2020卒:ソニー株式会社内定者の就活体験談  

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LabBase Media 編集部

2020卒:ソニー株式会社内定者の就活体験談  

同じ専攻の先輩たちが体験した就活がまとめられています。選考フローや就活日程、中には選考を突破したESを紹介してくださる方も!参考になること間違いなしです。

■選考企業と選考ルート


・ソニー株式会社(インターン→一次面接→一次面接やりなおし→最終目面接→内定)
・ソフトバンク株式会社(面談→インターン→一次面接→最終面接→内定)
・NECソリューションイノベータ株式会社(面談→インターン参加→面談→最終面接→内定)
・富士通株式会社(インターン→一次面接→選考辞退)
・ヤフー株式会社(インターン→一次面接→選考辞退)


■就活日程


■2018年
3~9 月 日本IBM株式会社の長期インターン参加
10月 labbaseで就活開始,
11月 labbaseでオファーを受けた企業数社(フリービット,ソフトバンク,NECソリューションイノベータ)と面談,ソフトバンクのインターンに参加,日本IBM株式会社と面談
12月 ソフトバンクの一次面接,面談


■2019年
1月
・日立製作所インターン
・NHKインターン一次面接→落選
・ソフトバンク2次面接
・日本IBM 研究職説明会(openhouse)
・富士通エフサス説明会
・ソニーインターン
・NEC中央研究所インターン


2月
・ソフトバンクから内定をもらう,これが初内定
・富士通インターン
・NECソリューションイノベータで研究チームとの面談,早期選考に申し込む
・ヤフーインターン


3月
・クローバーの就職フォーラム
東芝,ソニー,パナソニック,ヤフー,NHK,花王(試供品狙い),資生堂
・ソニーグループフォーラム
・NECソリューションイノベータの最終面接→内定
・ソフトバンクの内定辞退
・NECの技術系の説明会
・富士通インターン
・ソニーインターン
・ヤフーとテレビ面接→ヤフーの選考辞退
・東芝研究開発説明会
・ソニー一次面接→落選→別コースでの再選考


4月
・ソニー再一次面接
・富士通一次面接
・ソニー最終面接→内定→内定承諾(就活終了)


7月
・一次面接後サイレントお祈りされた(とおもっていた)富士通から連絡が来るが選考辞退


■就活の軸とその理由


自分の中で研究開発職に就きたいという強い思いがありましたが,研究開発職に絞ってしまうことに不安があったため,SE職と研究開発職の両方を軸に就職活動を進めていきました.2月にソフトバンクから内定をいただけたことで,SE職を確保でき,就職ができないという不安から逃れることができたため,そのあとは研究開発職一本で選考を受けました.結局内定先は研究開発職かSE職かあいまいな職種になったのですが,キャリアを自身で作る制度があるなら,まずはこの会社に入ってみよう,とソニーに決めました.


■内定承諾の決め手


技術職志望なので職種や研究力を第一に重視し,その次に大切にしたいと考えていた軸が福利厚生です.私は女性なので,結婚出産育児を経ても自分がしたいことに取り組める企業かどうかを重視していました.ソニーであれば産休・育休中も週一から働くことができ,そのときの自分のペースでワークライフバランスを考えられそうだと感じ,ソニーに決めました.また社内移動制度など,自分でキャリアを作ることができる制度や私服で自由に働ける社風があると感じたのも決め手でした.


■利用した就活サービス


①リクナビ ②Labbase ③クローバー ④サーナ(障害者採用の情報媒体)


■選考突破ES


ソニー株式会社:ソフトウェア関連職


■希望コースで取り組みたいこと


私が取り組みたいことは,センシング技術を向上させることです.なぜなら,現在IoTが注目されており,IoTデバイスの価値創出のためにセンシング技術は必要不可欠であると考えるからです.例えば,ウェアラブル端末における心拍数センサーを用いた生体情報のリアルタイムなモニタリング,自動運転技術におけるミリ波レーダーを用いた物体認識などがあります.私はこれらを実現するためセンシング技術を向上する研究や開発に取り組み,より精度が高く,より処理速度の速いセンサーを世の中に生み出すことで,人々の生活を豊かにしていきたいと考えています.


■関心のある内容と理由


私はこれまでウェアラブル端末を用いた生体センシングの研究に取り組んできたため,様々なセンサーが組み込まれているプロダクトに関心があります.具体的には,スマートウオッチwena activeやaiboに注目しており,心拍センサー,加速度センサー,測距センサーなどのセンサーを用いてデータを取得し,睡眠状態を予防したり,人とのかかわりを促進したりすることができるプロダクトに興味を持っています.
 


NECソリューションイノベータ:研究開発職


■学生時代、困難を乗り越えて成し遂げたことを教えてください。


私は学生時代、新聞部内で意見が分かれてしまい決定ができないという困難に対し、メンバーとの対話から解決策を提案することで円満な決定と信頼関係の構築を成し遂げました。当時、編集長を担当しており、その役割の一つとして編集部の統括があり、編集部のメンバーの意見をまとめて紙面のレイアウトや記事執筆上のルールの決定を行う必要がありました。しかし、メンバーの意見が衝突してしまい、議論が白熱して結論が出せないことが多くありました。多数決という方法もありましたが、メンバーにはやりがいをもって活動してもらいたいと考えていたため、ひとりひとりの考えを無理に抑え込むことは本意ではありませんでした。そこで、編集長である私が中心となり、対話を通して部員の意見を細かく把握し、「多数決に頼るのではなく妥協案を出す」、「多数決による決定であっても少数派の意見をきちんと聞く」ことを心掛けるようにしました。この結果、メンバー全員が納得できるような決定を行うことができました。この経験から、対話による信頼関係の構築の重要性を学び、現在も大学院での研究活動におけるコミュニケーションに活かすことができています。


■ITであなたが変えたい世界とその理由を教えてください。


私はITの力で「人々が自分の力で、健康を向上し生活を豊かにすることができる世界」に変えたいです。なぜなら、少子高齢社会により人手不足が進む現代において健康を自力で管理し改善していくことは急務だと考えるからです。例えば、私はこれまで熱中症の予防を目的として、ウェアラブル端末を用いて運動中でも簡単に正確な深部体温を測定できるようにするための研究について取り組んできました。従来の深部体温測定は体内に温度計を入れる必要があり、運動中のリアルタイムな測定は難しいとされてきました。そこで、ウェアラブル端末を用いて取得した心拍数などをニューラルネットワークに入力することで深部体温を測定することを提案しました。これが実現できれば、運動中でも手軽に深部体温を測定することができるようになります。さらに無線通信を用いることで、例えば中学校や高校での部活動において生徒の深部体温を一元的に管理することができるため、熱中症による搬送患者数の減少につながります。このようにITの力で、医療機関に頼らずとも自力で健康を管理し、向上させることができる世界を創り出せる研究にこれからも取り組みたいと考えています。


■ESでのアピールポイントや工夫点


ESでは結論を先に書くように努め,人事の方が読みやすい構文になるようにこころがけました.ES記入内容については自分一人で成し遂げたことよりもほかの人も巻き込んで成し遂げた内容のほうが受けがよかったように思われます.


■就活の振り返り


良かった点
実際に企業の方とお会いするときはとにかく基本をしっかりすることを心掛けたことがよかったと思います.例えば返事ははっきりする,自分の意見を濁さず明確に答える,笑顔を心掛けるなどです.


反省点
面接で一度だけ話を盛りすぎたことがあります.本当は周りの人にも助けてもらいながら成し遂げた研究だったのに,基本的には自分一人でしましたと言うと受けがよくなかったです.それ以降は反省を生かして,他人の意見をふまえてしっかり自分の意見を持てる人間だということをアピールしていくように努めました.


印象的だった出来事
企業の方から,コミュニケーション能力がある,明るくていいね,などと印象を伝えていただけることが多く,うれしかったです.特に,内定をいただいた企業にどうして私を選んでいただけたのでしょうかとお伺いした時に言われたポイントはこれから働くうえで大切にしたいと思うくらいうれしかったです.失敗したことは面接直前にストッキングが破れてしまい,なんとかスカートで隠して選考に臨んだことです.

ライター
LabBase Media 編集部
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