに燃料の開発・設計に関するエンジニアリングの両方の知識、技術が必要であり、当社の強みを生かした事業領域となっています。
もう一つの強みは、燃料の品質の高さです。
原子炉内部の過酷な環境(高温・高圧・高流速・高放射線)においても、設計、製造に起因するトラブルは一度も起こしたことがありません。原子力には、非常に高い精度のモノづくりができる設備と人材、そして技術が必要ですが、当社にはこれらが揃っています。
常に安心できる燃料を提供し続けることで、お客様から高い評価をいただいています。
~より優れた原子力エネルギー開発に携わり、日本の原子力を発展させるのが当社の夢~
当社は地域の皆様との関係を大切にしています。小さなこともオープンにお伝えし、何かトラブルがあった時にもいち早く情報共有する姿勢を持ち続けています。今後も安全な事業所運営を基礎として、透明性のある事業活動を継続することを通じて、地域の皆様に安心していただき、信頼関係を裏切らないということが不可欠だと考えています。
2018年に原子力発電プラント全体を設計、供給する東芝エネルギーシステムズ社のグループ会社になりました。
私たちの有する燃料・エンジニアリングの技術と組み合わせることで、より総合的で幅の広い事業をグループとして展開できると考えています。
今後、両社の強みを活かしながら、 エンジニアリングの技術を持つ燃料メーカーとして、より優れた原子力エネルギーの開発に携わり、日本の原子力を発展させることが当社の夢であり、目標です。
◆事業内容◆
<原子燃料関連事業>
原子燃料の設計・開発及び製造・販売
・商業用原子炉(PWR・BWR)向け燃料
原子燃料の炉内挙動解析評価
・安全解析/評価・解析コード開発
・核・熱・材料・流体解析/評価・解析コード開発
・炉心管理/評価・解析コード開発
混合酸化物(MOX)燃料に係るエンジニアリング
・海外におけるMOX燃料製造
・日本原燃㈱MOX工場の建設、操業等の支援
革新炉(高温ガス炉)に係るエンジニアリング
<エンジニアリング関連事業>
原子力発電所の保守
・検査装置の設計・開発及び製造・販売
・検査装置の保守サービス
・設備・機器の劣化診断(非破壊検査)
原子力発電所の再稼働支援
・規制側に提出する資料の作成補助・レビュー
原子力発電所廃止措置に係るエンジニアリング
・廃止措置により生じた未使用燃料のリサイクル
- メンバーと環境
- 原子燃料工業は、技術者にとって存分に手応えを感じられる会社だと思います。
大学の専攻も原子力関連の人だけでなく、電気や機械、環境など、様々な分野で専門的に学んできた人がたくさん働いています。
違う分野を勉強してきたからこそ、開発現場では欠かせない発想が浮かぶのだと思います。
私たちが大切にしているマインドは「自ら率先して行動」「自由闊達」です。
開発現場では常に「知らない分野に挑戦してみたい」と飛び込んできた若手社員の存在が光ります。
若手が力を発揮できるよう研修制度や自己啓発支援制度を充実させています。
上司や先輩に相談しやすいフラットな組織体制と風通しの良い社風があり、若手の成長を会社全体でサポートしています。
◆働く環境◆
<教育制度>
社員が一人ひとりが知識や技能を習得し成長するよう、入社時から管理職まで階層別に様々な研修を行っています。
・通信教育費用補助:一定の条件を満たして修了すると受講料最大100%の補助があります。
・公的資格取得支援:国家資格など会社が推奨する資格を取得した場合、その資格に応じて
奨励金を支給します。
・TOEIC受験試験 :英語力強化のため年2回受験料全額会社負担で受験ができます。
<福利厚生>
・寮・社宅制度:物件を会社が借り上げ、格安で入居ができます。
・有給休暇 :有休取得率90.5%、平均取得日数18.1日、旅行や趣味に活用しています。
- PRリンク
- https://www.nfi.co.jp/recruit