[化学系]面接が苦手だった理系修士が、研究内容を武器に納得の内定を掴むまで

インサイト

LabBase Media 編集部

[化学系]面接が苦手だった理系修士が、研究内容を武器に納得の内定を掴むまで

理系修士学生にとって、M1の冬は人生で最も過密なスケジュールに直面する時期です。研究の集大成である学内発表と、将来を決める本選考のピークが重なるからです。今回インタビューしたAさんも、面接への強い苦手意識を抱えながら、その「正念場」に直面しました。いかにして研究と就活を戦略的に両立させ、第一志望の企業から納得の内定を勝ち取ったのか。その意思決定のプロセスを辿ります。 【この記事でわかること】 ・面接への苦手意識を「研究内容のマッチング」で克服するプロセス ・LabBase就職を活用し、研究時間を確保しながら効率的に進める就活戦略 ・12月の学内発表と最終面接が重なる「理系修士特有の過密スケジュール」の乗り越え方



「面接への恐怖」と、流されるままに始まった院進


──就活を始めた当初の心境はどうでしたか?


Aさん:正直に言うと、漠然とした不安しかありませんでした。私はもともと人と話すことが得意ではなく、特に「面接」という場に対して強い苦手意識を持っていたんです。実は大学院入試の際の面接でも、緊張しすぎてうまく話せず、面接官の先生に心配されていたという話を後から友人伝いに聞いて……。そんな自分が、企業の面接でまともに受け答えができるのか、本当に内定をもらえるのかと、ずっと不安を抱えていました。


──大学院へ進学したのは、研究への強いこだわりがあったからですか?


Aさん:それも、当時は「周りがみんな行くから」という消極的な理由が大きかったかもしれません。私の学科は80%以上が修士に進むのが当たり前の環境だったので、自然な流れで進学しました。でも、小学生の頃に理科の実験で色が変わる指示薬に魅了されてから、ずっと「色」や「光」の化学には興味を持っていたんです。今の研究室を選んだのも、学内で唯一、光化学を専門にしていたからでした。


先輩から受け継いだ「理系就活の武器」


──就活を本格化させるきっかけは何でしたか?


Aさん:先輩や友人から「とりあえず登録しておけ」と言われて教えてもらったのが、LabBase就職などの理系特化型サイトでした。私たちの研究室は、代々先輩が後輩の就活をサポートする文化が非常に強くて、ES(エントリーシート)の添削も先輩が徹底的に見てくれるんです。


──研究室のサポートが非常に手厚いんですね。


Aさん:はい。4月には修士2年生の先輩方が、自分たちの体験談をプレゼンしてくれる「就活セミナー」も開催されます。そこでスケジュール感や、Web面接で顔を明るく見せるための「Webカメラ用ライト」の受け渡しなど、具体的なノウハウを伝授してもらいました。そのおかげで、面接が苦手な私でも「まずは場数を踏もう」と早期から動き出すことができました。


研究時間を確保するための「LabBase就職」活用法


──就活を進める上で、LabBase就職をどう活用しましたか?


AさんLabBase就職の大きなメリットは、スカウトを通じて「選考のステップを効率化できる」ことです。 自分から何百社も企業を探す手間が省けるだけでなく、早い段階から会社の人事の方と対話できる機会が与えられるのは、研究に忙しい身としては非常に助かりました。


──その仕組みが、具体的にどう研究との両立に繋がったのでしょうか?


Aさん:自分から企業を熱心に探し回らなくても、自分のプロフィールを見て「会いたい」と言ってくれる企業から直接話が来るので、企業探しの負担が大幅に軽減されました。また、スカウト経由で早期に会社の人と話す経験を積めたことも大きかったです。自分を評価してくれる企業と効率よく出会えるルートを活用したことで、その分を実験や発表の準備に充てることができました。面接に自信がなかった私にとって、自分の研究に興味を持って声をかけてもらえる仕組みは、非常に合理的でした。


12月の「学内発表」と「最終面接」が重なった正念場


──最も大変だった時期について教えてください。


Aさん:12月が間違いなく一番の正念場でした。11月から学内発表の準備で実験データもまとめなければいけない、プレゼン資料も作らなければいけない。そんな中で、本選考の山場がやってきたんです。


──どうやってその時期を乗り切ったのですか?


Aさん:正直、一日中就活の準備に追われる日もあり、研究との両立が難しくなった瞬間もありました。でも、私の研究室はコアタイムがなく、進捗さえ出せば個人の裁量に任せてくれるスタイルだったので、「この日は研究」「この日は就活」とはっきり切り替えて取り組むことで、なんとかバランスを保ちました。


──面接が苦手という不安は、その頃には解消されていましたか?


Aさん:いいえ、実は内定をいただいた企業の前に二社ほど一次面接で落ちていて、「やっぱり私はダメなのかな」と落ち込んでいた時期でもありました。でも、第一志望の企業は、私の「光化学」の知識と、効率化を目指す「MI(マテリアルズ・インフォマティクス)」の手法に強い興味を持ってくださっていたんです。自分の武器が、企業の求めているものと完全にマッチしていると感じられたことが、最後の一歩を支えてくれました。


「何を研究したか」ではなく「どう活かすか」


──最後の一社を選んだ決め手は何でしたか?


Aさん:「自分のやりたいこと」と「企業がやっていること」の重なりです。印刷やパッケージには、光で固まるインクや機能性材料など、私が研究してきた光化学の知識を直接活かせるフィールドが広がっています。面接は最後まで上手く話せた実感がありませんでしたが(笑)、技術的なバックグラウンドが評価されたことで、納得して就活を終えることができました。


──現在の心境はいかがですか?


Aさん:早期に内定をいただけたことで、就活を終えて研究に集中できるようになったのが一番嬉しいです 。もしスカウトサイトや先輩の存在がなかったら、もっと全然違う結果になっていただろうなと思います 。


後輩へのメッセージ


理系だからこそ、コミュニケーション能力以外の部分でも戦える武器がいっぱいあると思います 。私のように話すことが苦手でも、何かアピールできる魅力が必ずあるはずなので、頑張っていただきたいです 。まずはスカウトサイトに登録してみるのがいいと思います 。それを通じて自分自身の内面と向き合うきっかけになり、自己分析の助けにもなるはずです 。


───────────────────────────────────────


編集後記


今回のインタビューで印象的だったのは、Aさんの「自分は得意ではない」という自己評価の低さと、それとは対照的な「研究への誠実な向き合い方」でした。就職活動において、誰もが華やかなエピソードを語れるわけではありません。しかし、Aさんのように自分の専門性を実直に磨き、それを必要とする企業とLabBase就職を通じて繋がることで、口下手であっても「納得の形」を掴み取れることが証明されました。研究と就活の両立に悩む後輩たちにとって、彼女の「研究時間を守るための戦略的な動き」は、一つの大きな希望になるはずです。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


ご登録がまだの方はコチラから!

ライター
LabBase 編集部
X Facebook