クラボウ(倉敷紡績株式会社)
- 従業員数
- 1137
- 事業とミッション
- ■紡績会社から事業の多角化へ
クラボウは1888年3月に紡績業を行う会社として創業されました。その後、化成品・エンジニアリング・エレクトロニクス・バイオメディカルと様々な領域へ拡大していき事業を多角化してきました。その根底にあるのは「社会・経済への貢献」と「環境への配慮」。今後も、この二つを常に念頭に置きながら、新たな領域を切り拓き、事業拡大を目指していきます。
■繊維事業―Your Best Partner - KURABO
クラボウの祖業である繊維事業では、「Your Best Partner - KURABO」をスローガンに、綿などの天然繊維をベースにした繊維製品を開発しており、特にユニフォームやデニムなどの厚地素材では確固たる地位を確立しています。そんな繊維事業で取り組んでいるのが「高付加価値素材の提案」と「サステナブルな事業の創出」。たとえば、綿100%を中心とした天然繊維原料に機能材を加え分子レベルで改質した機能素材。素材の風合いを損なわず「吸湿発熱」「吸放湿」「消臭」などの機能を付与し、繰り返し洗濯しても機能を維持できる特徴を持つ「ネイテック」、繊維製品を製造する過程で発生する裁断くずを糸に戻し、様々な製品へとアップサイクルする「ループラス」など。今後も様々なニーズに対し、顧客とともに歩むパートナーとして、社会課題に対するソリューションを提案していきます。
■化成品事業―暮らしの中の多彩なシーンで快適さを創造
半導体製造装置に用いる樹脂加工品(エンジニアリングプラスチック)については、半導体業界の成長と共にそのニーズは高まっています。熊本イノベーションセンターを中心に高機能エンジニアリングプラスチックから汎用樹脂まで、様々な樹脂製品に関して多様な加工技術でお客様のニーズに合わせた製品の提供をしています。その他、ウレタンフォーム、住宅用建材、機能性フィルムなど、化成品事業の領域は多岐にわたり、自動車のシートや公園のベンチ、住宅の断熱材といった暮らしの中の多彩なシーンで快適さを創造しています。これからも、化成品事業は多彩な分野で付加価値の高い製品づくりに貢献していきます。
■エレクトロニクス事業―ロボットの「目」と「脳」
クラボウのエレクトロニクス分野は繊維事業での染色工程における「色」の制御からスタートし、特に色の「検査・計測」を行うカメラ・センサーの部分で強みを持っています。この強みを活かして現在注力しているのがロボットセンシングです。クラボウでは産業用ロボットの「目」と「脳」となる高速3Dビジョンセンサーを開発しました。この製品の優れている点は、従来のビジョンセンサーでは認識できなかった、毎回形状の違う柔らかいケーブル類を高速で認識し最適なかたちでロボットにハンドリングさせることで、コネクタへケーブルを高速かつ正確に挿入するという作業を自動化させることができる点です。Society5.0の実現に向かって、電子機器の組立工程の自動化は需要が高まっており、将来的には組立工程全体の自動化システムの構築も目指しています。
■エンジニアリング事業―水、空、土のすべてを守る
公害問題が大きな課題となった1960年代。クラボウのエンジニアリング事業は、自社工場の排水・排煙処理からスタートしました。アルカリ性排水と酸性排煙を同時に処理するこの技術は商品化へと実を結び、以降、排水・排ガス処理設備、汚泥処理設備など、水・大気・廃棄物の3つの分野に同時にアプローチできる総合的な環境プラントメーカーとして、国内・海外を問わずクラボウの技術力は活かされています。また、2016年には、これまでのノウハウ・技術を活かし、間伐材などを燃料とするバイオマス発電事業を開始しました。カーボンニュートラルの観点からCO2の排出を抑制し、持続可能な地球環境の創造に貢献していきます。
■バイオメディカル事業―生命の最先端への貢献
バイオメディカル事業では、主に大学や企業、研究機関を主な顧客として、核酸自動分離装置などの医療用機器や創薬や化粧品開発に用いる皮膚3次元モデルの販売、遺伝子解析の受託サービスなどを通じて、基礎研究・創薬などの支援を行っています。最近では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、研究・検査機関向けの抗体検査試薬キットを開発し、国内販売を開始しました。近年、再生医療研究・遺伝子研究といった分野は日々進化し続けており、それに携わる研究者をサポートしていく非常に意義のある事業です。
- メンバーと環境
- ■面白いことやってやろう。
クラボウは、初代社長である大原孝四郎が残した「やる可し、大いにやる可し」という言葉のスピリットを継承し、イノベーションの創出を目指し続けてきました。気になることがあれば、すぐに飛び込む。変わることを恐れず、挑戦する。ないものは、自分たちの手で創る。挑戦する事への情熱は、創業当時から連綿と受け継がれてきた、いわばクラボウの企業DNAです。現在、クラボウでは「面白いことやってやろう。」をキーワードに、それぞれの分野で好奇心と行動力を持ち、世の中への新たな価値の創出に挑戦していきます。
■ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンーすべての社員が活躍できる企業風土づくり
クラボウでは、近年、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進を重要な経営戦略の一つと位置付け、ひとりひとりの多様な個性(性別、文化・国籍・民族、性的指向・性自認、障がいの有無、価値観など)をお互いに尊重し合い、認め合うことで、全ての社員がその能力を最大限発揮できる職場環境・風土の整備に取り組んでいます。
【社内制度・福利厚生(抜粋)】
・フレックスタイム制度
・時間単位有給休暇制度
・在宅勤務制度
・オフィスカジュアル
・育児・介護休暇制度
- PRリンク
- https://www.kurabo.co.jp/omoshiroikoto/