都市デジタルツイン構築の研究
NEC(日本電気株式会社)
a. 画像位置推定: コンピュータビジョンと機械学習の技術を用いて、画像に写る景観を解析し、撮影場所を推定する「画像位置推定」に関する方式の検討と評価を実施します。 特に、地上で撮影された景観画像と上空から撮影した位置情報付きの衛星画像や航空写真とを照合することで、景観画像の場所を推定する「クロスビュー画像照合技術」に取り組みます。この研究テーマでは、大規模なディープラーニングを行うためにGPUを活用します。
b. 地理空間情報分析: パブリックなGIS(地理空間情報)やオンデマンドで分析した衛星画像解析結果を統合し、様々な空間的・時間的粒度で情報を集約・分析して新しいインサイトの抽出を行う方式の検討・評価を実施します。特に、RAG(Retrieval Augmented Generation)を活用した方式の検討に取り組みます。
c. LiDARとカメラで得られたデータを用いた「センサーフュージョン技術」の検討と評価を実施します。センサーフュージョン技術による検出・認識の性能改善を目指します。応用先候補としては、(自動運転含む)モビリティ向け・インフラ設備DXになります。ディープラーニングに関する研究テーマです。
d. 衛星データとオープンデータを組み合わせた機械学習により社会インフラに関する地物検出・変化検知・リスク評価といった課題に取り組みます。例えば、太陽光発電所を見つける、地すべり発生場所を見つける、土砂災害のリスクを数値化する、といった応用です。