高速炉プラント運転に関する体験実習
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
実物の高速炉プラント(高速実験炉「常陽」)の現場を体験して、原子炉プラント技術者の職務について理解を深めるとともに高速炉開発の現状、その他、一般産業プラントとの違いを体感します。実習では、運転員の現場巡視に同行(施設全域の見学)、非常用ディーゼル発電機他の設備試運転の見学、サーベイメータを使った放射線測定の実習、「常陽」運転訓練用フルスコープ型シミュレータを使った臨界操作、外部電源喪失等の異常時対応操作の実習、液体廃棄物の分析・処理に関する見学、遠隔操作用マニピュレータの操作体験などを行います。その他、放射線、原子炉に関する概要について座学を行い、実機の実習、体験と合わせて、原子力プラントへの理解を深める実習を展開します。
※現場見学においては、放射線管理区域に入域します。
※施設の工程により非常用ディーゼル発電機等の試運転日が変わるため、実習期間を決めるにあたっては事前連絡を頂き、調整させていただききます。(基本、原子力分野外の理工系学生でも受講でき、受講を通して原子力分野への入口に使ってもらえると幸いです。なお、船舶プラント等の実習経験者は類似が多いので、特にお勧めします。)