「君」が分からないから落とされる。本番前に知るべき面接の本質。ーー 私の就活7ヶ月 #04

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LabBase Media 編集部

「君」が分からないから落とされる。本番前に知るべき面接の本質。ーー 私の就活7ヶ月  #04

いよいよ最後の第4章!就活の山場といえば「面接」、そして私たちは就活の本当のスタートラインに立ったのである。つまりは、ここで自分をアピールできるかどうか、が「内定」への分かれ道である。研究職の面接では、企業によって採用ステップは異なるが、一次面接、二次(技術面接)、最終面接の流れで選考が進んでいく。どの面接ステップでも、私が一番重要だったんじゃないか。と思ったことを振り返っていこうと思う。

どうして君は落とされる?


まず面接で落とされた時、自分が全否定された気になるよね?でもそれは全然違う!!
面接官が、就活生を落とす理由は、「君の人間性が、能力が、ダメダメ」だからではなくて、「君がどういう人間かがよく掴めない」からである。


例えば、以下AさんとBさんではどちらがその人をイメージしやすい?


Aさん

自己PR「なにに対しても妥協せず熱くなれる。」と答え、その後面接官に「あなたを色で例えると何ですか?」と突拍子も無い質問が来た際、Aさんは「青です」と回答。


Bさん

自己PR「なにに対しても妥協せず熱くなれる。」と答え、Aさんと同様の色の質問に対しては、「赤です」と回答。


2人を比較した時に、この面接で落ちてしまうのはAさん
何故なら、Aさんは色の質問に対して、自己PRとは乖離した「冷静さ」を連想させる回答をしたためである。


面接官は数回の学生との対峙で、私たちが会社で働く姿をイメージしなくてはならない。
つまり、学生がどういう人間かを少ない時間で知る必要がある。言いかえれば、学生は面接官に数回のチャンスで自分という人間を伝えることがマストである。


  

では、そのためにどうする?


そんなの至って簡単だ!
1つだけ意識して面接に臨んでほしい。


「自分の軸に立ち返って、すべての質問に答える事」
(これも 就活対策編と同じ!って事は自己分析が本当に大事って事だよ)


上記のBさんが仮に「何事も中途半端にはできない性分」という軸であるとする。Bさんは、イレギュラーな質問に対しても、一度軸に立ち返ることで頑張り屋さんを連想させる「赤」と答えられたのである。


この一貫性=イメージしやすさ。が面接の基本であり、一番重要なんじゃないかと思った。


  
面接では、矛盾を見せるな٩( ᐛ )و


技術面接を攻略するための3つのポイント



研究職応募の場合には、「技術面接」がある。これは、大学院での「研究成果=自分の持ってる専門知識や技術」を紹介することで、どの研究フィールドで会社に貢献したいかをアピールする場でもある。


担当の面接官は、研究職の方々なので、「研究内容はわかりやすく発表する」とは言っても専門用語を使用しての発表で全然問題はなかったと感じた。(学会発表と同じかも!)


 
個人的には、発表に以下の点を盛り込むと良いと思う。


(1) 研究の社会的意義
どういった問題を解決するため、またはこういったニーズがあるので、私はこの研究をしています。というのを明確にすること


(2) 研究の中で苦労した点とその解決策
研究で生じた困難に対しどの様に対処し解決できるのか。研究職として働く自分をイメージしてもらうためにも面接官にアピールするべし。


(3) 堂々割引
兎に角、面接官に対して堂々とすることで、「好印象」が上乗せされるお得なシステム。
想定外の質問にも慌てずに対処する。答えられずに黙り込んでしまうよりは、例え間違っていたとしても、堂々と自分の考えを述べることが大事。


 


研究成果に関わらず、自分が研究に取り組んできた時間に自信を持っていこう。絶対大丈夫!


 

あとがき


これで私の就活体験談は完結します。ここまでご精読誠にありがとうございます。
偉そうにかいてしまいましたが、就活に解っていうのはないし私のアドバイスも1就活経験者の見解にすぎません。しかし、この記事で一人でも多くの人のお役に立てれば幸いです。


私が就活を終えて今だから言えること、それはこの短期間でも「就活は自分を成長させてくれたなぁ」ということ。自分にこれほど向きあう時間は後にも先にも無いと思う。それに周りの就活生に感化されて、社会や研究のことを深く考える習慣がついたと思う。
そんな事言われたって、辛くて逃げ出したいこともあるとは思う。


でも就活は楽しんだもの勝ち。


自己分析、業界・企業研究、OBOG訪問で得た情報という武器をまとって自分を強くし、最終面接というラスボスに打ち勝つRPGだと思って楽しく就活に向き合って行くほうが気持ちは楽ですよ!


みなさんのご活躍に期待しています。
絶対大丈夫。頑張ってください。


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