試験研究炉(JRR-3、NSRR)の運転管理及び炉物理実習
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
JRR-3は、出力20MWの高性能汎用原子炉として広く利用されています。
原子炉安全性研究炉(NSRR)は、反応度事故に対する発電用原子炉の安全性を研究するための試験研究炉であり、国内で唯一、短時間だけ高い出力を得るパルス運転を行うことができます。
本実習では、JRR-3とNSRRを用いて、原子炉の運転、施設の点検、炉心管理、炉物理実習を行うことで、原子力の基礎や原子炉の原理を理解します。
運転管理では、実際に制御棒などを操作して原子炉を運転し、中性子の振る舞いや制御棒の役割、安全を確保するための運転管理の方法について学びます。施設の点検では、原子炉冷却系統や原子炉制御系統の点検を体験します。炉心管理では、燃料の燃焼度及び炉心の過剰反応度を計算し炉心管理の方法について学びます。炉物理実習では、臨界近接実験、制御棒の反応度価値の測定、原子炉停止余裕の測定を行います。
※本テーマは、「機械」以外にも「物理」、「放射線」の専門分野の方でも応募可能です。