研究に打ち込んだ学生時代に僕らが考えていた将来のこと

――学生時代の研究内容と、当時どのように将来を考えて専攻を選んでいたのか教えてください。
小嶌:応用化学を専攻し、電池に使用されるシリコン材料の劣化メカニズムを研究していました。電池の研究を選んだのは、将来伸びるであろう業界と自分の得意分野を考えた結果、エネルギー業界へ進もうと思ったから。
学生時代はシリコン材料に特化した研究をしていたため、当時から会社に入ったら材料の組み合わせによる性能向上に取り組みたいという思いもありました。
平井:学生時代は、電池に使用される電解液を研究していました。寒い場所だと電池の消耗が早くなるように、電解液は濃度や凍りやすさによって、電池性能に影響を及ぼします。数百種類に及ぶシミュレーションの結果、なぜこの電解液はだめなのかという原因解明もしていました。
僕が電池を研究したいと思ったのは、「そろそろ人は空を移動する時代になる」と思っているから。飛行移動でネックになるのは電池のバッテリー問題なので、今からエネルギーの研究をしておけば、将来何か面白いことに関われそうだとこの分野を選びました。
作花:私はまだ量産化されていない研究段階の全固体電池において、どのように電池を作れば性能が上がるのかという研究をしていました。2人と同様に業界としての盛り上がりも選択理由の一つですが、身近にあるもので、かつ少し難しそうな分野であることに興味を抱きました。

――ほかのお二人は、電池とは関係のない研究をしていたそうですね。
濱野:私は情報理工学科で、ソフトウエア研究をしていました。Webテストのデータを教育に活かすための方法を考え、システムのプログラミングも実際に行っていたので、将来はIT業界に進もうと考えていました。
藤井:電気自動車の充電に不可欠な電気回路の小型化やコストダウンに関する研究をしていました。電池そのものというよりも、電気回路に関する研究が主でしたね。
――研究以外のことも含め、どのような学生生活を過ごしていましたか?
藤井:アルバイトで家庭教師をしたり、友達と旅行に行くなどしていましたが、研究室に入ってからは毎日実験の日々で忙しくしていました。
平井:僕も塾講師で、20〜30人の子どもを相手に教えていました。冬になると所属していたサークル仲間とスノーボードによく行きました。とはいえ基本的には朝から晩まで研究の日々で、大学の正門近くに住んでいたので、多くの時間を研究に使っていたと思います。
小嶌:大学3年生までは、ストリートダンスにハマっていました。大学4年のタイミングで新型コロナウイルスが流行し、それをきっかけに僕も研究に没頭するようになりました。
作花:新型コロナウイルスがきっかけで研究に打ち込むようになったのは僕も同じです。大学では、小学校6年生の頃から続けてきたバドミントンをするためにサークルに所属していましたが、体育館が使用できなくなったタイミングで研究に力を入れはじめました。
濱野:私の場合は対戦ゲームが好きで、他の大学にも通ってプレーしていました。好きなことと学業の両立は大変でしたが、かれこれ1万時間以上プレーをして身についた「勝つために自分の能力をどう向上させるか」という姿勢は、今の仕事に活きています。
就活は自己投資。安心感もベンチャー感も妥協しない企業選びを

――今回はリアル就活戦線ということで、皆さんがどのような流れで就職先を選んだのか教えてください。
藤井:就活を始めたのはM1の6月頃で、当時は半導体などの部品メーカーを中心にみていました。ただ、そういった企業の多くは会社が地方にあることが多く、就活をするなかで「都会に住みたい」という暮らしへの希望も大切にしたいと思うようになりました。
パナソニックエナジーを選んだのは、事業内容である電池産業が今後伸びしろしかない分野であると感じていたから。電池は生活のさまざまな場所に使われる必需品でありながら、その製造や使用法によっては環境問題への影響も懸念されます。幸せの追求と環境を維持していくことの両立が求められる時代のなかで、電池に関わることは世界に大きな影響を与えることにつながります。自分への投資として、パナソニックエナジーの事業内容と将来性には大きな魅力を感じました。
――学生時代にソフトウエア研究をしていた濱野さんは、なぜパナソニックエナジーを選んだのでしょうか。
濱野:パナソニックエナジーに決めた理由は大きく二つあります。一つは大手企業としての安定感がありつつも、ベンチャー感を強く打ち出した社風に面白さを感じたこと。もう一つは、 一次面接を担当してくださった人事の方が、非常に定量的かつ納得できるアドバイスをしながら、親身に話を聞いてくれたことです。
就活を始めた当初、就職先は安定性で選ぼうと思っていたのですが、いろいろな会社で話を聞きながら自分が本当に望むものを考えたとき、やっぱり私はシビアな世界で勝負しつつ、大きな社会課題に取り組む仕事がしたいと思いました。
ベンチャー感が強く、優秀な人たちが多いパナソニックエナジーの様子をみて「ここは戦えるフィールドだ」と入社を希望しました。

――他の皆さんも、パナソニックエナジーがもつ「ベンチャー感」は就職の決め手になったのでしょうか。
平井:学生時代から電池の研究をしていたので、正直就職先はパナソニックエナジー一択でした。ただ、僕らが就活をしていた頃のパナソニックエナジーの採用ページは、いわゆる一般的な大手企業のオフィスといった真面目な印象を受けました。入社したあと、どれくらい自由に動いていけるか不安を感じていましたが、ある日ページが一新されて今のビジュアルになり、「あぁ大丈夫だ。ここでなら面白く働ける」と安心して選考に進むことができました。
小嶌:採用ページや説明会でみた、オフィスのなかにテントがある光景はやっぱり衝撃的でした。面白いことをやっている会社だなという印象に加えて、YouTubeで見たパナソニックエナジーのトップの方たちの言葉が非常に力強く、ここで働きたいと思いました。
――その他、就活時に職場を選ぶ基準はあったのでしょうか。
平井:「同期がたくさんいる会社かどうか」は、大事なポイントでした。そもそも社員がたくさんいると、社会に与えるインパクトも大きなものを生み出すことができます。そのなかでも同期は、自分が40〜50代になっても関わり合う人になるはずです。同期メンバーが面白そうな会社に入ることは、今後の自分の人生をより面白くすると思い、同期の数は気にしていました。
濱野:学生の頃から、仕事を始めたら最速で能力を伸ばしたいと考えていたので、自分を成長させるためにも、若いうちから大きな仕事に関わらせてもらえるかどうかはみていました。結果的に今大きな仕事を任せていただき、成長を実感できています。
作花:リクルーターの方の雰囲気や話し方は、就職先を選ぶポイントになりました。パナソニックエナジーは他社と比べてリクルーターの方が明るい印象があり、「必ずうちに入社してください」という強制感もありませんでした。ジャッジの目線ではなく、一人ひとりをきちんと見ながら話をしてくださる姿に非常に好感を持ちました。
理想の職場と出会うために、学生のうちにすべきこと

――これから就活を控えている学生に向けて、先輩である皆さんから理想の職場と出会うためにアドバイスがあれば教えてください。
作花:まずは自分が何をしたいのか考えることが重要ですが、そのうえで会社とのマッチングを図るなら、いろいろな会社のリクルーターと話すことが大切だと思います。話し方や聞く姿勢はその会社を表しているので、そこで違和感を感じるなら違うと思います。
僕らも実際にリクルーターとして皆さんとお話しする機会があるので、話を聞きたい方はぜひ声をかけてもらえたらうれしいです。
濱野:作花さんもいうように「自分が何をしたいのか考え言語化しておくこと」は重要ですね。僕の場合、根っこでは「自分の能力を高め、社会のなかで勝負したい」と思いながらも、安定性を重視して就活をしていた時期がありました。
言語化するために大事なことは、自分の興味があることや好きなことをとことん突き詰めてやってみること。趣味でも研究でも、興味のあることを思いっきりやって、なぜ自分はそれが心地良いと思うのかを言語化するクセをつけるといいです。
小嶌:自己分析って大事なんですが、僕の経験上、就活序盤で自己分析ってなかなかできない人もいると思います。そういう方にアドバイスするのなら、僕はもう「とにかく行動しろ」ですね。
いろいろな業界をみて、たくさんの人と話す。それによって自分がどういう人間か、組織のなかでどう働けそうか、というイメージが見えてくるので、それを過去の経験とひも付けながら自己分析していくと、より言語化できるようになります。
平井:就職して30歳になったとき、自分の手には何が残っているかを考えて仕事を選ぶと良いと思います。今はやりたいことがない人が増えていると言われていますが、そういう人も家族や友人を目の前にしたとき、何をしている自分なら誇らしいか、何をして彼らに喜んでもらいたいかを考えると、仕事を選ぶ基準ができると思います。
藤井:研究に熱心に打ち込んでいる人ほど、自分のスキルを活かしたくて、受ける業界が狭まっていくと思うんですけど、僕は全然興味のない業界も受けることをおすすめします。偏った視野で業界の将来性や自分の可能性をみてしまうのはもったいない。比較を通して、自分に合った理想の職場を選びとってほしいですね。
編集後記
2023年にパナソニックエナジーへ入社したばかりの5名からは、入社1年目とは思えないほど力強い言葉が聞かれた。研究に専念しながらも理想の職場をつかみとっていくためには、彼らのように行動し、考え、言語化していくプロセスが必要なのだろう。数多くの業界をみてリクルーターと話しながら自己分析を行うことが鍵とあったが、彼らのように伸び伸びと働く先輩と話してみたい学生は、ぜひパナソニックエナジーのインターンや説明会で率直な意見をもらってはみてはいかがだろうか。
※彼ら5名に伺った入社後の実際の仕事内容ややりがいに関する記事はこちら
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※所属・内容等は取材当時のものです。(2024年5月公開)
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