高速炉の冷却材である液体ナトリウムの特性評価に関する研究
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
液体ナトリウムは高速炉の冷却材として使用されています。液体ナトリウムは熱伝導率が高く、また、液体で存在する温度範囲が約98℃から883℃と広範囲であるため、原子炉の異常時などにおいて温度変化が発生した場合であっても相変化しにくいため、冷却材として優れたいます。一方で、酸素や水と激しく反応することが知られています。本実習ではそのナトリウムの特性(濡れ性など)を実験により測定及び評価します。また、ナトリウムの反応特性を観察します。さらに、その実験に必要な固体及び液体ナトリウムの取扱技術を習得します。
※実習内容は、見学主体または実習主体、期間、日数(短縮・延長など)等調整できますので担当者に直接、電話又はメールで遠慮なくご相談ください。
ただし、見学主体の場合は短期間となります。また、実習生の専門分野は材料に拘っておりません。液体金属やナトリウムに興味のある学生さんは歓迎です。