内定のキッカケはLabBaseのイベント
Q. 自己紹介をお願いします。
門西様:大学院では化学工学を専攻し複数の界面活性剤を用いた構造体解析の研究を行っており、2024年にポーラ化成工業株式会社に入社しました。
現在は、ポーラやオルビスをはじめ、数ある化粧品の中身の製造プロセス全体を支える仕事(生産技術職)をしています。具体的には、研究・開発段階のビーカーレベル(約1kg)の試作品を、生産機スケール(10kg~1,000kg単位)で安定的に生産できるようスケールアップを検討する業務を行っています。単に大量に作るだけでなく、品質を安定させることが重要な役割です。
Q. 最初にLabBaseを知ったきっかけを教えてください。
門西様:大学の先輩からの紹介でLabBaseに登録しました。
Q. LabBaseのキャリアイベントの中で、なぜポーラ化成工業株式会社のキャリアイベントに参加されたか教えてください。
門西様:大きく分けて3点あります。
まず1つ目は、化粧品業界への興味です。元々化粧品業界に興味があり、特にポーラ化成工業は化粧品の研究開発と生産で有名な企業として注目していました。
2つ目は、ポーラ化成工業の生産技術職について詳しく知りたかったことです。通常のインターンシップでは生産技術職の募集が少なく、この職種について詳しく話を聞ける機会が限られていました。LabBaseのキャリアイベントは、生産技術職の社員と直接対話できる貴重な機会だったため、これは絶対に参加すべきだと思いました。
そして3つ目は、自分の専攻を活かせる可能性を確認したかったことです。化学工学を専攻していたため、自分のバックグラウンドがポーラ化成工業の生産技術職でどのように活かせるのか具体的に知りたいと思っていました。イベントでは生産技術職の先輩社員と話せる機会があると聞いていたので、専門性のマッチングを確認できると期待していました。
LabBaseのキャリアイベントで訪れた運命の出会い
Q. 実際にイベントに参加してみて、どうでしたか?
門西様:よかったです。実際に現場で活躍している先輩社員から仕事内容を聞けたことで生産技術職全体を包括的に理解することができました。大量生産だけでなく、品質の安定性を確保することがいかに重要か、そしてそのために日々どのように考えて仕事をしているのかを詳しく教えていただきました。理系として培ってきた思考力を存分に活かせる環境だと実感できました。
特に、同じ化学工学専攻の先輩社員と出会えたことが印象的でした。先輩社員が「理論を取り入れて業務に発展させたい」とおっしゃっていたのを聞いて、生産技術職でも自分の専門知識を深く活かせることが分かりました。単に機械を動かすだけではなく、化学的な知見を基に私も仕事に取り組みたいと思っていたので座談会を通してここで働きたいと強く思いました。
製品として形になる達成感と、研究スキルが活きる面白さ
Q. 今担当している業務でやりがいを感じる瞬間も教えてください。
門西様:一番のやりがいは、自分が関わった製品が実際に店頭に並び、お客様の手に届くことです。成果が製品として形になるので、達成感を日々実感しています。また、理系として培ってきた化学的知識や理論的思考を、実際の生産現場で活かせる点も大きな魅力です。「考えること」が多い仕事なので、知的好奇心が刺激されますね。2年目という早い段階から複数ブランドの製品開発に関わることができています。
Q. 最後に研究と就職活動を頑張る理系学生へのメッセージをお願いします!
門西様:理系学生の皆さんには、自分が本当に取り組みたい仕事を追求してほしいです。学生時代の専攻を活かす道を選ぶのも素晴らしいですし、全く異なる業種にチャレンジするのも良いと思います。大切なのは、自分が突き詰めたいと思える仕事を見つけることだと考えます。応援しています。
編集後記
門西様のキャリアは、LabBaseのキャリアイベントでの一つの出会いから始まりました。そして同じ化学専攻の先輩社員との対話を通じ、自分の専門性を活かせる新たなキャリアパスに出会い、内定に繋げることができました。
入社から数年が経った今も、門西様は大きなやりがいを感じながら働き続けています。
LabBaseでは、専門分野をもとに企業との対話ができるキャリアイベントを定期的に開催しています。あなたの可能性を広げる一歩を、ぜひイベント参加から始めてみてください。