学生プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | Iさん |
| 大学名 | 東海地方の国立大学 |
| 学部 | 情報系学部 |
| 研究テーマ | 議事録自動生成システムの実装と評価 |
| 志望業界 | 情報通信業界、ネットワーク通信制御 |
| 内定状況 | 計3社から内定を獲得、うち2社を受諾(情報通信業界など) |
就活タイムライン
| 時期 | 就活の動き | 研究・学業の状況 |
|---|---|---|
| M1 5月 | 本選考の書類提出を開始 | 議事録生成システムのブラッシュアップ |
| M1 6月 | インターンシップへのエントリー・参加(計17社) | 指導教官との共同実装 |
| M1 7月 | 本選考ピーク、複数の内定を獲得 | 国際会議での発表準備 |
| M1 8月〜 | 納得いくまで活動を継続し、終了 | 国際会議にて研究成果を発表 |
始まりは「自分の居場所がなくなる」という焦りだった
──就職活動を始めた当初、どのような心境だったのでしょうか。
Iさん:正直に言えば、かなりの焦燥感がありました。僕の研究は、AIを使って議事録を自動生成するというものなのですが、2022年に研究を始めてからすぐに生成AIが爆発的に流行してしまったんです。
──まさに自分の研究分野が、巨大な技術の波にさらされたわけですね。
Iさん:はい。正直「自分の研究している領域が、既存のサービスに代替されてしまうんじゃないか」という恐怖がありました。研究そのものは指導教官の助けもあって国際会議での発表まで漕ぎ着けることができたのですが、就職先を考える段階になって、「AIに取って代わられない、確固たる基盤を持った業界」に行かなければならない、と強く思うようになりました。
──その不安が、志望業界の選択にどう影響したのですか。
Iさん:もともとはAIエンジニアなども考えていたのですが、最終的には「情報通信」というインフラに舵を切りました。AIがどんなに進化しても、データを運ぶための通信網がなくなることはありません。今後100年、200年と社会の根幹を支え続ける分野こそが、自分の技術をぶつけるにふさわしい場所だと確信したんです。
スカウトで見えた「自分の価値」の再定義
──どのようにして、自分に合う企業を見つけていったのでしょうか。
Iさん:最初は手当たり次第に複数の就職支援サービスに登録しました。LabBase就職を始めとする様々なサービスを使い始めましたが、次第にLabBase就職への依存度が高まっていきましたね。
──なぜLabBase就職に頼るようになったのですか。
Iさん:他のサービスに比べて、届くスカウトの「質」が圧倒的に違ったからです。よくある一斉送信のメールではなく、僕のプロフィールや研究内容をしっかり読み込んだ上で、パーソナライズされたメッセージを送ってくれる企業が多かったんです。
──具体的に印象に残っているスカウトはありますか。
Iさん:誰もが知る大手情報通信企業や、大手電機メーカーからのスカウトです。自分のネットワーク通信制御やR&Dへの興味を汲み取った提案をいただけたことで、「自分のスキルはインフラ領域でも高く評価されるんだ」と自信を持てるようになりました。この「自分の価値の再発見」が、就活を大きく動かすきっかけになりましたね。
研究を止めることなく「大手」へ挑む
──理系学生にとって、研究と就活の両立は大きな壁です。そこをどう乗り越えましたか。
Iさん:LabBase就職経由のスカウトがもたらしてくれた最大の恩恵は、「選考優遇」という武器でした。
──具体的な優遇とは?
Iさん:エントリーシート(ES)の提出が免除されたり、いきなり面接からスタートしたりする特別ルートへの招待です。僕の場合、最終的に17社ものインターンに参加したのですが、これら全てのESをゼロから書いていたら、研究の時間は一瞬で消えていたでしょう。
──選考の一部が免除されることで、研究への影響を最小限に抑えられたわけですね。
Iさん:その通りです。おかげで国際会議に向けた実装と、17社のインターン参加を並行させることができました。特に大手企業の選考フローは本来長いものですが、優遇ルートを活用することで、最短距離で内定まで辿り着けました。これがなければ、国際会議の発表を成功させることは難しかったかもしれません。
17社のインターンと「正解のない問い」
──17社ものインターンに参加されたとのことですが、精神的な負担も大きかったのではないでしょうか。
Iさん:正直、途中で「何のためにこれほど多くの企業を見ているんだろう」と自問自答した時期もありました。特に、スカウトは受けているものの「実際にインターン参加の席を勝ち取れるか」は別問題です。その不透明さに、何度も焦燥感を覚えました。
──その焦りをどう消化しましたか。
Iさん:結果的には、実際に足を運んで、仕事の中身を自分の目で確かめるまで解消できませんでした。例えば、ある大手インフラ企業のインターンは、単なる見学ではなく、実際の業務の一部を任せてくれる非常に実践的な内容でした。そこで「働くリアル」を肌で感じたことで、頭の中だけの不安が、具体的なキャリア像へと変わっていきました。
──大手企業からの高待遇なスカウトを断る場面もあったとか。
Iさん:そうですね。年収600万円という非常に魅力的な初任給を提示してくれた大手通信会社もありました。でも、自分のやりたいことはセキュリティではなく、ネットワーク制御の研究開発(R&D)だった。条件に惹かれつつも、「自分が100年先まで情熱を持てる分野はどこか」という軸に立ち返り、最終的には辞退しました。この決断はかなり勇気がいりましたが、自分の軸を再確認する重要なプロセスでした。
通信こそが、未来を運ぶ「最強のインフラ」
──最終的に、どのような基準で入社を決めたのでしょうか。
Iさん:軸にしたのは、「仕事内容」「福利厚生」「収入」、そして「将来の働き方」です。特に情報通信業界は、リモートワークの柔軟性も高く、最初の数年は全国転勤があるかもしれませんが、将来家族ができた時には住む場所を選べる可能性がある点も魅力でした。
──最終的な決め手は?
Iさん:やはり「通信は社会の血液である」という確信です。AIが進化すればするほど、扱うデータ量は増え、通信の重要性は増していきます。この分野なら、自分の技術を使いながら、一生を通じて社会に貢献し続けられる。そう思える企業から内定をいただけたことが、納得のいく答えでした。
早期内定がもたらした、研究への「ラストスパート」
──就活を終えた今、どのような心境ですか。
Iさん:7月には内定を確保できたので、そこからは一切の迷いなく研究に没頭できました。結果として国際会議での発表も成功し、最高の形で学生生活を締めくくる準備ができています。もし就活が長引いていたら、どちらも中途半端になっていたかもしれません。
──今後の展望を教えてください。
Iさん:内定先での仕事はもちろんですが、まずは研究室の後輩たちに自分の経験を伝えていきたいです。実は、僕の研究室のメンバー全員にLabBase就職を勧めました。全員が登録してくれたので、来週はみんなでリンクを共有し、情報を出し合う会を開く予定です。僕がそうだったように、研究と就活の両立に悩む後輩たちが、少しでも有利な条件で社会に羽ばたいてくれたら嬉しいですね。
後輩へのメッセージ
Iさん:就活は「椅子取りゲーム」ではありません。自分の価値を認めてくれる場所を探す旅です。特に理系の皆さんは、研究という大きな武器を持っています。それをESという形式的な書類に時間を溶かすのではなく、LabBase就職のようなツールを賢く使って「選考優遇」を勝ち取り、企業との対話に時間を割いてください。
「研究が忙しいから就活は後回し」ではなく、「研究をやり抜くために、就活を賢く効率化する」。この視点を持つだけで、結果は大きく変わるはずです。
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編集後記
Iさんへのインタビューを通じて感じたのは、技術の進化を「脅威」として捉えるだけでなく、それを「自らの進むべき道」を照らす光に変える力強い意志でした。生成AIの台頭に不安を感じながらも、逃げるのではなく、その上位概念である通信インフラに勝機を見出した彼の思考プロセスは、多くの理系学生にとっての指針となるでしょう。また、17社のインターンを駆け抜けながらも研究を疎かにしなかったその粘り強さは、効率的なツール活用がいかに重要であるかを物語っています。
こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。
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