[情報系]情報工学専攻 修士が金融データサイエンティストの道を選ぶまで

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LabBase Media 編集部

[情報系]情報工学専攻 修士が金融データサイエンティストの道を選ぶまで

「今の自分には、胸を張って語れる武器がない」。多くの理系学生が修士1年生(M1)から動き出す中、Sさんの就職活動は学部4年生(B4)の4月から始まっていました 。それは単なる情報収集ではなく、自身を「市場で選ばれる存在」へと仕立て上げるための1年がかりの戦略でした。 一度は志したコンサルタントへの道を志すも価値観の揺らぎ、そして一通のスカウトから始まった金融業界との出会い。研究と就活という、理系学生なら誰もが直面する二項対立を「選考優遇」という武器で乗り越え、納得の終着点へと辿り着いたSさんの軌跡を辿ります。 【この記事でわかること】 ・「ガクチカ」は戦略的に作れる: B4の1年間を使い、研究での学会受賞を目標に据えて「語れる実績」を構築する方法。 ・スカウトサービスの「本気度」を見極める: 「1通1万円以上」のコストをかける企業の熱量を見抜き、効率的に優遇ルートを確保する立ち回り。 ・「納得の形」を追求する意思決定: ネットには出ない「リアルな給与」や「業務の面白さ」をインターンで引き出し、迷いなく決断する軸の作り方。



戦略的な「武器」作りと、研究室で過ごしたB4の1年間


──Sさんは学部4年生の4月から就活を意識されていたとのことですが、かなり早いスタートですよね。


Sさん:そうですね。同じ研究室にいる一個上、二個上の先輩たちが動いているのを見て、話を聞くことから始めました 。ただ、当時は自分に誇れるような「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」が何もなくて。そこで、「修士になるまでに研究で結果を出して、それをガクチカにしよう」と決めたんです。


──具体的に、どのような1年間を過ごされたのですか?


Sさん:指導教員に「どうしても学会で受賞したい」と伝えました。それからは平日は週5日、朝から夕方まで研究室にこもる毎日です。残った時間で将来のことを考えたり、土日にオンラインの合同説明会に参加したりしていました。周りにそんなに早く動いている人はいませんでしたが、焦りよりも「今のうちに準備をしておこう」という気持ちが強かったです。


──その結果、無事に学会で受賞されたと。


Sさん:はい。その実績をプロフィールに書くことができたのは、本格的に活動を始めたM1の春において大きな自信になりました。


効率と質を追求した「LabBase就職」での出会い


──M1の5月にLabBase就職を使い始めたきっかけは何だったのでしょうか。


Sさん:とあるYouTubeチャンネルで「理系はLabBase就職がおすすめ」と紹介されていたのを見たのがきっかけです。実際に登録してみると、スカウトの質が他のサービスとは全く違いました。単なる一斉送信の広告のようなものではなく、自分のプロフィールを読み込んだ上で「優遇付き」で声をかけてくれる。


──「優遇付き」のスカウトは、忙しい修士学生にとって大きなメリットになりますよね。


Sさん:本当にそうです。実際、インターンにも受かりやすかったですし、何より「自分の価値を認めてくれている」という実感がモチベーションに繋がりました。


──プロフィール作成にはかなり力を入れられたとか。


Sさん:はい、そこはこだわりました。自分の研究概要や「これから何をやってみたいか」をしっかり書くことで、企業とのマッチング精度が上がると感じたからです。おかげで、自分では見つけられなかったような優良企業や、後に第一志望となるカード会社とも出会うことができました。


価値観を揺るがした「圧迫面接」と、インターンのリアル


──夏以降、10社以上のインターンに参加されていますが、苦労した場面はありましたか?


Sさん:実は冬頃、志望していた某コンサルティングファームの面接での会話やコミュニケーションを通して、自分が大事にしている価値観と違うかもと思うような経験があり、「自分はこの業界には合わないのかもしれない」とコンサル志望を白紙に戻そうかと思っていました。そんな最中で出会ったカード会社のインターンが本当に面白くて。キャッシュレスデータを活用したビジネスモデルの奥深さを知り、一気に志望度が上がりました。


──他にも、動画選考で苦戦した経験もおありだとか。


Sさん:ある企業の動画選考は非常に悔しかったです。自分は動画が苦手で、AIによる判断基準もブラックボックスに感じてしまい、攻略法が見いだせませんでした。理系学生にとって、こうした「運」の要素が強い選考よりも、プロフィールや研究内容を構造的に見てくれるスカウト経由の選考の方が、納得感がありましたね。


納得のいく「最後の一社」と、早期決断の美学


──最終的に、カード会社に入社を決めた決め手は何だったのでしょうか。


Sさん:自分の「大手志向」「データサイエンスへの興味」「給与条件」の3点が、すべて合致したからです 。特に、インターンの座談会で社員の方に「ぶっちゃけ年収いくらですか?」と直接聞き、ネットには載っていないリアルな待遇に納得できたことが大きかったです。


──内定後の決断も非常に早かったと伺いました。


Sさん:はい、1月末に内定をいただいてすぐに就活を終えました。自分が内定をキープし続けると、他の人の枠を奪ってしまうという思いがあったので、気まずさはありましたが早めに辞退の連絡を入れました。企業の方からも「なんでそんなに決断が早いんですか?」と驚かれましたね。


──迷いはありませんでしたか?


Sさん:ありませんでした。インターンを通じて現場の雰囲気や業務内容を深く理解していたので、自分の選択に自信が持てていました。LabBase就職で出会った5社のうち、受けたすべての企業から内々定をいただけたのも、早い段階から自分を磨き、マッチする企業とだけ向き合ってきた結果だと思っています。


後輩へのメッセージ:武器を持ち、自分を信じて「選択」を


──これから就活を始める後輩たちに、アドバイスをお願いします。


Sさん:もし「今の自分にはアピールできることがない」と感じているなら、まずは1つ、何でもいいので武器を作ってください。私はそれが「研究」でした。そして、その武器を正しく評価してくれる場所に置いておくことが大切です。
LabBase就職のようなサービスは、自分の意志で企業を選択できます。1通1通のスカウトに込められた企業の熱量を感じながら、自分に合う場所を探してほしいです。納得のいく就活ができれば、その後の研究にも全力で打ち込めるはずですから 。


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編集後記


インタビューを通じて感じたのは、Sさんの「誠実さ」と「戦略性」の絶妙なバランスです。B4という早期から「学会受賞」という明確な目標を立てて努力し、その成果を最大化するためにツールを賢く使いこなす。一見するとスマートな成功譚ですが、その裏には地道な研究室での日々や、圧迫面接での挫折、動画選考での苦悩がありました。「内定枠を早く空けるために即決する」というエピソードに象徴される彼の利他的な姿勢こそが、多くの企業からラブコールを送られた真の理由なのかもしれません。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


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