[機械系]研究時間を確保したい理系院生が「最終面接確約」を掴んだ超効率的な就活術

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LabBase Media 編集部

[機械系]研究時間を確保したい理系院生が「最終面接確約」を掴んだ超効率的な就活術

就活と研究の両立に悩む理系院生にとって、最大の敵は「時間」です。 今回お話を伺ったSさんは、立命館大学でメカトロニクス系の研究に打ち込む傍ら、スカウトサービスを戦略的に活用することで、「最終面接確約」という選考優遇を勝ち取りました。 どのようにして未知の業界から「あなたが必要だ」と言わしめ、研究時間を確保しながら早期内定を実現したのか。その試行錯誤と、効率的なキャリア選択の裏側に迫ります。 【この記事でわかること】 ・製品メーカーの激しい変化に不安を感じ、安定性の高い素材・電子材料業界へ軸をずらした判断基準 ・研究と就活を両立するために、LabBase就職をどのように活用したか ・「最終面接確約」などの特別ルートがいかに研究時間の確保に直結するか



安定性を求め、「業界の源流」へシフト


──最初は医療機器メーカーを志望されていたそうですね。


Sさん:はい。私自身が幼い頃から身体が弱く、医療機器に助けられた経験が原体験として強くありました 。そのため、大学院でも医療に関われそうな研究を選び、就活初期も「ものづくりで人々の健康に貢献したい」と医療機器メーカーをメインに見ていました。しかし、実際に業界研究を進め、自分自身の長期的なキャリアを深掘りしていくうちに、少しずつ考えが変わっていったんです。


──どのような点で考えに変化が生じたのでしょうか。


Sさん:一番の懸念は、製品メーカー(下流工程)特有の変化の激しさでした。医療機器などの最終製品に近いメーカーは、時代のニーズに合わせてヒット商品が目まぐるしく変わると思いました。開発スパンも非常に短く、常に新しいものを追い求め続けなければならない環境に、一種の「不確実性」や「慌ただしさ」を感じるようになりました。私は、一つの技術や設計に腰を据えて、長いスパンでじっくりと研究・開発に携わりたいという希望があったんです。


──そこで「上流工程」である素材・材料メーカーに目を向けたと。


Sさん:そうです。非鉄金属や電子材料といった「上流の素材メーカー」は、あらゆる精密機器や医療機器の源流となる部分を担っています。製品の形が変わっても、その根底にある「素材」の需要がなくなることはありません。一度確立された優れた素材は、非常に長い期間にわたって世界中で使われ続けます。


──ご自身の研究から素材・材料メーカーは遠いように思ったのですが、どこで自分の活躍できる可能性を感じましたか?


Sさん:LabBase就職で受け取ったスカウトです。素材・材料メーカーからのスカウト文で、自分の研究のプロセスや技術がその企業でどのように使われているのかの関連性を明示してくれたことで、自分でも素材・材料メーカーに求められるのだと自信になりました。


研究を理解してくれた企業から届いた「最終面接確約」


──LabBase就職を使い始めたきっかけは何でしたか?


Sさん:研究室の先輩から「院生ならLabBase就職を使ってスカウトを受け、早期選考に乗るのが定石だ」と教わったのがきっかけです。実際に使ってみると、他の就活サービスでは目に留まりにくいBtoBの優良企業から、私個人の研究内容を読み込んだ上でのスカウトが届くことに驚きました。


 私の研究内容を見て、「この知見がうちのこういう分野で活かせる」と具体的に提案してくれます。企業側から根拠を示してもらえることは自信にも繋がりましたし、何よりESの志望動機が非常に書きやすくなりました。


──今回の内定先でも、大きな選考優遇があったと伺いました。


Sさん:はい。内定を承諾した企業は、1日の対面インターンに参加した後、選考フローを大幅にスキップしていきなり最終面接に案内される特別ルートでした。通常の選考期間を大幅に短縮できたことで、研究とのバランスを崩さずに済みました 。


悩ましい内定承諾の決め手は「勤務地」


──最終的に2社の内定から1社に絞った決め手は何でしたか?


Sさん:正直、事業内容や技術力もどちらも魅力的でした。また、どちらの企業も待遇面と働き方も自分の希望以上だったので、その観点では決めきれませんでした。最終的に決め手となったのは「勤務地」です。私は週末に都会へ出やすい所での生活を希望していましたので、その観点で、都会へのアクセスのしやすい企業に内定承諾しました。


最も不安が募った12月


──研究と就活の両立において、最も不安だったことは?


Sさん:12月頃ですね。早期選考で決めきれなかったら、また本選考でゼロから始めなければならないというプレッシャーがありました。研究室の同期との情報交換でも、進捗に差が出始めると話しづらい雰囲気があり、孤独感もありました 。だからこそ、手当たり次第に企業を増やすのではなく、スカウトで縁のあった「自分を必要としてくれる企業」に絞って選考対策をやり抜きました。


スカウト活用で研究と就活を両立


──現在はどのような心境ですか?


Sさん:納得のいく形で就活を終えることができ、今は後輩の卒論添削を手伝うなど、研究室の活動に集中できています。もしスカウト経由の早期ルートがなければ、今頃まだ本選考の準備に追われていたかもしれません。


後輩へのメッセージ


「理系院生はとにかく時間がありません。知名度だけで企業を探すのではなく、まずはLabBase就職のプロフィールを埋めて、企業側の目線で『自分の何が評価されるのか』を知ることから始めてみてください。自分の専門とは遠いと感じる業界からでも、研究のプロセスやシステム構築の考え方が評価されることは多々あります。早期選考のチャンスを掴むことが、結果として研究に打ち込む時間を守ることにも繋がります」


Sさんの実際のプロフィールはこちら!


■ 研究概要
私は生体外において培養した筋組織を収縮・伸展させることにより運動を再現し、運動効果の評価を行うシステムの構築に取り組んでいます。従来は、運動させた被験者から直接筋組織を採取することにより運動効果を評価していましたが、被験者の負担が大きく、多数のサンプル数を確保することが困難でした。本システムにおいては培養した筋組織を用いることにより、被験者の負担をなくし、十分なサンプル数を確保することが可能となります。現在は、運動を再現するために、培養した筋組織に電気刺激・機械刺激を与えることにより収縮・伸展させることが可能なデバイスの製作及びシステムの構築を行っています。今後は、運動効果を評価するために、電気刺激・機械刺激を与えた際の筋組織の状態を評価することが可能なシステムを構築していく予定です。


■ 研究の意義
本システムにおいて多数のサンプル数を確保することが可能となるため、様々な運動を再現することができ、運動効果の解明に貢献できると私は考えています。運動効果の解明は、近年問題となっている生活習慣病や筋減弱症等の筋疾患に対する治療法の確立にもつながります。生活習慣病は日本人の主な死因の一つであり、健康寿命の延伸に向けた重要な課題となっています。予防・解決策として年代や金銭状況に関わらず取り組みやすい運動が挙げられ、その効果が期待されています。また、筋減弱症は加齢と共に筋量及び筋力が極端に低下した状態になることであり、生活習慣病と同様に運動療法が着目されています。本システムにおける電気刺激・機械刺激の刺激方法や刺激に対する筋組織の評価方法を多様に変更することにより、運動効果の解明、さらには様々な疾患の治療への応用につながると考えられます。


■ 研究から学んだこと
今までの研究を通して、新たな挑戦においては実際に自分の手を動かしながら学ぶことや他者の協力を得ることが重要であると学びました。本研究は筋組織やプログラミングに関する理解が必要不可欠ですが、研究を始めるまでは未知の分野でした。筋組織に関しては、先輩の指導の下で実際に手を動かしながら培養方法や刺激方法を学びました。また、過去の論文を毎週1本以上読むことにより、筋組織に対する理解を深めました。プログラミングに関しては、本や過去の論文を参考にプログラムの作成やそれに伴うエラー部分の修正を行い、内容を理解していきました。自力で理解できなかった内容や解決できなかったエラー部分は先輩に相談し、一緒にプログラム内容やエラー原因の把握を行いました。自分の手を動かしながら学び、必要な場合は他者の協力を得ることにより、未知の分野を理解することが可能になると考えています。


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編集後記


Sさんの就活の進め方は、研究を止めずに効率的に進めたいけれど、ファーストキャリア選択は妥協したくないという方に大いに参考になるものだと感じました。LabBase就職のようなツールを活用することで、自力では辿り着くのが難しい「自分の研究や専門性が活かせるBtoB企業」を、スカウトを通じて効率的に掘り起こしました。スカウトは単なる企業探しの効率化をするためだけではなく、自分に見えている選択肢以外に目を向けるきっかけ作りにもなっています。


研究時間を死守したい理系院生にとって、LabBase就職などのスカウトサービス利用の合わせ技は、効率的かつ納得のいくキャリアを最速で手にするための賢い選択と言えるでしょう。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


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