576人に聞いた!理系学生のサマーインターン事情

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LabBase Media 編集部

576人に聞いた!理系学生のサマーインターン事情

研究室にこもりっぱなしの理系学生でも、サマーインターンの話題が出始めるとざわついてしまう…。サマーインターンってみんな参加してるの?参加した方がいいの?研究や学会より大切なの!? そこで、LabBaseが、実際に昨年のサマーインターンに参加した学生576名にアンケートを実施しました。

20卒M2のサマーインターン参加率は50.2%


修士2年のサマーインターン参加率は50.2%。20卒生全体で見ると、参加率は47.5%と過半数を下回る結果に(図1、図2)。意外と少ない…!?




参加企業は1社、実務体験型が人気。


参加した社数は1社または2社が最も多く、54.8%。次いで、3社または4社が25.7%でした(図3)。



参加するインターンが短期か長期かによっても社数が変わってくるでしょう。経験したインターンの内容について、多かったのが実務体験、次に会社説明会(図4)。実務体験はその企業や業界の知識が深まり、向き不向きを判断できる貴重な体験。自分の経験やスキルが生かせそうか、成長の場として適しているか、働いている人の表情はどうかなど、まさにインターンの真骨頂とも言えるコンテンツ。印象に残った内容も実務体験型が多いようです。




印象に残ったインターン先企業ランキング


  • 1位 ソフトバンク株式会社 
  • 2位 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ/本田技研工業株式会社/株式会社日立製作所
  • 3位 パナソニック株式会社/JFEスチール株式会社/ソニー株式会社/日鉄ソリューションズ株式会社
  • 4位 関西電力株式会社/東芝メモリ株式会社

人気企業の顔ぶれはやはり大手が多く、企業側の受け入れ体制が整っていたり、業務内容の選択肢が多いことも人気の理由でしょう。1位にランクインしているソフトバンクのエンジニア向けインターンでは、ネットワークエンジニア、データエンジニア、データサイエンティスト、プロダクト開発など、バラエティ豊かなコースが用意され、自分の研究テーマに沿った業務を体験できるのが魅力。実データを用いたデータ分析や営業同行など、働き方や仕事の内容が理解しやすいように考えられています。


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参加企業からの連絡はどのくらいある?本選考に応募した?


参加後の企業からのコンタクトについても気になります。アンケートによると、「2〜3ヶ月に1回連絡があった」が最多で41.9%、次に「月に1回以上連絡があった」が31.0%でした。一方で、「連絡はなかった」が全体の1割を占めました。20卒の修士2年、学部4年については、「2〜3ヶ月に1回連絡があった」が最多でした。思いの外、しつこくない!?(図5)



どんな内容でコンタクトがあったかをまとめると(図6)、本選考の案内が多く、社内イベントや懇親会の案内も積極的にありました。



ちなみに、サマーインターンに参加しながら本選考に応募しなかった学生にその理由を聞いたところ(図7)、1位「会社の雰囲気が合わなかった」2位「業務内容が合わなかった」という結果に。「インターン内容に不満だった」は9%にとどまり、サマーインターン参加が就職先選定において重要な判断手段の一つになっていることがわかります。



21卒のサマーインターンの応募はすでに開始されています。サマーインターンに参加すると、その後の選考に有利になると言われていますが、第一志望でなくても迷っている企業があれば出来る限り参加してみるのがいいでしょう。実際に働いてみたらイメージと違った、会社の雰囲気が自分に合わないなど、OBの話や企業が発行する会社概要ではわからないことを知るチャンスです。貴重な時間を割くことになるので、インターン選びも慎重に!


  • アンケート概要
  • 対象:LabBase登録学生
  • 調査内容:サマーインターンに関するインターネット調査。
  • 調査時期:2019年4月5日~4月9日
  • 有効回答数:576(修士2年287名・修士1年201名・学部4年27名・博士36名・学部1〜3年10名・その他15名)


ライター
ふるた ゆうこ
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