[電気電子系]AI専攻の修士が、地方から大手ITコンサルの内定を掴むまで

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LabBase Media 編集部

[電気電子系]AI専攻の修士が、地方から大手ITコンサルの内定を掴むまで

山口大学大学院でAI(人工知能)の研究に打ち込むTさん。周囲の多くがエンジニアなどの技術職を目指すなか、彼は独自の視点でキャリアを模索してきました。地方学生としてのリアルな感覚や、研究室で共有されるノウハウ、そして多忙な研究生活と就活をいかに両立させたのか。飾らない言葉でその過程を振り返ります。 【この記事でわかること】 ・「作る側」から「上流側」へ。AI研究者だからこそ感じた、将来的なキャリアの生存戦略 ・地方学生が感じる「東京への物理的・心理的距離」と、インターンを通じた適性の見極め方 ・LabBase就職の「論文要約機能」を、ES作成の効率化や自分の研究を客観視するためにどう使ったか

学生プロフィール

項目内容
お名前Tさん(修士1年)
大学院名山口大学大学院
専攻名AI・情報工学系専攻
研究テーマAIモデルの構築・開発に関する研究
志望業界コンサルティング、SIer
内定先大手ITコンサルティング企業


就活タイムライン

時期就活の動き研究・学業の状況
4月先輩の勧めでLabBase就職に登録。就活を本格開始M1進学。研究の方向性を固める時期
5-6月約40社のインターンに応募。ES作成のピーク学会提出資料の作成に向けた研究活動
7-9月東京での対面・オンライン合わせ約10社のインターンに参加地方と東京を往復。満員電車の衝撃を経験
10月第一志望の大手ITコンサル企業より内定早期内定により、残りの修士課程を研究に捧げる準備が整う


AIを「作る」以上に、「どう使うか」に将来性を感じた


──就活を始めた当初、エンジニアなどの技術職についてはどう考えていましたか?


Tさん:最初は、いわゆる「ザ・理系」という感じの企業のシステムエンジニアもいいかなと思っていました。でも、実際に自分でプログラミングをしたりAIを組んだりしている中で、これって近い将来AIに置き換わってしまうんじゃないか、という感覚を身をもって持ったんです。


Tさん:自分よりAIの方が速く正確にコードを書けるようになるなら、自分は技術を「どう使うか」という上流の方へ行った方が将来性があるのかなと思いました。人と喋って、AIをどう活用するかを決める立場ですね。メーカーの説明会にも出ましたが、自分に向いていないと感じる業界を消去法で切っていった結果、コンサルが残ったという感じです。


──地方の大学院生として、東京の企業を受けることに心理的なハードルはありましたか?


Tさん:一番は「満員電車」でしたね(笑)。夏のインターンで東京に行ったとき、初めてあの混雑を経験して「大学生活のうちからこれを毎日していたら、自分は耐えられなかっただろう」と正直思いました。山口にいながら就活をしてみて、地方の大学で良かったなと今は思っています。


研究室のネットワークとLabBase就職の出会い


──就活を始めたきっかけや、ツールの活用について教えてください。


Tさん:4月のはじめに、研究室の先輩が「就活を教える会」をゲリラ的に開いてくれたんです。ホワイトボードを使ってスケジュール感を教えてもらった際に、まずはLabBase就職を使ってみろとアドバイスされました。


Tさん:私の研究室には全体で20人くらいメンバーがいますが 、私の一個上の先輩たちが軒並みコンサルに進まれていたので、「お前もコンサル向いてるんじゃない?」と助言をもらえたのが大きかったです。それまでは技術職が鉄板だと思っていたので 、先輩たちの存在があったからこそ、早い段階で自分の適性に目を向けることができました。先日も後輩に「何からやればいいですか」と聞かれたので、まずは自分も使っていたLabBase就職を勧めました。


──具体的にどの機能が役に立ちましたか?


Tさん:論文のPDFをアップロードすると、AIが要約してくれる機能です。これが本当に良くて。他のスカウトサイトだと研究を書く欄が短すぎてアピールしにくいことが多いのですが、LabBase就職はしっかり研究内容を反映できます。要約された文章を拝借してES(エントリーシート)に活用したり、自分の研究が企業からどう評価されるかを客観視したりするのに使っていました。


研究評価と時間の確保


──LabBase就職経由でのスカウトについて、どのような印象を持っていましたか?


Tさん:BtoBの企業様と直接話せる機会が多いなと感じていました。就活を始めたての頃は名前を知っているBtoC企業に目が行きがちですが、最終的に多くの学生がBtoB企業に進むことを考えると、最初からそういった企業からスカウトや興味をいただけるのは、長く考えた時に進めやすかったと思います。


Tさん:実際、志望度の高い企業からスカウトが届き、そこから個別の相談に乗ってもらったり、面接の練習をしていただいたりもしました。特に9月から10月にかけては学会の資料提出で多忙だったので、自分の研究を評価してくれる企業と効率的に出会えたのは非常に助かりました。


──「ログイン頻度」なども意識されていましたか?


Tさん:研究の合間に、ちょこちょこ開くようにはしていましたね。ログインしていると企業側の目に留まりやすいと聞きましたが、確かにログインした後にスカウトが届く感覚としてありました。


インタビュアー:そうなんですよ。LabBase就職では、最終ログイン日が企業さまに表示されるようになっているので、頻繁にログインしてくださる学生さんの方が企業さまもスカウトを送りやすいんですよね。学生の皆さんから興味ありをする、企業さんからきたスカウトに興味ありを返すというのも同様です。実はあまり知られていないんですが、LabBase就職は、他サービスと異なり1通1万円以上という超高額な投資をして、スカウトを届けています。だからこそプロフィールを細かくみますし、その中でも反応してくれそうな方を選ぶ構造です。


「ワークライフバランス」を比較


──最終的に内定先を決めた決め手は何でしたか?


Tさん:自分の中で「QOL(生活の質)」は外せない軸でした。コンサル業界は刺激的でお給料も高いけれど、その分、残業時間が非常に長いイメージもありました。


Tさん:だから、ある企業がイベント内で「なんでも答えます」と仰られていたので、「ぶっちゃけ残業はどれくらいですか?」と正直に聞いたんです 。すると、「月85時間とか90時間」とさらっと言われて、それは自分の生活スタイルには合わないなとお断りしました。最終的に決めた企業は、仕事の内容はもちろん、お給料と生活のバランスが自分にとって一番納得のいく形だったからです。地方出身者として東京で一人暮らしを始めるからこそ、無理のない範囲でしっかり働ける環境を選びました。


早期内定が、研究への集中力を生む


──就活を終えて、現在の心境を教えてください。


Tさん:10月の初旬に第一志望から内定をいただけたので、今は迷いなく研究に取り組めています。私の研究室は「M1は就活に専念して、終わったら研究に取り組む」という方針なので、早期に納得のいく結果が出せて本当に良かったです。これからは、東京での新生活に向けた準備と並行して、修士論文の質を上げることに全力を注ぎたいと思います。


──これから就活を始める後輩たちへアドバイスをお願いします。


Tさん:一番伝えたいのは「とにかく数を受けて、落ちることに慣れること」です。最初は不採用通知に凹みますが、数を受けていくうちに「単に自分に向いていなかっただけだ」と前向きに捉えられるようになります。あとは、研究室の先輩や便利なツールを素直に頼ること。自分一人で抱え込まず、情報を効率的に集めて判断するのが、理系院生の就活を成功させるコツだと思います。


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編集後記


Tさんの就活は、決して「無理をして背伸びをした成功」ではありませんでした。東京の満員電車に驚き、残業時間を率直に確認し、自分に合う環境を求めて選択肢を丁寧に取捨選択していく。そんな「自分の感覚」を大切にしながら、一方で研究室に伝わるノウハウを賢く使いこなし、研究者としての時間もしっかり確保する。このバランス感覚こそが、地方の国立大学生が納得の内定を勝ち取るための最もリアルな戦略であると感じました。


こちらの体験談が参考になった方は、ぜひLabBase就職でプロフィールを更新し、興味ありを押してあなたを待っている企業からのスカウトを受け取ってみてください。


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ライター
LabBase 編集部
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