はじめまして、
この春、第一志望であった某大手総合化学メーカーの研究職に内定を頂くことができました。
私学の理系大学 にて高分子合成から物性の評価、細胞実験まで幅広い角度から、副作用の少ない新しい医薬品の創出を目指して高分子の抗がん剤の研究 を行っています。修士2年のあかねと申します。
就職活動にあたり、LabBase を利用していた学生でもあります。
研究室で忙しい理系学生ならではの 企業選びや志望する業界に対する悩みなどを解決する助けになればと思い、私の就活7か月 の記録をここに残します。
これから始まる私の体験記では、研究室で高分子の研究をしていた私がこの7か月でたどり着いたリアルな就職活動に対する考え方 や具体的な就活の戦略 、理系学生が求められる活躍の場などを紹介します。それによってこれから就活を迎える 研究室で忙しい学生 の心が少しでも楽になれば!わざわざ時間を割いて、記事を書く甲斐があるってもんです。
それでは、始めます。

っと、思ったのですが、
今回#1では、私がどんな人間で、どう今に至っているか?を知っていただきたいので、私の就活7ヶ月のおおまかな流れを紹介します。次回から、時系列に区切って私の就活をご紹介します。
あらためて、よろしくお願いします。
私は優等生じゃない。
なんだか真面目な自己紹介になりましたが、私は優等生ではなく無鉄砲タイプの人間です(あ、所属大学の創立125周年キャラが夏目漱石の「坊ちゃん」なんです)。
留年はしていませんが、単位を落とした事もあります。
飲み会が好き、カラオケオールやクラブも好き。病気になったり元気になったり忙しく、両親や祖父母に心配をかけてばかりいます。
だからこそ、劣等感もあり【就職活動】はものすごく不安でした。兎に角内定が欲しい!!大手に行きたい!!(大手病を罹患)とばかり考えていました。そうすると学会の準備や実験が詰まり、
「あっ説明会予約が埋まちゃった、うわあああああ」
といった調子で3月は過ぎて行きました。
ただ今思い返すと、焦る必要は全くなく、「内定が欲しいから」と自分を取り繕ったところで、嘘はすぐバレるのが就職活動でした。
特にエントリーシート(ES)を書く時に
「【学生時代頑張った事(通称ガクチカ)】ってなんだよ?そんなの無いんですけど」
って思いますよね。私もバイトや遊んでばかりいないで、もっと意識高い系の活動をすれば良かった(涙)、と後悔し、「なんか作らなきゃ」とばかり考えていました。しかし、いざ始まってみると【活動内容の大きさ】って全然関係無かったんです。
【ガクチカ】の中で考えて行動した事、困難が生じた時の乗り越え方が大事だったのだと気付きました。500文字の設問から「あかね」という人間が自分達の仲間になった姿をイメージできるか、3Dプリンターの如くESから「あかね」をどうやって飛び出させるか、が重要だったのです。それに気付いてからは、ESの質が上がり化学メーカーは通過するようになりました(日用品や化粧品メーカーは全落ち、向いてないのかな?)。
こんな感じでやってきます。
このような調子で、就職活動や面接対策について私が体験したこと、感じたことを全て書き残して行きたいと思っています。
就活を終えた私からこれから就職活動を始める2021年卒の皆さんに言いたいことは、ありのままの自分、個性を大切にしながら、なりたい将来像、また人生の目標を叶えられるような会社に就職して欲しいということ。そして、企業側も学生を全力で選んでいるのが就職活動だということです。
要するに、マッチングアプリや合コンと一緒ですよ!その判断材料として、エントリーシートや面接があるのではないでしょうか?今後、私の記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
やれやれ、まったく就職活動というものはっ!!!