身だしなみのポイント(男性編)
男性の身だしなみで最も大切なのは「清潔感」
相手にいい印象を与えるためのポイントを項目ごとに徹底解説します!

髪型
髪色は黒が無難。耳周りを中心に短めに整えるのがおすすめです。自分に似合う髪型であることは大事ですが、奇抜な髪型は不潔とみられてしまうこともあるので、オーソドックスな整え方にしましょう!
顔
清潔感を与えるため、髭を剃るのを忘れずに!眉毛は形や長さを整えているのがベストです。
スーツ
黒のリクルートスーツがおすすめです。
中学生や高校生がその後を見越して少し大きめの制服を選ぶように、就活でも大きめのスーツを選ぶのはNG!体に合っていないものはだらしなく見える可能性があります。自分の今の体型にぴったりなサイズを選びましょう。
ジャケットに仕付け糸が付いていることがあるので、外すのを忘れずに!
ワイシャツ
ワイシャツは白を選びましょう。シャツのサイズを選ぶ際には、インナーが見えないよう首回りのサイズをお店で測ってもらうのがおすすめ。
また、シワが目立つ場合は事前にアイロンをかけておきましょう!
ネクタイ
ネクタイの色は印象を左右するので、面接官に与えたい印象と志望業界の雰囲気に合う色を選ぶのがベストです。
黒と白は冠婚葬祭用の色なので、就活での使用は控えましょう。
色によって与える印象は下記の通りなので、イメージ作りのご参考に!
青:真面目・誠実
赤:情熱・積極性
黄色:明るい・社交的
緑:協調的・穏やか
ピンク:優しい・柔らかい
グレー:洗練・調和
靴
靴は黒のビジネスシューズがおすすめ。汚れは禁物。面接前にはしっかりと磨いておきましょう。
靴下
実はしっかり見られているのが靴下です。スーツ用の薄手の靴下を履きましょう。スーツの色と同系色の落ち着いた色がおすすめです。清潔感あるから・・・と白を履いてしまうと、足元が悪目立ちすることもあるので注意!
ベルト
あまりに派手なベルトや、はっきりとブランドだとわかるものは避けるのが無難です。黒のシンプルなものを選ぶのがおすすめ。
カバン
鞄はA4サイズの書類まで入るものを買っておきましょう。また、地面に置くことが多いため、手を放しても自立するようなタイプの鞄がおすすめです。遠方の面接で大きな荷物などがある場合は、必ず駅のロッカーなどを利用して面接会場には持っていかないようにしましょう。
コート
ダウンジャケットやダッフルコートなどカジュアルすぎるものは避けましょう。就活で代表的なものはトレンチコート。ブラック・グレー・ブラウンなど落ち着いた色が好印象です!
身だしなみのポイント(女性編)
女性における身だしなみのポイントは「清潔感・品位・控えめ」
服装・髪型・メイク・持ち物で迷った際は、この原則を思い出してみてください!

髪型
ビジネスシーンでは地毛に近い色がおすすめ!また、前髪もあげて額・眉を出すと明るい印象になります。ショートヘア・ボブヘアの人もサイドをピンで止めるとお辞儀などの際に顔にかからずすっきりとした印象になります。
ハーフアップは女性らしい華やかなイメージに、一つ結びはかっちりした真面目なイメージにと髪型で相手に与える印象も大きく変わります。業界ごとに髪型を変えるのも一つの作戦かもしれません!
メイク
メイクでは「清潔感・品位・控えめ」を意識し、自然なメイクを心がけましょう!つけまつげで目元を強調しすぎたり、カラーコンタクトをつけるのは一般的には好ましくないです。
スーツ
体型に合ったものを選びましょう。ここでも、控えめな色の「紺・黒」のものが一般的です。シワ・ほつれ・汚れがなく清潔であるか確認しましょう。スカートの際は座った時ひざにかかるくらいの長さがベスト。バンツスーツの際は、折り目をしっかりつけましょう。
ブラウス
男性は袖口からシャツを1cmほど見せますが、女性はジャケットの袖口からブラウスが見えないよう注意しましょう。ボタンは上まで止めるのが一般的です。また、首回りにボタンがないスキッパータイプのものはすっきりとした明るい印象になります。こちらも志望業界ごとに変えるのが良いでしょう。
シワが目立つ場合は、アイロンも忘れずにかけましょう。
靴
黒のパンプスが一般的です。ヒールの高さは、3cm~5cmが疲れにくいのでおすすめです。ストラップがあるシューズはカジュアルすぎるとみなす業界もあるので、ストラップなしのものがおすすめです。
ストッキング
就職活動ではストッキングを履くのがマナー。色は自分の肌に近い色を選びましょう。伝線してしまった際に備えて、予備をカバンに忍ばせておくと安心です。
カバン
鞄はA4サイズの書類が入るものを選びましょう。書類は雨が降ったときに濡れないようクリアファイルに入れて持ち運びましょう。面接時に鞄が倒れるなど気が散るのを防ぐため、手を離しても自立するタイプの鞄がおすすめです。
コート
就活で代表的なものはベージュのトレンチコート。膝丈のものが着こなしやすく一般的です。ベージュの他にはブラック・グレー・ブラウンなど落ち着いた色が好印象です。
理系女子のリアルな身だしなみ対策!

H.Aさん(名古屋大・農学部)
私は面接前に、髪型が崩れていないか(アホ毛がひどくないか)、食事後には口紅が取れていないか、夕方だと顔がテカっていないかを鏡の前でチェックします。それと、ストッキングは伝線することもあるので、予備のストッキングを持っておく事をオススメします!
K.Aさん(京都大・農学部)
私はメイクを特に気をつけています。眉は綺麗に整ってるか、はみ出したり消えたりしてないか。アイラインも濃すぎないか、消えてないかなどなど笑。また、リップも落ち着いた色味か、色が落ちていないか気にして、面接前には塗り直しています!私は普段から結構化粧するから困らないですが、周りの普段化粧しない友達は困っています…。化粧を普段する分、普段のおしゃれ(毛染め、マツエク、カラコン、派手なシャドウ)ができないのが辛いですね笑。
O.Sさん(京都大・農学部)
私は就活用と普段用のメイクを使い分けていて、スーツの時は薄めの就活用メイクで行きます。普段は下ろしている髪も選考の時は印象を考えてハーフアップにします。スーツの下は動きやすさ重視でパンツスタイルです。パンツスタイルだと冬の寒い日、スパッツとかレッグウォーマーをこっそり履けるのでオススメです笑。鞄は初めはA4の就活バッグを使っていましたが、容量が少なかったので今はadidasのリュックを使用しています。企業にも寄ると思いますが、それが会話のネタになったりそれで自分を覚えてもらえることもありました笑。私服OKの会社の時は(特にクリエイティブ系)積極的に私服を着ていきます。私は企業に真面目さより活発さをアピールしたいので第1ボタンがないスキッパーシャツ選ぶことが多いです。また、下宿でアイロンをかけたくないのでシャツのシワがつきにくい形状記憶のシャツを重宝しています。
服装指定がないときのベストな服装とは?
「服装自由」「私服でお越しください」と指定された就活のイベント。どんな服装で行くのがベストか迷った経験はありませんか?どんな服装で行くのが良いかを解説します!
服装指定をしない企業の意図は?


「服装自由」の場合
「特に意図はなし」が70.8%、ついで「学生への負担を考えて」が15.2%。「服装を選考項目に入れている」は10.5%となっています。
「私服でお越しください」の場合
「特に意図はなし」が68.4%、ついで「学生への負担を考えて」が22.4%。「服装を選考項目に入れている」は10.5%となっています。
参照: https://job.rikunabi.com/contents/manners/7334/
では実際にどんな格好で行くのが良いのでしょうか!?
「服装自由」の場合
「服装自由」の場合はスーツ、またはオフィスカジュアルで参加するのが無難です。広告などカジュアルな雰囲気の業界には「自分らしさ」を出すために私服で参加しても良いでしょう。
「私服でお越しください」の場合
「私服でお越しください」の場合は、「イベントに気軽に参加してほしい」という企業側の意図があることもあるのでオフィスカジュアル、または自分らしさが伝わる私服で参加するのがおすすめです。
オフィスカジュアルには「清潔感」「清楚感」のある服を選ぶのがポイントです。男性の場合はジャケットを羽織るとカジュアルすぎない服装になるのでおすすめです。
誰でもできることだからこそ、身だしなみが就活の差をつける!
人間は最初に与えられた情報が後の情報に影響を及ぼすという「初頭効果」が心理学的に証明されています。またわずか0.1秒という短時間で、表情や身だしなみ、態度から相手の印象を決めてしまっていることも検証されています。
身だしなみが就活にとっていかに重要な要素であるかは言うまでもありません。最初の数秒で好印象を与え、その後のあなたの話を好意的に聞いてもらうことで、内定に一歩近づくはずです!