[機械系]2歳からの鉄道愛×設計工学で掴んだ大手内定。理系修士のリアルな就活記

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LabBase Media 編集部

[機械系]2歳からの鉄道愛×設計工学で掴んだ大手内定。理系修士のリアルな就活記

研究が忙しくて、就活に割く時間がない。ESの書き方も、いつ始めればいいのかもわからない……。多くの理系院生が抱えるこの悩みは、決して他人事ではありません。今回お話を伺ったのは、機械工学を専攻し、製品価値の設計手法を研究するAさん。幼少期からの鉄道好きをキャリアの軸に据えながらも、当初は就活の進め方に大きな不安を抱えていました。 そんな彼が、いかにして研究と並行しながら大手鉄道会社3社から内定を勝ち取ったのか。その裏側には、スカウトサービスを選考優遇ルートへの鍵として使いこなし、浮いた時間を研究と納得感の追求に充てるという、極めて理系らしい戦略的な意思決定プロセスがありました。 【この記事でわかること】 ・手探りのスタートと情報の集め方:就活の仕組みが分からなかった初期に、どのように情報を補い、動いたのか。 ・LabBase就職を通じた効率化のリアル:スカウトがどのように選考プロセスの短縮に繋がり、研究時間の確保に寄与したか。 ・内定獲得後の見極めへの向き合い方:3社から内定を得た後、最終的な一社に絞るために、これから予定されている顔合わせをどう活用しようとしているのか。



何から始めればいい?焦りの中で就活を開始


──大手3社からの内定、おめでとうございます。まずは、就活を始めた当初の状況について振り返っていただけますか。


Aさん:ありがとうございます。実は、最初から順調にいっていたわけではありません。M1の4月や5月くらいに動き始めたのですが、当時は本当に「何をすればいいか分からない」という状態でした。周りがインターンに応募し始める中で、具体的なスケジュール感も、自分の研究をどう企業に伝えればいいのかも分からず、焦りがありましたね。特にES(エントリーシート)の書き方は、理系の専門用語をどう噛み砕けばいいのか、かなり苦労しました。


──その状態から、どのようにして情報を補っていったのでしょうか。


Aさん:まずは情報を集める入り口を増やそうと思って、研究室の友達に勧められたLabBase就職に登録しました。自分で一から企業を探すだけでなく、プロフィールを載せておくことで企業側から声をかけてもらえる環境を作れば、少しは状況が変わるかなと思ったんです。また、並行してメンターさんにも相談し、ESの添削をお願いしたり、就活の進め方の「コツ」を教えてもらったりしました。自分一人で抱え込まず、外部のサービスや周囲の助けを借りることで、少しずつ視界が開けていきました。


夏インターンを通し、2歳からの興味を「仕事」として捉え直した


──インフラ業界を志望されたのは、かなり早い段階からだったのですか?


Aさん:母に聞くと、2歳の頃から鉄道が大好きだったみたいです(笑)。自分でも、大きな構造物が動く仕組みや、メカニカルな部分にずっと惹かれてきました。だから大学の専攻も機械系を選びましたし、就職先を考える上でも、やはり自分の原点にある鉄道が中心になりました。ただ、就活を始めた当初は、メーカーなども含めて少し幅広く見ていましたね。


──そこからインフラ業界一本に絞られた決定打は何だったのでしょう。


Aさん:夏に参加したインフラ系会社のインターンシップです。実際に現場を歩き、社員の方々の仕事ぶりを間近で拝見する中で、自分が大学で学んでいる設計工学の考え方が、電車のメンテナンスや運行システムの効率化に直結するイメージが湧きました。「この環境なら自分の専門性を活かせる」と肌で感じられたことが大きかったです。その経験以降、秋からは迷いなく集中することができました。


特別選考を活用する。LabBase就職で実現した研究との両立


──理系院生にとって、研究室の活動と就活をどう両立させるかは死活問題ですよね。


Aさん:本当ですね。私の研究は、対象とする機器が、製品としてだけでなくサービスとしてどう価値を提供してきたかを分析するものです。先行研究の調査やデータの整理に膨大な時間がかかるため、選考が重なる時期は本当に大変でした。研究室にいる間は集中して作業をし、移動時間や休憩中にスマホで企業と連絡を取り合うといった、細切れの時間をいかに活用するかが勝負でした。


──その中で、LabBase就職が具体的にどう役立ちましたか。


Aさん:一番のメリットは、やはり「スカウト」という形で企業と繋がれたことです。こちらから応募しなくても、自分のプロフィールを見て興味を持ってくれた企業から連絡が来るのは、時間のない中で非常に助かりました。LabBase就職はプロフィールに自分の専門分野や研究内容を詳しく書き込めるので、それを見た志望業界の企業から、ちゃんとスカウトが届くようになりました。実際に内定をいただいた企業の中にも、最初はLabBase就職でスカウトをいただいたのがきっかけだったところがあります。


──「選考プロセスにおける効率化」についても教えてください。


Aさん:通常の応募だと、まずESを提出して結果を待つというステップが必要ですが、スカウト経由だと書類選考が免除されたり、いきなりリクルーター面談からスタートできたりする場合がありました。選考のプロセスが一部短縮されることで、その分を研究に充てられたり、他の志望企業の対策に時間を割けたりしました。研究テーマが少し特殊なので、そこを面白いと感じてくれた企業と、最初から深いお話ができたのも良かったです。


納得して一社を決めるために——これから始まる見極めの時間


──「3社から内定」そこから最後の一社を絞り込むにあたって、今どのような心境ですか?


Aさん:正直なところ、今はまだ非常に悩んでいます。内定をいただいた3社はどこも魅力的で、仕事内容に申し分はありません。ただ、最後に自分が一番大切にしたいと考えているのは「一緒に働く人たち」のことです。これまでは人事の方や面接官の方としか接点がなかったので、「実際の同期になる人たちはどんな雰囲気なのか」「自分と合うのか」という部分がまだ見えていないんです。


──その見えない部分をどう埋めていこうと考えていますか。


Aさん:大学のキャリアセンターに相談に行きました。複数の内定を保持したまま回答を待ってもらうことに少し引け目を感じていたのですが、相談員の方から「それは問題ないこと。自分が納得できるまでしっかり考えなさい」と言ってもらえたことで、気持ちが楽になりました。今後は、各社で予定されている内定者の顔合わせや懇談会に足を運びたいと思っています。人事の方しか知らない状態から、これから共に働く仲間たちの輪に実際に入ってみて、自分の直感を確かめたい。早期に選考が進んで内定をいただけたからこそ、2月末の回答期限まで、こうした「見極め」にじっくり時間を割くことができています。


多忙な理系院生こそ、夏の余裕がある時期の対話で納得の内定へ


──最後に、これから就活を始める後輩の理系院生へメッセージをお願いします。


Aさん:理系院生は冬以降、研究で非常に多忙になり長期インターンへの参加が難しくなります。そのため、比較的時間に余裕がある「夏」を一つの区切りと捉え、幅広く企業を見ておくことが大切です。そのためにも、まずはLabBase就職のような、自分の専門性を評価してもらえる仕組みに登録して、選択肢を広げておくことが第一歩になると思います。


また、インターン中は積極的に社員の方と対話し、顔を覚えてもらうことで、その後のスムーズな選考にも繋がります。早い時期から社会人と話す経験を積み、自分の研究を伝える力を磨いておきましょう。


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編集後記


Aさんのお話を伺っていて印象的だったのは、ご自身の状況を常に客観的に捉え、一歩ずつ着実に進もうとする誠実さです。LabBase就職を活用して選考のステップを効率化し、研究時間を確保する。その一方で、内定後には人事の方しか知らない状態であることを冷静に課題と捉え、これから始まる交流の機会を通じてそのギャップを埋めようとする。その慎重かつ実直なプロセスは、まさに彼が専門とする設計の思考そのものでした。Aさんの物語は、多忙な研究生活と将来の選択の間で揺れる多くの学生にとって、非常に現実的で温かいヒントになるはずです。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


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ライター
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