加速器質量分析装置を用いた測定、試料の化学処理に関する実習
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
炭素14やヨウ素129等の放射性核種はその寿命から地球環境の年代測定に使用される良い指標です。しかし、核種の放射能が低いため、放射線測定装置で測定することは容易ではありません。また、天然での存在比が著しく低いため、汎用的な質量分析装置では妨害元素の存在が測定の障害となっています。これらの問題点を解決するため、3MVの電場を持つ加速器によって目的核種を加速させ、イオン生成及び加速過程で妨害元素を排除し、粒子線として高感度で検出することが可能な加速器質量分析が有効です。本実習ではそれらの運転、試料の前処理方法を実習します。
実習場所及び期間は次のとおり
:青森研究開発センター @ 2025.08.25~29