2020卒:株式会社堀場製作所内定者の就活体験談

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LabBase Media 編集部

2020卒:株式会社堀場製作所内定者の就活体験談

同じ専攻の先輩たちが体験した就活がまとめられています。選考フローや就活日程、中には選考を突破したESを紹介してくださる方も!参考になること間違いなしです。

■選考企業と選考ルート


株式会社堀場製作所 (ES→筆記テスト+二次面接→最終面接→内定)
ローム (ES→筆記テスト+1次面接→2次面接→最終面接)
ダイキン工業 (ES→面接→イベント参加→ES→最終面接)
大阪ガス (インターン参加→リクルーター面談×3回→1次面接→2次面接→最終面接)
NTT西日本 (ES→1次面接→最終面接)
JR西日本 (ES→1次面談→2次面談→最終面談)


■就活日程


6~7月  インターン応募
10~3月 合同説明会などで業界研究
2月   大阪ガスインターン参加
3月   選考開始(ダイキン工業・大阪ガス・NTT西日本・JR西日本)
5月   選考開始(株式会社堀場製作所・ローム)
6月   株式会社堀場製作所内定・内定承諾(就活終了)


■就活の軸とその理由


就活開始当初から一貫して変わらなかったものは勤務地が関西であることと残業が少ないいわゆるホワイト企業であること。
変化したものとして、初めは給料やその他待遇がいいことを条件として考えていたが、最終的にはその会社で楽しく仕事ができるかどうか、その会社で自分が40年間働きたいと思えるかどうか、ということを一番の軸にして考えていた。


■内定承諾の決め手


様々な理由があるが最も大きな決め手はその会社でなら40年間楽しく仕事ができそうだと感じたから。様々な企業を見て社員の人の話を聞く中で多くの企業はの社員さんは、ある程度の不満を持っている中でもなんとか楽しく仕事をしている、という印象を受けることが多かった。しかしこの会社の方々は小さな不満(食堂が微妙)はあれど、楽しく仕事をしており仕事に誇りをもっているように感じられた。


■利用した就活サービス


①リクナビ②マイナビ③キャリタス④ワンキャリア


■選考突破ES


JR西日本


■JR西日本に関心を持った理由と、入社して取り組みたいこと、実現したいことを記入してください。


①関心を持った理由(300文字以下)
私は在学中学んだ技術を生かした上で,日々の生活や経済活動を支えている実感をより強く持てる仕事をしてみたいと思った。鉄道業界は事業エリアが幅広く業界の発展と共に地域の活性化に強く貢献できるのではないかと考えており、その中でも貴社は地域活性化を経営方針として掲げており、私の地元である西日本地域の活性化に強く貢献できるという点から貴社に興味を持った。また、18府県というとても広い地域に運輸事業を展開しており、鉄道以外にもビ駅ビルなど様々な事業を行っているため、鉄道を走らせるだけでなく沿線地域の活性化につなげているという点にも魅力を感じた。


②取り組みたいこと、実現したいこと(300文字以下)
私は貴社で、車両の開発・設計・保守分野に関わりたいと考えている。日常生活や学会、旅行などで鉄道を利用するうえで、車両は鉄道会社の「顔」のうちの一つであり、安全性と快適性、さらには利便性の向上に最も直結する部分だと考えてる。そのため、この分野は安全・快適な移動空間の実現を陰から支える重要な分野だと感じている。そのことから、貴社の車両に関する技術開発・設計に挑戦し、さらに安全・快適な移動空間を実現することによるお客様の満足につなげたいと考えている。さらにお客様の満足度が上がれば客数の伸びにつながり、最終的に沿線の活性化に貢献できる。このような陰の立役者になりたいと考えている。


■あなたが学生生活で特に力を入れて取り組んだ学業や活動について具体的に教えてください。また、その経験をJR西日本でどのように活かしたいと思いますか。
(学業に関することと、学業以外で取り組んだこととそれぞれご記入ください。)


①学業で取り組んだこと(300文字以下)
研究活動として新解析手法の開発という未知の分野に取り組んでいるが、先行研究が存在しないことから研究が難航し、壁にぶつかることが多々あった。しかし、その際にただ闇雲に進めるのではなく、基礎からから再度勉強し文献や類似論文を読むことで少しずつ理論を確立しながら研究を進めた。その結果ある程度の精度を持つ解析手法の開発に成功した。また、今年度解析手法の確立と並行してシミュレーションを活用したプラズマ発生装置の設計開発も行った。これは機構や寸法から自分たちで考え、シミュレーションを用いて解析、考察・修正を繰り返すことにより完成した。そして実際に私が設計した装置を用いてプラズマを発生させることに成功した。


②その活かし方(300文字以下)
以上の経験により最後までやり抜く粘り強さと設計に対する姿勢を学ぶことができた。技術開発や設計・保守の分野はすぐに結果の出る分野ではないと考えている。その中でも中長期的な視点で目標を立てて、最後までしっかりとやり抜くことが大切であると考えており、そこで私の強みを生かして粘り強く成果を上げていきたい。また上記のような学生のうちから自分で設計を行うという経験はあまり得られるものではない。このような経験は貴社に入ってからの設計・開発分野に携わった場合、0からのスタートではなく1からのスタートとなるのでそのメリットを生かして周りを引っ張っていけるような存在になりたいと考えている。


③その他学業以外で取り組んだこと(300文字以下)
1年半イベントスタッフとして働くことによりコミュニケーション能力の向上を行った。大学入学当時、私はコミュニケーションを取るのが苦手であったためサークルになじめず、退会してしまった。しかし、このままではいけないと思い、苦手克服のためにイベントスタッフのバイトを1年半行った。そこでは毎回異なる場所で異なる人達と一緒に仕事を行うため、いいコミュニケーションの練習となり、さらにお客様に喜んでもらうことのうれしさを学んだ。この経験により自分の弱点であった主張力の克服と、もともとの強みで会った傾聴力のさらなる向上につながったと考えられる。


④その活かし方(300文字以下)
貴社にて総合職として会社を支える場合チームとして活動することも多く、コミュニケーション能力は必須事項であると考えられる。その中でも私は自身の強みである傾聴力の高さを生かして、自分と関わる人すべての意見を漏らさずに聴き、そこから最善策を導くということに生かせるのではないかと考えている。現在の社会では主張力の高い人が良いとされているが、それだけではチームとしてまとまらない。よって聞き役となる人が必要不可欠であると私は考えている。そこで私は主張力の強い人たちの意見を聞き意見をまとめる、このような潤滑油のような人物に私はなりたいと考えている。


 
ダイキン工業


■志望動機について (100字)
モノづくりを通じて人々の豊かで快適な生活を作り、社会に貢献したいと考えている。貴社は「空調ではなく空気を作る」という理念を持っており、新たな価値を持つ商品を通じて社会に快適さを提供できると感じたから。


■その職種を選んだ理由 (100字 研究開発・設計開発)
技術者の立場から新技術や新商品を生み出すことで、人々の暮らしに役立ちたいと考えているから。研究では今ない技術を作ることでエアコンに革新を、設計では既存の概念を超えるような商品を作りたいと考えている。


■研究テーマについて (200字)
研究内容はシミュレーションを用いた大気圧プラズマの内部解析手法の確立である。大気圧プラズマは低コストかつ低温で用いることができ、半導体、医療、環境分野などで応用されている。しかし、大気圧プラズマは解析手法の確立がなされておらず、経験則でこれら応用利用がなされているのが現状だ。そこで私は実験とシミュレーションを組み合わせ、プラズマ内部を定量的に把握する新解析手法の開発を行っている。


■当社の経営理念について ※
(1)次の当社の経営理念のうち、共感したものを3つ挙げてください。
 ※ホームページに詳しく紹介しておりますので、その内容を読んだ上で回答ください。
  選択番号:9.1.2


(2)その理由を教えてください。200字
これからの変化の激しい社会でモノづくりをする会社が生き抜くためには、社会の素早い変化に対応し一歩先を行くためのチャレンジ精神やお客様の潜在ニーズをいち早くくみ取ること、それらから生み出されるアイデアを実現するための高い技術力、これらが必要不可欠であると私は考えるからだ。また、これらを続けていくことは同時に社会への貢献につながるため、私の目的であるモノづくりを通じた社会貢献が達成できると感じたから。


■学生時代の取り組みや経験について
当社ではイノベーター人材を必要としています。
学生時代の取り組みや経験の中で、イノベーション(リスクを恐れず、それまでのモノ・仕組みに変革)を起こした事例を教えてください。(300字)


2種類のシミュレーションを併用するという斬新なアイデアを提案・実行した。これまで5年間ほど1種類のシミュレーションのみを用いて解析手法の確立を行っていたが、精度や分解能が限界に達しているのではないかという意見がたびたび出ていた。そこで私は現状を打破するには抜本的改革が必要であると考え、異なる種類のシミュレーションを導入し、2種を併用することを提案した。また、導入の際に思いつくままに行うのではなく、新シミュレーションの理論を文献や論文を読むことにより1から勉強し、担当教員と議論を重ね、しっかりとした計画を立ててから、実行に踏み切った。結果として改革前よりも精度や分解能の向上を行うことができた。


■ESでのアピールポイントや工夫点


サークル活動をしていなかったので研究について深く話すことを意識した。
また、NTT西日本やJR西日本、大阪ガスなどの面接では研究だけの人間だと思われるとマイナス評価につながるので、サークル以外でのスポーツ活動などをできるだけ話すようにした。


■就活の振り返り


良かった点
早い段階から業界を絞ってしまうのではなく、幅広い業界を見ていたこと


反省点
自分のやりたいことが何なのか、自己分析が足りていなかった。


印象的だった出来事
インターン先の社員の方に、自分の思考力や判断スピードについてほめてもらえたこと。

ライター
LabBase Media 編集部
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