
── まずは、NECに興味を持ったきっかけを教えてください。
大槻:就職活動をする際に「今後も研究を続けたい」と思い、暗号理論に関する国内学会に参加している企業を調べると、その中にNECがあったことがはじまりです。
松木:NECのことは以前から知っていましたが、興味を持ったのはインターンシップに参加してからです。それまで「NEC=パソコン屋さん」のイメージが強くて……。
大槻:あ、実は、私もなんです。
松木:そうなんですか?
大槻:恥ずかしながら、就職活動中に初めて「NECっていろんなことをしているんだ」と知りました。
松木:僕も入社後、ハードウェアよりITサービスや社会インフラ事業に力を入れていると気づきました。
大槻:おっしゃる通りで、たとえば、私は現在、生体認証技術と暗号技術を組み合わせた領域の研究をしています。この技術は日本がリードしていて、特にNECは顔認証や虹彩認証などの技術を数多く保有し、署名生成精度の高さに強みがあります。空港のパスポートコントロールの顔認証にも、当社の技術が活用されているんです。
松木:コンビニなどのATMにも使われていますよね。入社前には「お堅い会社なのかな」という先入観がありました。でも、意外と先駆的なところもあると感じていて。たとえば、インターンシップのテーマも、私の研究に合わせて急遽変えてくださったんです。
──そこ、具体的に教えてください。
松木:いま、私は現実世界を仮想空間に再現する「デジタルツイン技術」を用いた人流シミュレーションを研究しています。学生時代からこの研究に携わっていました。でも、少しニッチなジャンルなので、就職活動時、なかなかマッチする企業がなかったんです。NECのインターンも、当初のテーマは主力事業の一つである「衛星」だったんです。ところが、私のチームを担当した社員の方が「君の研究テーマ、おもしろいね」と言ってくださり、急遽、テーマを変更してくれたんです。会社の柔軟性を目の前で感じた瞬間でした。
大槻:たしかに、働いている人も柔軟な人が多いですよね。たとえば、私がいま所属しているチームは「助け合おう」という精神が強くて。子育て中の女性の先輩がいるのですが、急遽お休みが必要になったときは全員でサポートしています。
松木:協力的な人が多いですよね。
大槻:そうなんです。そんな雰囲気が「自分に合っている」と感じ、会社を選ぶ大きな決め手になりましたね。あと、リモート勤務と出社は、業務予定に合わせてそれぞれ調整していますが、みんなで出社する日も設けています。そのときに、まとめていろんなことを相談したりして。孤立せずにいいなと感じています。

── 大槻さんは現在3年目、松木さんは2年目ですね。仕事は楽しいですか。
松木:人流シミュレーションは比較的新しい試みなので、いま、試行錯誤を繰り返しながら事業化をめざしているところです。ただ、NECは研究室にこもって研究ばかりするのではなく、顧客との距離が近くて、いろんな方との接点が多いのも魅力の一つだと思います。
大槻:学会などでいろんな方に会えるのも楽しいですよね。
松木:大変なこともありますが, 研究を届ける先にいる顧客の方がいることを思うと、やりがいを感じます。
大槻:私は、学生・院生時代は自分の研究に直結するような論文ばかり読んでいましたが、会社の仕事を通じてこれまで目を通したことのないジャンルも読むようになって。自分の興味の幅がぐんと広がったと感じています。入社してから執筆した論文は国際会議に2本、現在投稿中のものも1本あります。
松木:すごいですね。私も1本通ったところなので、もっと頑張ります。
── よく利用する会社の福利厚生制度はありますか。
松木:個人的に「カフェテリアプラン」を重宝しています。
大槻:私もよく利用しています。
──1人あたり年間8万6千ポイント(*)が支給され、書籍や家賃など自由に使うことができるプランですね。
松木:これ、本当に有用で。学生・院生時代には手が出なかったような1万円くらいする専門書も購入できるので、お金を気にせず興味のある本を読めるようになりました。
大槻:本はもちろん、英会話やジムなどに活用される方も多いですよね。通常1ポイント=1円で利用できますが、自己研鑽や健康維持のために使う場合は、1ポイント1・2〜2円として利用できるので。
松木:あと、社内のラウンジも気に入っています。仕事の帰り、職場の人と一杯飲んで帰ったり。
大槻:ラウンジ! 私はよくそこでランチをとります。サラダバー、メイン料理、ご飯、時々デザートがついて。レストランのようなおしゃれなメニューなのに、値段も安くてお得なんです。
松木:そうそう、ラウンジのランチいいですよね。

── 最後に、NECに興味を持っている方や就職活動をしている学生さんにメッセージなどあれば。
大槻:就職活動は自分の将来を決めるとても大切なことなので、NECに限らず、説明会やインターンを活用して、自分にフィットする会社を見つけてほしいなと思います。もちろん、それがNECだったらうれしいです。
松木:実際に会社に入ると、自身の研究だけでなく、時には開発に携わったり、顧客やいろんな部署の人とやりとりしたりと学生のころは想像できなかったような世界が広がっています。研究室にいたときよりも、やりたいことがどんどん増えていくと思うので、ぜひそれも楽しみにしていただければと思います。
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