■選考企業と選考ルート
・シスコシステムズ合同会社(履歴書→電話面接→ES→一次面接→二次面接→Webテスト→最終面接→内定)
・ソニー株式会社(インターン参加→最終面接→内定)
・日本オラクル株式会社(履歴書→電話面接→一次面接→二次面接→最終面接→内定)
・ソフトバンク株式会社(インターン参加→面談→最終面接→内定)
・SAPジャパン株式会社(インターン参加→面談→部門最終面接→社長面接→内定)
・株式会社シグマクシス(インターン参加→面談→最終面接→内定)
■就活日程
5月 就活イベント参加
6月 自己分析・ES・面接対策
7月 日本IBM株式会社サマーインターン参加
8月 Salesforce、株式会社NTTデータ、SONY株式会社、日本HP株式会社サマーインターン参加
9月 日本マイクロソフト株式会社(ビジネスコンテスト)、SAPジャパン株式会社、ソフトバンク株式会社、三菱総合研究所、日本総合研究所サマーインターン参加
10月 PwCコンサルティング合同会社、株式会社シグマクシスサマーインターン参加
11月 志望先の外資系IT、コンサルから内定したため就活のペースを落とす
3月 全日本空輸株式会社、日本航空株式会社パイロット選考開始
4月 シスコシステムズ合同会社内定・内定承諾(他選考も落ち着き就活終了)
■就活の軸とその理由
就活の軸は”ITに携われること”、”ビジネス面と技術面の両方に携われること”、”企業の人と相性が合うこと”の3つを挙げていました。面接では主にこの3つを説明し、受ける企業によって微妙に変えていました。表向きでない軸としては”年収”、”働きやすさ”、”キャリアプラン”を特に意識していました。軸の変化については、サマーインターン前の早い段階で自分はどのように働きたいのかを考えることができたこともあり、特に変化はありませんでした。
■内定承諾の決め手
就活を始める前から行きたいと考えていた企業だったので、もし内定が出ればすぐに承諾しようと思っていました。その理由は上記に挙げた就活の軸の全てを網羅しており、他の企業と比較してもその水準が高いからです。比較のために、就活の終盤には内定先や選考途中の企業を横軸に羅列し、縦軸に就活の軸を羅列させ、マトリクスを組んでどの企業が自分にあっているかの点数付けを行いました。以上が内定承諾企業を決めた客観的判断で、最終的には自分はどの職場で働く方がワクワクするか、活躍できそうかということも主観的に考え、結論に至りました。
■利用した就活サービス
①リクナビ② マイナビ③ キャリタス④ ワンキャリア⑤ 外資就活
■選考突破ES
企業名:ソニー株式会社
Q1. 希望コースで取り組みたいこと
選んだコースで、あなたがソニーで取り組みたい内容について記述してください。
コース=ソフトウェア設計(カメラ・BtoB・メディカル)(300文字以内)
人工知能や機械学習によって新たなサービスやソリューションを生み出していきたいです。具体的にはより高度な画像認識機能をカメラに搭載し、ユーザビリティを向上させることなどを考えています。実際に夏季インターンシップにおいて、機械学習による個人識別について取り組み、有用性について検証を行いました。入社後も積極的に様々なソフトウェア設計に携わり、カメラや映像・音声に関わるプロダクトに対して新たな価値を生み出していきたいです。そして私は大学院の研究でAIを用いた画像認識や、5Gネットワークの研究などを行なっています。このような最先端な技術にはとても興味があり、新たな技術によって世界を変えていきたいです。
Q2. 興味/関心のあるカテゴリー 関心のある内容と理由
選択した領域・カテゴリーで最近注目しているプロダクト・サービスとその理由を記述してください。(200文字以内)
ソニーの機械学習ツールである「Neural Network Console」に注目しています。これは従来複雑な設計が必要であったディープラーニングを、初心者でも視覚的に分かりやすく直感的に扱いやすくできるサービスだと考えています。私は研究で機械学習を行なった経験がありますが実際に手順は複雑でした。このような分かりやすいサービスが普及することで、企業や個人がより手軽にAIを活用できると考えています。
Q3. 所持しているスキルの経験年数・目的
上記にてチェックしたスキルにおける経験年数、目的、開発・作製した内容など詳細を記述してください。また、上記項目にはない特技や経験などがあればこちらに自由に記述してください。(200文字以内)
【プログラミング】
Python・機械学習(3年間・研究開発レベル・総務省アルバイトにて画像認識、自然言語処理など)、C言語、Java(1年間・大学履修レベル)
【ネットワーク】
5G(3年間・研究開発レベル・総務省アルバイトにてアンテナ素子の設計、電波伝搬実験など)
Q4. 専門性(テーマ概要)
卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500文字以内)
大学院での研究にて、人工知能による画像処理と、5Gネットワークの評価に取り組んでいます。具体的な研究の目標は、画像認識機能を搭載したカメラを車に取り付け、運転手の視覚をアシストするシステムを構築することです。この研究に取り組んだ理由は、技術が発達した現代においても車の事故が多発する現状に疑問を抱き、社会の安全を向上させたいと考えたからです。5Gは画像認識を行う際に、サーバー側と高速で映像のやり取りを行い、遅延を少なくするために採用しています。研究では実環境において5Gがどこまで実用的であるのか、5Gと組み合わせたときの画像認識の精度はどれほどのものであるかを、幾度のシミュレーションを行い検証しています。機械学習や5Gという最先端な技術であるため、研究では技術的にも多くの苦労があります。さらに、5Gほどの広帯域の電波を飛ばすには国の許可が必要であり、実験を行うことでさえも簡単ではありませんでした。しかしより安全な社会の実現のために、壁にぶつかったとしてもその度にPDCAを回しながら、日々研究に取り組んでいます。
Q5. 取り組み内容
あなたが何かを解き明かした・成し遂げた・作り上げた、いずれかの経験について、あなた自身のアプローチや工夫と役割、最終的な成果(物)がわかるように記述してください。(500文字以内)
※概要だけでなく、困難だった点やあなた自身の独自のアプローチ、 意志を貫いてやり遂げた点オリジナリティなど、あなたがアピールしたい内容について記述してください。
※特に、課題については具体的に説明し、かつ、その課題を解決するためにあなたがどのような手段や手法を用いて取り組んだかがわかるように記述してください。
総務省でアルバイトを行い、3年計画の研究開発プロジェクトを2年で成し遂げた経験があります。具体的には新規通信システムの開発とAIによる画像認識などを行いました。私はその中で6人の外国人学生を含む11人のチームの日本人学生責任者を担いましたが、当初は課題の不明瞭さと連携不足で開発が2ヶ月間滞っていました。そこで私はチームを細分化し、各々にリーダーを立てることで情報伝達に優れた階層構造を作りました。さらに精緻な現状整理や全体のプロセスの洗い出しを行い、積極的にメンバーとの共有を図りました。行動の背景には新技術の確立という難易度の高い目標を達成したいという挑戦心がありました。継続して情報共有をすることで取り組むべき課題が明確になり、個人の役割を定義したことで生産性が向上したと考えています。その後もチーム内での連携・コミュニケーションを心がけ、お互いをより信頼できる環境へと変化させることができました。そして最終的には3年計画のところを2年で達成させるという付加価値を付けプロジェクトを完成させることができました。社会に出てもリーダーシップやチームワーク力を活かし、積極的に挑戦していきます。
■ESでのアピールポイントや工夫点
ソニーの場合はソフトウェア部門の採用であったので、自分はどのようなことができるのかが伝わるように記入した。面接でよく聞かれたのは研究内容の口頭説明とガクチカの深掘りです。ガクチカの深掘りについては、どのようにリーダーシップを発揮したかや、取り組む中で苦労したことは何であったかなどです。
■就活の振り返り
良かった点
比較的早い時期に就活を始めることができて良かったと思います。また夏にインターンに多く参加したおかげで経験を積むことができ、本選考の面接にも落ち着いて臨むことができました。さらに自分の考え方や能力の向上にも繋がったと感じているので早くからしっかり取り組んで良かったです。
反省点
理系院生でありながら、技術的なスキルが不足していたことを反省しています。これによりとある外資系IT企業の技術面接の選考を突破できなかったことがありました。就活前にスキル面を向上させておくことや、他の自分の強みが活かせる職種の面接に臨むことが必要だったと考えています。
印象的だった出来事
普段は絶対に話すことができない憧れの企業のトップの方やそれに近い方々と直接お話しすることができ、さらに自分の経験などを評価してくださることはとても嬉しかったです。印象的な出来事として、就活中に企業のクリスマスパーティーに招待していただいたり、懇親会で大企業の社長と隣席でお食事をしたことがあり、貴重な経験をすることができたと感謝しています。