2020卒:小松製作所内定者の就活体験談

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LabBase Media 編集部

2020卒:小松製作所内定者の就活体験談

同じ専攻の先輩たちが体験した就活がまとめられています。選考フローや就活日程、中には選考を突破したESを紹介してくださる方も!参考になること間違いなしです。

■選考企業と選考ルート


小松製作所(ES→マッチング面談→最終面接)


■就活日程


6月 自己分析開始
8月 小松製作所テクノセンタ見学会参加
11月 小松製作所1dayインターンシップ参加
2月 日立建機1dayインターンシップ参加
2月 小松製作所工場見学参加
4月 小松製作所マッチング面談
6月 小松製作所最終面接(就活終了)


■就活の軸とその理由


就活の軸は,勤務地と福利厚生.
勤務地に関しては,地元企業に就職したかったので.
福利厚生に関しては,やりたい職業・作りたい製品というモノがなかったので,それ以外の部分で選ぼうと考え,働きやすい環境・労働時間などを視野に入れながら就活を行った.


■内定承諾の決め手


地元の機械系の就職先で,大きな企業がそれ以外にあまりなかったのと,実際に工場見学やOBの方と話をして,自分がやっていける環境であると感じたし,とても気さくな方ばかりで一緒に働いていきたいと感じたから.


■利用した就活サービス


リクナビ


■選考突破ES


修士論文概要(200)


風車の挙動を明らかにする解析ツールの開発を行っています。風車の寿命を正確に予測することを目的としており、洋上風車の解析を行うことが私の研究テーマです。本研究では、双方向連成と呼ばれる解析手法を用いているため、一般的な解析ツールに比べて、より実現象に近くて正確な解析を行うことができます。この研究により、風車の倒壊事故を設計段階で防ぐことができ、更なる風力発電の導入に繋がると考えています。(195)


研究テーマ,ゼミ,科目を選んだ理由(300)


2つあります。1つ目は、マルチボディダイナミクス法を学ぶことができるからです。学部時代に解析ツールを用いて強度解析を行ったときに、どのようにこれほど簡単に計算しているのかと疑問に思ったことがありました。この学問を学ぶことで、解析ツールをブラックボックスとして扱うのではなく、内部構造まで理解して利用したいと考えました。2つ目は、社会貢献度が高い研究だと思ったからです。東日本大震災以降、エネルギー問題に関心を持つようになりました。再生可能エネルギーである風力発電に関する研究を行うことで、日本のエネルギー問題の解決に直接関わることができ、やりがいを感じられると思い、この研究テーマを選びました。(297)


趣味特技(70)


趣味は将棋です。研究室の仲間と息抜きを兼ねてよく指します。特技はeスポーツです。全国大会2位の経験もあり、週末に友人と楽しんでいます。(67)


第一希望の職種の理由(150)


貴社の工場見学に参加させて頂いた際、組立ラインに複数の機種が流れており、ラインの柔軟性を可能とする生産技術力に驚き、私も組立ライン作りに携わりたいと感じました。また現場に近く、日常的に建設機械を見る機会が多いことから、製品の活躍する姿をイメージしやすく、やりがいに繋がると考えたため希望します。(147)


会社選びの基準・軸(300)


私は世界に影響を与えられるエンジニアになりたいと考えており、大学では将来必要となる工学的な知識を身につけるべく学業に真剣に取り組み、課外活動では留学生との異文化交流を通して視野を広げることに努めてきました。従って会社選びでは、高い技術力を持ち、グローバルな企業であることを基準としています。日々過酷な現場で作業をしており、安定稼働には高品質が要求される建設機械には工学技術が集約されており、私は大きな魅力を感じています。また、日本企業のものづくりの競争力が低下している中、貴社は海外への進出度が高く、様々な国の考え方を知り、取り入れることで人としても企業としても大きく成長できると考えています。(297)


学生時代に目標をもって取り組んだこと(30)


粘り強く努力することで、研究課題の解決に向け取り組みました。(26)


取り組んだ理由・目的(200)


私の研究では、解析結果が実験結果に比べて、風車の揺れを大きく見積もってしまうという問題がありました。そこで、解析プログラムに風車の振動を減衰させる効果を考慮させることで、風車解析モデルの再現性を高めることを目指しました。最終的には現在主流となりつつある洋上風車の解析を目標としています。これにより海洋面積が広くエネルギー資源に乏しい日本に適した発電ができ、エネルギー問題の解決に繋がると考えています。(200)


目標達成のために工夫・実践したこと(400)


振動の減衰、ねじれ方向の解析、海波の乱流の順に研究を行ってきました。振動の減衰では、プログラムに減衰効果を加える事と平行し、プログラムを新しい言語に書き換えました。その際、大量のエラーやバグが出てしまうという問題が生じましたが、プログラムを何度も見直し、エラーを一つ一つ取り除く事で問題を粘り強く解決しました。これにより解析精度の向上を達成しました。次に従来では解析できなかった、ねじれ方向の解析に取り組みました。そこでは、誤った解析結果が出力されるという問題が生じましたが、考えられる原因を予測し、優先度の高いものから修正することで問題の解決を図りました。その結果、複雑な動きをする洋上風車に対応した解析が可能となりました。現在は海波の乱流コードの開発を行っています。乱流に関しては詳しくない分野であるので、学部時代にお世話になった先生にコンタクトをとり、助言を頂きながら研究を進めております。(398)"


■ESでのアピールポイントや工夫点


推薦だったので,ESは通過すると考え,少し難しい内容も含め,書きやすいように書いた.面接では,難しい単語の説明などを聞かれたので対策通りにできた.また,研究について長い時間質問されたが,すべての質問に答えることができた点が評価されたと思う.


■就活の振り返り


良かった点
最小限の就職活動で自分の納得できる結果になった点


反省点
推薦で落ちた時に保険となる自由応募をしていなかった点


印象的だった出来事
インターンシップ応募の頃から面接での対応が上達したことが嬉しかった.



ライター
アオト アンナ
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