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【インターンシップ】カーボンニュートラルと電力系統安定化の実現に向けたプラントシステム解析技術に関する研究
一般財団法人電力中央研究所
2050年のカーボンニュートラル(CN)に向けて、エネルギー分野では水素・アンモニア利用やCO2分離回収利用・貯留(CCUS)、次世代原子炉の研究開発が加速しています。また、出力変動の大きい再エネ大量導入時の電力系統安定化のため、発電システムにはさらなる需給調整力の向上が必要となります。
当所ではこれまで、プラントシステムに対して、熱効率だけではなく運用性(出力変化速度や起動時間など)も解析・評価可能なプラント動特性解析ツールを開発し、新システムの研究開発や、実発電所の運用改善等に関する研究を行ってきました。
今後は、より詳細かつ高度なプラントシステムの解析・評価を可能とするため、電気・熱・材料・化学反応などのあらゆる物理領域をカバーする「複合領域」のダイナミックシミュレーション技術や、AIやデータサイエンスを活用した運用支援技術の開発を進め、ひいては低炭素・CNと電力系統安定化を同時に実現するシステムの研究開発ならびに社会実装に貢献したいと考えています。
本インターンシップでは、その技術開発のベースとなるプラント動特性解析ツールを用いた諸解析を通じ、上記技術に関する理解促進に加え、電力供給の現状と課題に関する見識を深めていただくことを目的とします。