目指せ、「会計×〇〇」の第一人者! PwCのグローバル・リーダーシップ・プログラムで理系学生が築けるキャリアとは

インタビュー

LabBase Media 編集部

目指せ、「会計×〇〇」の第一人者! PwCのグローバル・リーダーシップ・プログラムで理系学生が築けるキャリアとは

新たなテクノロジーが次々に登場する現代社会では、企業活動に信頼を付与する会計・監査業務にも幅広い知見が求められる。そんな現状を機敏に察知したPwC Japan有限責任監査法人が、学生時代に「ビジネス以外」の専門性を磨いた人財を確保し、育成すべく設けているのがグローバル・リーダーシップ・プログラム(以下、GLP)だ。同プログラムの担当役員と、今年から実務を担い始めた若手職員たちそれぞれに、制度の概要と狙い、入社後の働き方の実態と今後のキャリア展望を語ってもらった。 PwC Japan有限責任監査法人: 公認会計士、コンサルタントなど多様なプロフェッショナル人財が、自律的に、相互に尊重しあい、アシュアランス(保証)業務およびアドバイザリー業務を通じて「共通の行動規範」に基づく言動を行うことによって「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」というPurposeを実現。

現代の会計・監査には、理系の素養が求められている



――まずは鈴木さんから、自己紹介とGLPの説明をお願いします。


鈴木:銀行証券アシュアランス部で、外資系投資銀行の監査業務を主に担当しています。フィンテックやブロックチェーン関連の部署の立ち上げに携わり、最先端技術を導入した「新しい金融」に係るビジネスを広げるべく、仕事に取り組んできました。現在はPwC Japan有限責任監査法人のカルチャー変革推進・人財DX担当執行役としてGLP担当パートナーも務めています。


GLPは、学生時代にビジネス以外の幅広い専門性を極めた人財を獲得するための制度。GLP採用の職員には、入社後、公認会計士の資格取得まで先輩職員の助言を受けながら学習に専念していただきます。人事担当者も「担任の先生」のように一人ひとりに細かく目を配っており、一人で行き詰まってしまわないよう事務所で勉強会を開くこともあります。


公認会計士は、会社全体の動きを理解したうえで財務諸表などに信頼を付与する会計・監査の専門職です。ビジネス構造もリスクも多様化している現代では、信頼を必要とする領域も多様化し、信頼の付与に理系の知識が求められる状況が増えています。


あまり理系学生に馴染みのある職種ではないかもしれませんが、各自のテーマを深く突き詰めた理系学生の専門性とかけ合わせることで、他にない人財に成長することができます。


――資格取得後のキャリア形成支援の概要を教えてください。


鈴木:PwCでは全ての職員にコーチがアサインされているので、資格取得後はコーチに相談しながら実際の業務を進めていきます。しかし、基本的に所属部署の先輩がコーチを務めるため、他部署の事情を知る機会が不足しがちとなります。そこで、GLP採用の職員には追加で私とアシュアランスリーダーの二人もキャリアコーチとなり、より広いキャリアの選択肢を示しながら相談にのっています。


例えば、PwCで経験を積み、その後社外でのキャリアを選んだ方々の中には、各国の会計基準やサステナビリティ保証基準などを設定する組織でルールメイキングを担っている人もいるんですよ。


さらに、当社には日本にいながら151カ国に展開するPwCメンバーファームの仲間とつながれるネットワークがあります。私も英国駐在後、ある多国籍企業の監査を担当したときにこの力を実感しました。各国・地域のシニアマネージャーが全員ロンドン時代の友人で、とても仕事が進めやすかったんです。


GLP採用職員には、世界共通の会計の基本知識を足がかりにグローバルでリーダーシップを発揮することが期待されているので、PwCのネットワークを活かして国境を越えたキャリア形成を全力で支援しています。


専門性を磨いて得られる多様なキャリアパスに胸が踊った



――ここからはGLP採用職員のお二人のお話を伺います。まず、業務の概要と学生時代の取り組みを教えてください。


Y・T:私は大手総合電機メーカーの監査業務を担当しています。クライアント業務の他には、入社後の働き方を紹介する学生向け座談会にも参加しています。


学生時代には情報系の学部で生成AI関連の研究をしながら、児童向け教育関連企業の長期インターンシップで1年間ITコンサルタントとして働きました。


T・G:私は半導体と製造業関連企業の監査およびサステナビリティ保証に携わっています。採用リクルーター業務と、社内報の作成業務にも関わっています。


学生時代は理学部生物科学コースで微生物の研究をしていたほか、生協団体に所属してオープンキャンパスの運営に参加していました。


――そこからどうしてGLPに挑戦したのでしょうか?


T・G:「社会人として働くからには、すぐに多くの人に貢献できる仕事がしたい」と考え、理系職種に絞らず就職活動をしていました。しかし、段々と「ビジネス知識が乏しい今の自分に社会貢献ができるのだろうか、まずは社会・経済の仕組みを学ぶ必要があるのでは」と不安を感じるように。そんなときに、当時の公認会計士育成採用、現在のGLPを見つけたんです。


会計知識ゼロからの難関資格挑戦に不安もありましたが、基礎から学ぶことで将来どんな道を選んでも応用が利く一生のキャリアの「土台」を得られ、専門知識に裏付けられた社会貢献ができると確信できました。説明会で出会った先輩職員たちの視野の広さと、楽しそうに仕事の話をする様子、海外赴任のチャンスがあることにも魅力を感じ、挑戦を決めました。


Y・T:私は当初SIerなどを見ており、就職活動中から「開発からいずれプロマネになる」というキャリアパスが明確に描けていました。そんなときにPwC Japan有限責任監査法人のGLPを知り、海外赴任、事業会社への出向、独立・起業など、就職後に描けるキャリアパスの多様さ・幅広さに胸が踊りました。


ずっと「理系」の環境にいたので、「文系」の人と働くことで新しい自分が見つかりそうだという期待もありました。何より、説明会で感じた職員の皆さんの個性的だけど自然体な様子をみて「無理なく、自分らしく働きたい」と考えている私にぴったりだと感じ、GLPに飛び込みました。


着実に知識を蓄え、キャリアの幅を広げたい



――二人とも今年から本格的な監査業務を始めていますね。日々の業務の進め方と、仕事のやりがいを教えてください。


T・G:試験合格後1カ月間の研修を経て現場に入り、半年ほど経ちました。直近では、担当企業のビジネスの動きと帳簿の数字の動きに異常がないか確認する、四半期の増減分析を行っています。


ある半導体企業の監査では、先輩5人と私の6人体制で取り組んでいます。担当の勘定科目に関してどんな手続きをすれば目的が果たせるか、自分で方向性を考えてから先輩に相談し、確認をもらってから作業を進めています。


どんな質問に対しても、先輩は丁寧に答えてくれます。自分で考えたやり方で問題ないか質問したときに「その方向性で進めよう」と伝えてくれるので、知識を蓄積できている実感があり、やりがいを感じますね。


Y・T:私も4~5人のチームでの業務が多いです。自分の担当領域のタスクを整理し、先輩に確認しながら自分主体で進めています。


試験合格後も学ぶべきことはたくさんありますが、知識のキャッチアップの本質は「物事の本質は何かを考えながら理解していく」こと。学生時代までの勉強・研究のやり方を応用し、今に活かすことができていると思います。学び続けることで自分の成長がチームの誰かの助けになることにやりがいを感じていますね。


また、クライアントとは資料の受け渡しの機会などにコミュニケーションを持つことがほとんどです。自分なりに「見やすさ・分かりやすさ」を意識して資料作成やコミュニケーションに努めているので、「Y・Tさんとのコミュニケーションはとてもやりやすいです」と直接褒めていただいたときはうれしかったです。


――将来のキャリアイメージと、理想のリーダー像を教えてください。


Y・T:大学で学んだITの知識と、いままさに学んでいる会計知識。両方の専門を極め、「IT×会計」のフィールドでの第一人者になりたいです。


私の理想は鈴木さんなんです。専門性を極めていることに加え、鈴木さんの周りには個性的な人が自然と集まっていて、楽しそうに仕事をされているのが遠目で見ていても分かります。私もこんなふうに人をひきつける魅力的なリーダーになりたいです。


T・G:私はまだ漠然としていますが、いずれ海外赴任を経験し、キャリアの幅を広げたいと考えています。


理想のリーダー像は、周囲に良い影響を与えられる人。先輩たちは皆さん仕事もできて周りへの配慮も忘れないので、同じように「この人についていけば大丈夫」と思ってもらえるリーダーになりたいです。


進むべき道が分からない人こそ、GLPで理想のキャリアに挑戦しよう



――昨年の取材でも、職員一人ひとりが自分らしく、和気あいあいと働く様子が印象的でした。会社として意識的にそのような雰囲気づくりに取り組んでいるのですか?


鈴木:冒頭でも触れましたが、現代では一個人が全ての領域を網羅することは不可能です。だからこそ、PwC Japan有限責任監査法人は多様性を重視し、個々の強みを活かせる環境の整備に注力しています。


さらに言えば、専門家集団であるPwC Japan有限責任監査法人における「人の成長」とは、すなわち「組織の成長」です。他人に指示されるのと自分の興味に従うのではやる気もパフォーマンスも段違いですから、キャリア形成は各個人に委ね、一人ひとりの強みや希望を尊重しています。


また、新入所者の配属直後は顔が見えたほうが困っている様子が見えやすいですよね。繁忙期も、事務所で一緒に働くほうが効率が上がります。リモート勤務も可能なハイブリッド体制を導入していますが、特定の時期にはチーム単位での出社を推進していることも和気あいあいとした雰囲気を醸成できている理由ではないでしょうか。


――最後に、ともに働きたい人、GLPをおすすめしたい人へメッセージをお願いします。


Y・T:PwC Japan有限責任監査法人では、自分の希望を発信していると先輩たちが関連するプログラムを紹介してくれます。自己実現できる環境が整っているので、周りに「やりたいこと」を発信できる意欲的な人ならきっと活躍できるはず。向上心があり、周囲に良い影響を与えてくれるポジティブな人と、一緒に新しいことに挑戦していきたいですね。


T・G「社会貢献への意欲はあるけれど、自分がどの分野で活躍できるか分からない」人にこそGLPをおすすめしたいです。専門性を持っていることは、長期的なキャリア形成で大きな助けになりますよ。


鈴木:世の中のめまぐるしい変化の中で挑戦を楽しめる好奇心の強い人と一緒に働き、キャリア形成を応援したいと考えています。PwC Japan有限責任監査法人で自分なりのキャリアを切り拓き、グローバルでリーダーシップを発揮していきたいと思われる人はぜひGLPに挑戦してください。


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グローバル・リーダーシップ・プログラムの募集要項は こちら


編集後記


日々の業務に真摯に取り組みながら、目の前に広がる幅広いキャリアの可能性を楽しそうに話す若手二人の様子が印象的なインタビューだった。執行役の鈴木さんの「意欲ある職員のキャリアを全力支援する」という言葉からも熱意が伝わってきた。


いま、読者にとっては縁遠く思えるだろう会計・監査の領域で、理系の素養と専門性が求められている。ビジネスの世界で活躍したい学生にはぜひ、現在の専門に加えて新たな武器を身につけられるGLPに挑戦してほしい。


※所属・内容等は取材当時のものです。(2024年9月公開)


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ライター
三輪 愛
カメラマン
児玉 聡
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PwC Japan有限責任監査法人は、卓越したプロフェッショナルサービスとしての監査を提供することをミッションとし、世界最大級の会計事務所であるPwCの手法と実務を、わが国の市場環境に適した形で提供しています。さらに、会計監査だけでなく、内部統制、ガバナンス、サイバーセキュリティ、規制対応、デジタル化対応、株式公開など幅広い分野に関する助言を通じて社会の重要な課題解決を支援しています。PwCビジネスアシュアランス合同会社、PwCサステナビリティ合同会社、PwCリスクアドバイザリー合同会社、PwC総合研究所合同会社とともに、信頼されるプロフェッショナルとして、日本の未来にあらたな信頼をもたらすことを、Assurance Vision2030として掲げています。 「Build trust in society and solve important problems」 社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する 私たちPwCは、「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことを自らのPurpose(存在意義)として定めています。これは、世界情勢やビジネス環境が大きく変化し続ける中、複雑な課題に対してPwCが重要な決定を下すにあたってよりどころとしているものであり、また世界各国のPwCと連携をするうえでも重要な役割を果たしています。 Assurance Vision2030 https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/assurance/vision2030.html