在学中にIT業界での仕事経験から得たもの

――学生時代の専攻や経験について、入社3年目の高場さんからお聞かせください。
高場:大学ではテレビの映像やYouTubeの動画をアップロードと同時進行で解析し、内容を分類するような研究をしていました。マイナーなテーマですが、いち学生が正攻法で動画解析をしてもGoogleなどの豊富なリソースを持つ企業にはかないません。そこで、あまり人がやらないアプローチに挑戦しました。
学外では、AI系のサービスを作る会社で4年ほどアルバイトをしました。顧客の課題を把握してAIを使った解決方法を提案し、開発を進める役割でした。レベルの高い人が多い中、AI技術の論文発表など会社の研究活動にも参加して多様な経験ができました。
――入社2年目の町田さんは、入社以前にどんな経験をしましたか?
町田:家族で旅行をした9歳の頃、都市と地方の交通インフラの利便性の違いに気づき、地域格差の解消にITを活用できないかと考えたことがありました。そこから「地域社会に貢献したい」と思い始め、社会課題の解決とも密接なIoT関連技術に興味を持ちました。
大学では、地域のデータを地域で利用・管理するようなエッジコンピューティング領域の分散データストアの研究に取り組みました。エッジコンピューティングではクラウドなどにデータを一極集中させずに管理することで、安全性や災害耐性、意思決定の効率性などを高められるメリットがあります。
在学中、セキュリティ系のIT企業で地方自治体などに向けた製品開発の仕事もしました。セキュリティ関連の知識はなかったものの、地域社会の役に立ちたい一心で勉強し、在籍中に開発した製品が三つの自治体に使ってもらえたのは大きな成果でしたね。また、大学院からの紹介で近隣自治体向けのWebアプリケーションを構築したこともあり、自治体と連携した活動ができました。
――お二人は就職活動でどんな業界に目を向けていましたか?
高場:情報系全般です。SIerか事業会社かにはこだわらず、LabBaseに登録して受けたスカウトをもとに、気になった企業の選考やインターンシップに進みました。
町田:最初はLabBaseをはじめ複数の就活支援サービスに登録していました。1on1面談などを複数社と行い、企業との相性を確かめる中で、次第に「地域貢献」か「好きな技術の追求」ができる仕事がいいと方向性が定まっていきました。
スタートダッシュを可能とするハイスキルエンジニア採用

――どのようにBIPROGYのハイスキルエンジニア(HE)採用を知ったのでしょうか?
高場:BIPROGYとの最初の面談で知りました。その後、本社で5日間のインターンシップがあったのですが、内容は開発経験者の私でもちょっと大変に思うようなもの。初めて触れる参加学生は戸惑っていましたが、社員が学生を上手にサポートしていたことが印象的でした。一人ひとりに対して学生扱いをするのではなく同じ会社の仲間のように接してくれたことにも雰囲気の良さを感じましたね。
町田:BIPROGYには地域貢献に関わる事業を持つ会社として興味を持ち、5月頃に当社主催の学生ハッカソンに参加しました。HE採用を知ったのは、8月のインターンシップに応募したときです。入社時点から一人前のエンジニアとして扱ってもらえるのは大きな魅力に感じました。成功も失敗も含め現場での経験を早くから積むことができるのは、自分にとって大きなプラスになると思ったんです。
――BIPROGYを選んだ決め手は何でしたか?
高場:企業を選ぶ基準として報酬を重視しており、最終的に大手事業会社とBIPROGYの二つが選択肢に残りました。一定の下積み期間があるとされる通常の新卒採用とは異なり、HE採用は入社早々からのスタートダッシュが可能となるので、キャリアアップも早い点が決め手になりました。
町田:最終候補は、好きなインフラ系の技術を究められる企業と、地域貢献ができるBIPROGYでした。人生を豊かにするのはどちらかと考えたとき、長年思い続けてきた地域貢献で人の役に立ちたいと思い当社を選びました。
入社直後からフルスタックエンジニアとして活躍

――高場さんはBIPROGYでどんな案件に関わってきましたか?
高場:入社1年目から、国の社会課題研究プロジェクトの開発案件に携わっています。事故や混乱を避けるためのAIを使った群衆誘導で、「何分後にここに何人来そう」といった未来予測を立て、警備員の増員などの施策に役立てることを目指しています。
また、業務効率化や教育現場へのAI適用といった案件では、HEとしての信用と実績からお客さまとの相談も任せてもらえました。ヒアリング、提案、プロトタイプの製作とその説明といった広い工程に携わることができるSIerの仕事は、裁量が大きく自分に合っていると感じます。
――多くの業界や業務に関わり、キャリアの幅が広がりそうな環境ですね。
高場:さまざまな業界のお客さまが「この課題をAIで解決できないか?」といった相談を当社に持ち掛けてくださるのは、当社がSIerとして長年にわたり築いてきた関係性があるから。これはベンチャーやスタートアップ企業にはないBIPROGYの強みです。
――企業としてのBIPROGYの魅力とHEの魅力が仕事内容に集約されていますね。町田さんは入社以来、どんな案件を担当しましたか?
町田:働く女性のためのデジタルサードプレイス「marbleMe」の開発にフルスタックエンジニアとして携わりました。使用したのはDjango、React、Azureなど。初めて触れるツールもありましたが、実装方法など大部分の責任を任されていました。
途中からはmarbleMeの開発過程の改善施策に興味を持ち、全社的な開発生産性の向上を目指した「生産性の可視化」と「生成AIの活用」の業務にシフトし、現在も活動中です。
――改善施策とはどんなことをしているのでしょう?
町田:近年IT業界では生産性向上のために、開発の問題点などを定量的な指標で測って可視化・分析する潮流があります。部署内でもその必要性を感じたので、上司に相談のうえ、指標の自動収集システムを自作して課題を把握しやすくしたんです。全社向けにそのシステムの普及活動を進めるにあたり、マネジメント層における生産性への意識の高さが後押しになっています。
また、生産性向上の一環として、コードを書く作業を生成AIに任せることができるのでは、という仮説があります。そこで、生成AIが作るソースコードの品質や手法を検証し、システム化を進めています。まだ設計段階ですが、上司の指示でなく自分の頭で考えて開発の上流から下流までを実行できるので、裁量と責任の大きさを楽しみながら自信を持って取り組んでいます。
HEとしてそれぞれの異なる目標に向けて共に研鑽を積める環境

――今後のキャリアの展望を教えてください。
高場:「登れるところまで登りたい」というのが素直な思いです。技術志向の人が多いエンジニア人材市場ですが、マネジメント業務に関心があり、自分の適性としても合理的だと感じています。上司にも、「チームをまとめ上げて何かを作っていきたい」と相談しています。
マネジメントにも技術知識は不可欠で、最近はディープラーニングの理論と実装技術を測るE資格を取得しました。これからもさらに技術を磨き、開発の上流工程でAIの専門家として活躍するマネジメント職を目指したいです。
町田:私が目標とするのは一貫して地域貢献です。当社の主義・信条を表すPrinciplesの一つ「社会的価値の創出と持続的成長の実現」には強く共感しています。
私にとって一番の幸福は、自分に合う環境に身を置くことなので、共感できるビジョンを持つ会社でキャリアを重ねていくことがとても大切です。
短期的にはサービスやプロダクトの開発という得意分野を活かし、地域に多様な価値を提供していきたいです。
中期的には、開発の内容や手順を決めるプロダクトマネージャーやプロダクトオーナーになり、「どんなものを作るべきか」と戦略を練る立場を目指したいです。将来を見据え、今は技術力を磨く時ですね。
――お二人ともBIPROGYの中でキャリアを重ねていくことに意欲的なんですね。HEがそう思える背景にはワーク・ライフ・バランスも関係しているのでしょうか?
高場:私は労働時間と給与のバランスを重視していますが、立場が上がれば給与にも影響します。その面でも、上を目指して成長できる今の環境は充実していますね。
町田:ほぼ残業せず、自分の時間を確保できています。週末のうち1日は妻と過ごし、もう1日は学ぶ時間に充てることが多いです。
――最後に、BIPROGYのHE採用に興味を持つ人にメッセージをお願いします。
高場:多様な技術と人に関わりながら、皆で課題解決の面白さが味わえる現状にとても満足しています。上昇志向がある、地域貢献の夢をかなえたいといった明確にやりたいことがある人にとって、HE採用への挑戦は目標に向けた第一歩になるはずです。
町田:入社後すぐに一人前として扱ってもらえたことは、知見を増やす意味でもキャリアの面でも大きなことでした。若手から幅広い裁量を持ち、実力を認められながら成長していきたい人には、ぜひ当社のHE採用をおすすめします。
編集後記
学生時代からエンジニアとして活躍していた手腕を、BIPROGYでも余すことなく発揮する二人。自身の価値を理解し、評価してくれる場所で柔軟に働ける喜びは、人生の充実にもつながりそうだ。同社のハイスキルエンジニア採用制度でキャリアに差を付けるスタートダッシュを実現し、AIなどの先端技術で社会課題を解決しながら、ぜひ理系人財としての目標や夢を追いかけてみてほしい。
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※所属・内容等は取材当時のものです。(2024年6月公開)
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